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女性演出家サラナ・ラパイン『4Stars 2017』に注ぐ情熱

PR TIMES / 2017年10月31日 13時1分



[画像: https://prtimes.jp/i/12949/675/resize/d12949-675-755094-0.jpg ]

2017年、ニューヨークの劇場街ブロードウェイに新しい劇場が加わった。41番目となるこのブロードウェイの劇場のこけら落とし公演となったのが名作ミュージカルのリバイバルとなる『ジョージの恋人(サンディ・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ)』。完成度が高いことから辛口メディアでさえ挙って大絶賛、チケット入手に困難を極める大ヒットを記録する。この作品でブロードウェイでの演出家デビューを飾ったサラナ・ラパインは自ずと時の人となり、彼女に大きな注目が集まった。『4Stars 2017』の演出も手掛ける逸材は今年、日米両国で花開く。
サラナ・ラパインの叔父は作詞・作曲家スティーブン・ソンドハイムの作品からディズニー・ミュージカルまで幅広く脚本や演出を手掛ける巨匠ジェームズ・ラパイン。そんなサラブレッドの彼女だが、大学では文学を専攻、決して演劇界での活躍を目指していたわけではない。

大学卒業後はボランティア活動の一環として犯罪に手を染めた少年少女たちの更生施設での育成プログラムの開発に携わった。それは、施設に収監されている7人に1人という数少ない少女たちのための教材で、芸術を取り入れた教育だったという。こうした経験を通して、知人から地元ワシントン州シアトルにある地方劇場の芸術監督を紹介され、瞬く間に意気投合したのが2003年のこと。その芸術監督こそが、後に渡辺謙主演の『王様と私』を筆頭にニューヨークで名を馳せる演出家バートレット・シャーだ。2005年、バートレット・シャーがブロードウェイで初めて演出を手掛けることとなり、その際に演出助手として彼女に声がかかった。その後、ブロードウェイでは4作品で演出助手や演出補として立て続けに参加、並行してニューヨークのコロンビア大学院で映画を学び知識を深めていった。

今年、満を持してブロードウェイでの演出家デビューを飾った彼女だが、作品に取り組む姿勢は独特だ。演出を手掛けるにあたり、まずは戯曲や台本を文学作品として深く掘り下げて分析を繰り返し、舞台という3次元に再構築していく作業を欠かさない。文学に勤しんだことがそんな演出スタイルに多大な影響を与えたという。
日本での演出家デビュー作となる『4Stars 2017』でもこの手法から、曲の選考と同時にテーマ性を持たせることに重きを置いた。世界各国の楽曲を使用するという当初の案を活かすため、まずは根底となるコンセプトを“旅”とした。そして出演者たちが旅をするためには、理由が必要だと考え、ミュージカル作品では多く描かれる“愛”を更なるテーマとして副えた。
因みに、この愛というテーマにたどり着いたのは、以前、愛情に恵まれない更生施設の少女たちと触れ合っていく中で出会った書籍に由来する。愛の意味について掘り下げたこの本にあった一節から閃いたのだとか。

コンサートでありながら楽曲を披露するだけではないという意欲作では、出演者各々の経験が生かされた愛の形と冒険さえも描かれていく、まさに新感覚の舞台だ。これから始まる稽古では、出演者と実際に接していく過程でその愛や冒険の物語、そして世界観が更なる広がりをみせていくのだという。

これまでに日本を訪れた際の観劇経験では、日本の観客が舞台作品から常に何かを学ぼうとする姿勢に感銘を受けたのだという。音楽と愛には言葉の壁がないと力説、観客全員が出演者の誰かに感情移入をし、必ず接点を見つけることができるはずと熱く語る。
米演劇界に彗星のごとく登場し今最も注目を集める女性演出家サラナ・ラパイン。そんな彼女が日本演劇界での演出家デビューに向けて計り知れない情熱を傾けている。

Kageyama, Yusei
影山雄成
(Photo by Sofia Colvin)

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そしてこのサラナ・ラパインのインタビューの他、今回公式サイトには日本人として唯一参加するキャスト、城田優からのメッセージ動画も公開された。

動画はこちらから→https://youtu.be/XNVVGYaA7og
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=XNVVGYaA7og ]



サラナ・ラパインの演出、そして極上の歌声、さらにそこに彩りを添える至極のダンス。全てが伴い織りなす「Journey(旅)」。お見逃しなく!!


【公演概要】
演出 サラナ・ラパイン Sarna Lapine
出演 (アルファベット順 alphabetical)
パティーナ・ミラー Patina Miller
ラミン・カリムルー Ramin Karimloo
シエラ・ボーゲス  Sierra Boggess 
城田優 Yu Shirota

ダンサー(五十音順) 大村俊介(SHUN)、前田純枝、三井聡、矢野祐子

●公演スケジュール
【大阪公演】2017年12月14日(木)~12月17日(日)梅田芸術劇場 メインホール
【東京公演】2017年12月20日(水)~12月28日(木)東京国際フォーラム ホールC

●チケット好評発売中
★東京公演のB席完売に伴いまして、若者の皆さんに「世界クオリティ」を是非体験して頂きたく以下の期間限定でA席U-25チケットを販売いたします。
A席 U-25 5,000円(税込/25歳以下対象・当日指定席引き換え・要証明書)
※東京公演のみとなります
・販売期間:10月26日(木)~11月9日(木)
・取扱いプレイガイド:イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット

●お問い合わせ(10:00~18:00)
梅田芸術劇場【東京】0570-077-039 【大阪】06-6377-3800

◆公式HP http://4stars2017.com 
◆公式ツイッター @4Stars_2017
◆公式インスタグラム @4Stars_2017

【東京公演主催】キョードー東京・テレビ朝日・ワタナベエンターテインメント・梅田芸術劇場
【大阪公演主催】朝日放送・ワタナベエンターテインメント・梅田芸術劇場

【企画・制作】 梅田芸術劇場

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