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日本人のマネーリテラシー向上をめざす税理士インフルエンサー、大河内薫氏にインタビュー

PR TIMES / 2021年10月5日 20時45分

仕事と資格の”リアル”を伝える。『TACNEWS(タックニュース)』2021年11月号刊行

資格取得に向けた教育サービスを展開しているTAC株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:多田 敏男)が、月刊誌「仕事と資格マガジン『TACNEWS(タックニュース)』」11月号を刊行。



【特集】税理士インフルエンサーが挑む「お金の教育」
https://www.tac-school.co.jp/tacnewsweb/feature/feat202111_1.htm


[画像1: https://prtimes.jp/i/21078/665/resize/d21078-665-21d8015374dea3073f33-1.jpg ]


<以下、本誌より抜粋>
「スーツを着ない税理士」。税理士の大河内薫氏は自らをそう呼んでいる。幼い頃から「目立ちたい」一心で芸能人をめざし、「芸術学部出身の税理士」という異色のキャリアを持つ大河内氏は、クリエイターをサポートするために芸能・芸術系クライアントに特化した税理士事務所を展開する一方で、SNSやオンラインサロンで情報発信を行い「お金の教育を変える」ための活動にも注力している。その足跡を追いながら、税理士の可能性を探っていきたい。

「超短絡的」な理由で 税理士をめざす

──ご自身の税理士事務所経営に加え、YouTubeやVoicyなど、様々なメディアで情報発信をされている大河内さん。今回は、「新しい税理士」のロールモデルとしてお話をうかがえたらと思います。

大河内 ありがとうございます。僕はTACのおかげで知識ゼロの状態から4年間という短期間で税理士試験に合格できました。これから勉強を始める皆さんがこの記事を読んで「こんな税理士もアリなんだ」と思ってくれたらうれしいです。

──まず、税理士をめざすまでのお話を聞かせてください。

大河内 僕は物心ついた頃からずっと目立ちたがり屋だったのですが、サッカーやバンド活動をしていくうちに「目立つならやはり芸能界だ」と思いついて、大学受験をきっかけに地元の名古屋を出て東京に行こうと決めました。しかし親からは「国立大学しか認めない」と言われ1年目は浪人。2年目は初年度の学費を自分で払うという条件で、東京の日本大学芸術学部(以下、日芸)演劇学科に入りました。
演劇学科では通常の授業の中でもお芝居をする機会がたくさんあります。また、夏休みはオーディションを受けてモデルや演劇にチャレンジしていました。

──税理士という職業は日芸で学ぶ分野からはかなり遠い存在に思えますが。

大河内 そうかもしれませんね(笑)。大学4年のとき、フジテレビの夏のイベント、お台場冒険王『ウォーターボーイズ』のオーディションに合格し、50日間ステージとそれに関連するテレビ番組にたくさん出演しました。日芸での生活の最後に一花咲かせた感じです。でもイベントが終わった時点で大学4年の夏は終わりますから、今後も夢を追うのか、追うんだったらアルバイトを続けるのか、名古屋に帰るのか、社会人になって働くのか、どこでこの夢を終わらせるのかなど、今後の進路を考えなければいけませんでした。
といってもすぐに就職する気はまったくなかったので、そのまま学生生活が終わりフリーター生活に突入です。そこで「これはヤバイな」と気づきました。夢を追いかけて上京したのにそのまま名古屋に帰ったらカッコ悪い。でも働かないと家賃は払えない。かといって普通に働くのもカッコ悪い。プライドがあったので、せめて稼げる仕事に就こうと思って「人より稼ぐにはどうしたらいいか」と考えたとき、「難関国家資格を取得する」という選択が思いついたのです。そんな超短絡的な理由で、税理士をめざすことにしました。夢や目標というより、そのときは意地しかなかったですね。

──数ある資格の中で、税理士を選んだのはなぜですか。

大河内 当時僕が思いついた難関国家資格は、弁護士、司法書士、公認会計士、税理士でした。このうち、弁護士は裁判で「異議あり!」を言う人というイメージがあるくらいで、それ以外の資格はほとんど何をやっているのかわからなかった(笑)。そして調べていく中で、税理士なら働きながら試験の合格をめざせるのではないかと。だから税理士がどういう仕事か、楽しいのか、難しいのか、なんてことはまったく考えずに、税理士をめざそうと決めました。

──とはいえ、今まで大学で学んだ分野とはかけ離れた選択です。

大河内 そうですね。当然ですが簿記も会計も法律も、何も知りません。ただひとつラッキーだったのは、大学で偶然経済学の講義を2単位取っていて、税理士の受験資格を満たしていたことでした。最初は受験資格を得るために日商簿記検定1級に合格しなければならないと思っていたのに、すでに受験資格を満たしていた。これはラッキーと思って、3級レベルの知識もない状態でいきなりTACの税理士講座の簿記論の講義を受け始めました。
大学卒業後、アルバイトをしながら1年ほど身の振り方を考え、最終的に税理士をめざすことを決心したあと、こうして簿記論の勉強を始めたのが2007年の9月でした。

──簿記のボの字も知らないところから、わずか4年間での合格はすばらしいです。

大河内 2007年から簿記論の勉強を始めて2008年に簿記論と財務諸表論に合格。2年目に相続税法と消費税法に合格。3年目は法人税法が不合格で、4年目にもう一度法人税法を受験して合格しました。
2回目の本試験までは会計系のコンサルティング会社に勤め、そのあと都内の大手税理士法人に転職しました。正社員としてフルタイム勤務をしており、残業も多かったので、限られた時間の中で合格できたことは、TACで効率よく学べたおかげだと思っています。また、コンサルティングや税務の仕事もすべて未経験で本当に大変だったのですが、社員としてお客様と接していると社会と交わっている感覚があって、新しい知識も得られるし、うまくいけば税理士にもなれる。何かすごく「生きている」という実感がありました。働きながらの受験は大変すぎて二度とやりたいとは思いませんが、あのときの苦労がなかったら今の自分はないと思います。

「努力×発揮力」が合格につながる

──受験の際にTACを選んだ理由を教えてください。

大河内 まず「いかにも学校っぽい」ところはイヤでした。あくまで仕事の合間を縫って通っている感じを出したくて、社会人受講生が多いTACを選んだ気がします(笑)。それに受講料もTACは良心的なほうでした。受講料がさらに安い受験指導校もあったのですが、TACのテキストを見ると、内容が充実していてちゃんと勉強すれば間違いなく受かる内容だと思いましたし、もし不合格だとしても「原因はTACではなく自分にある。それなら気持ち良く受験できるのでは」と思えたので、TACに決めました。

──仕事と勉強の両立はかなり大変だったと思います。どのようにして勉強時間を捻出したのですか。

大河内 満員電車が苦手なので、朝7時過ぎには出社して始業の9時になるまで2時間会社で勉強しました。夜は帰宅後に夜12時までの2~3時間、平日は合計5時間確保できればOKとしていました。土日は朝イチでTAC池袋校の入口に並んで、扉が開くと自習室に席を取って、夜10時に閉まるまでずっと勉強です。

──簿記を知らないゼロからのスタートで、どのようにして合格点まで到達したのですか。

大河内 根性と勉強量です。僕は「日本の全サラリーマンの中で一番勉強する」と決めていて、実際あの4年間は日本一勉強したと思っています。とにかく僕は簿記知識ゼロの状態でスタートしたので、人の3倍勉強することがスタートラインだと思っていました。
ただし本番で成功するにはテクニックが必要です。TAC生の僕たちは同じテキストを使って勉強して、最終的にはひとつの答案に勉強してきたことを表現するわけです。でも試験当日は一発勝負なので、答練(答案練習)でいつも1位の人が本番でも絶対に合格点を取れるとは限らない。
そんな中で、なぜ僕が合格できたかというと「当日発揮する力が強かった」、つまり「本番に強かった」からです。しかも、もともと本番に強かったのではなく「努力して本番に強くなった」のです。この方法を受験生にはぜひ試してほしいですね。

──どのような努力をすれば本番に強くなるのでしょうか。

大河内 ほとんどの受験生は「努力=勉強」という認識なので、合格のためにひたすら勉強をしているのですが、成果というのは「努力×発揮力」で生まれるものなのです。僕はこの発揮力を鍛えている受験生がほぼいないことに目をつけました。
例えば、答練は予め出題範囲が決められていますが、僕はあえてそれを見ずに受けました。他の受講生たちが出題範囲に合わせて答練に臨む中、僕のやり方だと5月以降の直前期に10回程度ある答練で、毎回「どこが出題されるかわからない」という本番に近い緊張感で演習ができる。これだけで本番にメチャクチャ強くなります。
あとは、本試験会場を下見したところ、試験を受ける席の机が狭いとわかったので、なるべく本番の環境に近づけられるように、普段から周りに本を立てて机を狭くして勉強しました。加えて、簿記論と財務諸表論を受ける年は本試験が朝から昼に実施されるので朝型のリズムに、相続税法と消費税法を受ける年は昼と夕方の実施なので夜型のリズムに変えるなど、生活リズムも調整して勉強していましたね。
これは演劇の経験にルーツがある考え方なのですが、僕はとにかく本番が大事だと思っています。どういう環境で本番の試験を受けるのかを想定して、普段から同じ環境で勉強する。スポーツ選手が現地トレーニングをするのと同じで、本番と同じ環境に身を置いて練習するのは理にかなっていることです。
「努力×発揮力」が合格を生む。僕は努力も3倍しましたし、他の受験生が持っていない発揮力を鍛えていたので、受かる自信がありました。試験当日は机が狭ければ狭いほど自分が有利なので、それでもう勝った気になっていましたね。他の受験生とはメンタルが違う。これが僕の強さでした。

<続きはこちらからご覧ください>
https://www.tac-school.co.jp/tacnewsweb/feature/feat202111_1.html


税務の専門家、税理士の魅力とは?

税金のスペシャリストとして、納税のアドバイスや申告書の作成を行う税理士。お堅いイメージがある人も多いと思いますが、「企業の安定・成長」につながるコンサルティング業務を通じ、顧問企業の発展に貢献するなど、やりがいをもって働くことができる職業です。

▼社会人受験生多数!資格の魅力や仕事内容を解説
https://www.tac-school.co.jp/kouza_zeiri/zeirisi_miryoku.html


『TACNEWS(タックニュース)』とは


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<会社概要>
会社名:TAC株式会社
代表者:代表取締役社長 多田 敏男
設 立:1980年12月
事業内容:個人教育事業、法人研修事業、出版事業、人材事業
本 社:〒101-8383 東京都千代田区神田三崎町3-2-18
Webサイト:https://www.tac-school.co.jp/

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