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国宝「孔雀明王像」(掛け軸)の高精細複製品を国立文化財機構へ寄贈 寄贈作品を東京国立博物館「日本美術のとびら」にて展示

PR TIMES / 2021年6月21日 17時15分

特定非営利活動法人 京都文化協会(以下「京都文化協会」)とキヤノン株式会社(以下「キヤノン」)が共同で取り組んでいる「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の第14期作品として、東京国立博物館所蔵の国宝「孔雀明王像(くじゃくみょうおうぞう)」(掛け軸)の高精細複製品を制作し、独立行政法人国立文化財機構(以下「国立文化財機構」)へ寄贈しました。この作品は、東京国立博物館(上野公園)にて6月22日より開設される常設展「日本美術のとびら」で展示されます。



[画像: https://prtimes.jp/i/13980/686/resize/d13980-686-900619-0.jpg ]


■ 国宝「孔雀明王像」(掛け軸)の高精細複製品を制作・寄贈
国宝「孔雀明王像」は、大型の絹本(約150×100cm)に穏やかな表情の孔雀明王が描かれ、柔らかく繊細な彩色と着衣や装飾品に施された截金(きりかね)(※)が特徴的です。平安時代に描かれた孔雀明王像で唯一の現存とされる本作品は、院政期に栄えた優美で洗練された彩色と技法を今に伝える大変貴重なもので、「綴プロジェクト」で手掛けた中でもっとも古い時代の作品です。高精細複製品の制作にあたっては、文化財への負担を極小化しながら、キヤノンの最新デジタルイメージング技術と京都伝統工芸の匠(たくみ)の技を融合することで、わずか0.2mmほどの細さにもなる精緻を極めた截金部分や彩色の繊細なニュアンスまでも忠実に再現しました。これにより、鑑賞の機会が限られるオリジナル文化財をより良い環境で保存しながら、高精細複製品を広く公開することで多くの方々に日本の文化財に触れる機会を創出します。

■ 寄贈作品を東京国立博物館「日本美術のとびら」にて展示
寄贈作品は、2021年6月22日より東京国立博物館本館特別3室に新しく開設される常設の体験展示スペース「日本美術のとびら」に展示されます。「日本美術のとびら」は、見て、体験することで、人から人へ受け継がれてきた文化財のすばらしさを体感できます。展示ケース越しではない複製品を間近で見て、そこから広がる景色や空間、音や季節などを想像しながら鑑賞することで、初心者から美術に精通された方まで幅広い来館者が日本美術を楽しむことができます。

※ 仏画や仏像の装飾に使う技法で、細長く切った金や銀の箔を用いて、繊細で華麗な文様を描き出す。
* 東京国立博物館への入館にはオンラインによる事前予約が必要です。
詳細は東京国立博物館ホームページをご確認ください。東京国立博物館ホームページ:https://www.tnm.jp/

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