ゆかりの絵画が小学校へ~兵藤和男《樹と道》北方小学校に寄贈~
PR TIMES / 2020年6月26日 11時40分
横浜に生まれ、横浜で活動した画家・兵藤和男は20歳の頃、40歳の頃、さらに60歳を過ぎてからも、一本の大きな樹を描き続けました。8年前に92歳で亡くなりましたが、その樹は今も生きています。それが北方小学校(横浜市中区)の東門脇にそびえ立っている椎の老樹です。
[画像: https://prtimes.jp/i/14302/631/resize/d14302-631-760421-0.jpg ]
兵藤氏は病気で車椅子の生活になってから、一度この椎の樹を見に来ています。もう何年も言葉を口にすることがなかったのに、「ありがとう、ありがとう、ありがとう!」と、この樹に向って三回お礼を言いました。兵藤氏が生涯にわたって描き続けたこの樹への思いは、「この樹の周りを私の画家人生は巡っているみたいな感慨」と、画家自身が言葉にしています。
このたび兵藤氏のご遺族により、この樹を描いた油絵作品《樹と道》(1983年)が、大佛次郎記念館(横浜市中区)の特任研究員・猿渡紀代子の仲立ちにより、北方小学校に寄贈されました。
北方小の今野裕子校長は「このたびは本校にゆかりある絵画を寄贈いただき、うれしく思っています。新型コロナウイルスの影響で長らく休校を余儀なくされましたが、6月から学校再開にあたり、兵藤さんのこの画のエネルギーを子どもたちに感じてほしいと、校長室ではなく玄関に展示を決めました。ぜひ本物の樹といっしょに見てください。」と話しています。
画家・兵藤和男(1920-2012)について
輸出用絹物を商う家に生まれ、神奈川区に住む。一貫して独自の道を歩み、海岸通りや本牧など横浜の風景を多く描いてきた。作品は横浜美術館や神奈川県立近代美術館に収蔵されているほか、横浜市立大学附属病院(金沢区)の入口ホールでも見ることができる。第50回(平成13年度)横浜文化賞受賞(芸術)。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
神奈川最大!県内27校の私立小学校による合同説明会イベント「神奈川私立小学校フォーラム」”志望校決めのGW”に開催
PR TIMES / 2024年4月23日 18時15分
-
岸田劉生・北蓮蔵・曾宮一念 浜松ゆかりの洋画展
PR TIMES / 2024年4月10日 17時15分
-
【第8回横浜トリエンナーレ】「横浜トリエンナーレガイド」横浜市内の全小・中・高等学校など 約650校に配布
PR TIMES / 2024年4月10日 16時45分
-
【アフリカ製品輸入元 バラカ】「アフリカン現代アート ティンガティンガ原画展 ~未来への鼓動~」(第15回横浜展)開催
PR TIMES / 2024年4月1日 18時45分
-
「そうはならんやろ」 おじいちゃん先生が“73年前のクレヨン”で絵を描いた結果…… 完成したニワトリの絵に驚きと感動の声
ねとらぼ / 2024年3月27日 20時15分
ランキング
-
1アキレス、シューズの国内生産終了へ コスト増や少子化など背景
ロイター / 2024年4月25日 16時27分
-
2山手線沿線の再開発が進む 「新宿、渋谷、品川」駅の工事はいつ終わるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 7時10分
-
3イトーヨーカドー、祖業のアパレル復活なるか アダストリアとの新ブランドが生んだ“相乗効果”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 10時0分
-
4過度の変動望ましくない、動向注視し万全の対応行う=円安で官房長官
ロイター / 2024年4月25日 11時35分
-
5サイゼリヤ、ギリギリ「国内黒字化」も残る難題 国内事業の利益率0.05%、値上げなしで大丈夫か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください