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チームラボ、ジェームズ・タレルとエス・デブリンと共に、マイアミの新体験型アートセンター「Superblue」のオープニングを飾る。

PR TIMES / 2020年10月7日 13時15分

Superblueオープニング展「Every Wall is a Door」は、12月22日に開幕。参加アーティストらの新作から代表作まで、大規模な体験型アート作品が集結。

アート集団チームラボは、ジェームズ・タレル、エス・デブリンと共に、フロリダ州マイアミの新たな体験型アートセンター「Superblue Miami」のオープニング展に参加することが決定。「Every Wall is a Door」と題されたオープニング展は、2020年12月22日(火)に開幕。チームラボ、ジェームズ・タレル、エス・デブリンはそれぞれ、大規模で、没入感が特徴的な体験型アート作品を展示する。



[画像1: https://prtimes.jp/i/7339/714/resize/d7339-714-701945-1.jpg ]

Superblue Miamiは、メガギャラリー「ペース」による新アート事業「Superblue」が展開する施設。Superblueは、体験型アート展の企画・プロデュース・拡散を目的とした新たなアートプロジェクトで、体験型アートの概念を拡張するアーティストたちの実践の場として立ち上がった。Superblueのアートセンターは、複数の大規模でインタラクティブな作品を長期的に展示することで、来場者を一度の訪問で様々な新しい世界へと誘うことができるという。12月22日にマイアミでSuperblue初のアートセンターがローンチするにあたり、チームラボは、体験型の作品で知られるジェームズ・タレル、エス・デブリンと共に、そのオープニングを飾る。

「Every Wall is a Door」展は、チームラボの複数の作品による質量と境界の無い世界、ジェームズ・タレルの光を用いた没入的な代表作《Ganzfeld》、そしてエス・デブリンによる新しい没入型の空間作品を、2022年まで長期的に展示する。

チームラボ展覧会ウェブサイト: http://superblue.teamlab.art/jp
チームラボティザー動画: https://youtu.be/5BHZ_JBE4Ck
Superblueウェブサイト: https://www.superblue.com/

マイアミ・アラパタ地区にオープンするSuperblue Miamiは、南フロリダ中心に位置する新たな文化資源となるべく、ルーベル・ミュージアム向かいの廃墟化した4,600平米の工業ビルを改造。約3,000平米の柔軟性の高い展示空間を設けることで、大規模な没入型作品の展示を可能にした。また、Superblue Miamiの多目的スペースでは、年間を通して、トークショー、パフォーマンス、ワークショップ、家族向けプログラム、スペースレンタル、ポップアップストア、屋外カフェなど、様々なイベントが開催される。

[画像2: https://prtimes.jp/i/7339/714/resize/d7339-714-388825-5.jpg ]

Superblue Miami rendering. Photo: Moris Moreno

【新たなアート事業Superblue】
Superblueは、体験型アートの概念を拡張するアーティストの実践の場であり、来場者を体験型アートの世界に取り込むことを目的とした新しいプロジェクト。参加アーティストには、チームラボの他に、レオ・ヴィラリアル、メアリー・コース、JR、ク・ジョンア、スタジオ・INI、スタジオ・スワイン、ジェームズ・タレル、エス・デブリン、DRIFT、名和晃平、カールステン・ニコライ、サイモン・ハイデンス、イエッペ・ハイン、ヤコブ・フスク・ステーンセン、リサ・プノ、ランダム・インターナショナル、ラファエル・ロサノ=ヘメル、ミシェル・ロブナーなど、体験型アートの第一人者たちが含まれる。

大規模な没入型の作品を展示するために設計されたSuperblueは、アーティストが作品を触媒に現代の関心事を模索し、世界への新たな視点を生み出し、来場者をより作品世界に誘う場を提供。また、美術館、コレクター、芸術祭、建築家、自治体などとのコラボレーションを通じて、アーティストの活動の場を広げると同時に、これらのパートナーに対しては、共催、コミッション、販売を通して、大規模な体験型アート作品の制作、設営、展示の支援を行っていく。

Superblueは、ペース・ギャラリーの社長兼CEOのマーク・グリムシャーと、ペース・ロンドンの元社長でSuperblueのCCOを務めるモリー・デント・ブロックルハーストによって共同設立されたもので、クリスティ・マクレアをCEOに、ローレン・パウエル・ジョブズの慈善団体「エマーソン・コレクティブ」を創立パートナーとして立ち上がった。

Superblueは今後数年のうちに、世界各国の都市に同じようなアートセンターを開設するとともに、デジタルの領域を推し進めるアーティストのために、ARやVRのプラットホームも開発していく。

【オープニング展「Every Wall is a Door」展示作品】
チームラボ「teamLab: Between Life and Non-Life」
本グループ展においてチームラボは、独自の展示コンセプト「teamLab: Between Life and Non-Life」(意:生命と非生命の間)のもと、複数の作品を展示。生命と非生命の間の曖昧さ、人と自然の関係性を問う。
アーティスト、プログラマー、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家などで構成された学際的集団チームラボは、その集団的創造によって、認知の境界を超え、時間の連続性を示し、自分と世界の新たな関係性を模索している。本展の多くの作品は、人々のふるまいの影響を受けながら永遠に変化し続け、今この瞬間の絵は二度と見ることができない。このアプローチは、鑑賞者と鑑賞者同士の関係性を作品に不可欠な要素として投げかけ、鑑賞者の集団的な存在を創造のポジティブな手段として肯定し、様々なパーツが影響し合いひとつの世界となる自然そのものを比喩している。
ーSuperblue

憑依する滝、Transcending Boundaries / Universe of Water Particles, Transcending Boundaries
teamLab, 2017, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
[画像3: https://prtimes.jp/i/7339/714/resize/d7339-714-452478-6.jpg ]

作品: https://www.teamlab.art/jp/w/waterparticles-transcending/
動画: https://youtu.be/yYfbNWHuI20

水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の挙動によって、空間上に線を描く。その線の集合をチームラボが考える「超主観空間」によって平面化し滝を描いている。

人々が作品に近づいたり、作品の上に立つと、水の流れを遮る岩のように、その人自身が岩となり水の流れが変化していく。作品は、人々のふるまいの影響を受けながら、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

そして、水は、他の作品に影響を与える。

花と人、コントロールできないけれども、共に生きる - Transcending Boundaries, A Whole Year per Hour / Flowers and People, Cannot be Controlled but Live Together - Transcending Boundaries, A Whole Year per Hour
teamLab, 2017, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
[画像4: https://prtimes.jp/i/7339/714/resize/d7339-714-459731-4.jpg ]

作品: https://www.teamlab.art/jp/ew/flowersandpeople_superblue/
動画: https://youtu.be/yYfbNWHuI20

他の作品の境界を越え、一時間を通して、一年間の花々が咲いては散り、変化していく。

花は生まれ、成長し、咲き、やがては散り、枯れていく。誕生と死滅を、永遠と繰り返し続ける。 花は、人々がじっとしているといつもより多く生まれ、人々が花に触ったり、歩きまわると、いっせいに散っていく。

作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、人々のふるまいの影響を受けながら、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

そして、「憑依する滝」の水の影響で散っていく。

春、国東半島に訪れた際、山の中の桜やふもとの菜の花を見ているうちに、どこまでが人が植えたものなのか、どこまでが自生している花々なのか疑問に思った。そこは多くの花に溢れ、非常に心地よい場所だった。そして、花が多いということは、その自然が、人の営みの影響を受けた生態系であることを感じさせる。どこまでが自然で、どこからが人為的なのか、境界が極めてあいまいなのだ。つまり、自然と人間は対立した概念ではなく、心地良い自然とは、人の営みも含んだ生態系なのであろう。そして、近代とは違って、人間が自然を完全に把握することができない、完全にコントロールすることができないという前提で、自然のルールに寄り添った人の長い営みこそが、この心地良い自然をつくったのではないだろうか。この谷間の人里は、近代以前は海路によって栄えたが、陸路中心に変わった近代以降、長らく陸の孤島となった。そこには、近代以前の自然と人との関係が、ほのかに残っているように感じられ、コントロールできないという前提の下での、自然への人為的な行為とはどのようなものなのか考えさせられたのだ。

増殖する無量の生命 - A Whole Year per Year / Proliferating Immense Life - A Whole Year per Year
teamLab, 2020, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
[画像5: https://prtimes.jp/i/7339/714/resize/d7339-714-722408-2.jpg ]

作品: https://www.teamlab.art/jp/w/proliferating_immense_life_year/
動画: https://youtu.be/-2rF7YjMztI

現実世界と同じ時間の流れの中で、1年を通して、咲いていく花々が移り変わっていく。花々は誕生と死を繰り返しながら、増殖していく。増殖しすぎると、一斉に散って死んでいく。

また、人々が花々にふれると、花々は散って死んでいく。

作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、人々のふるまいの影響を受けながら、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

生命は生命の力で生きている / Life Survives by the Power of Life
teamLab, 2020 (work in progress), Digital Work, 60 min (loop), Calligraphy: Sisyu
[画像6: https://prtimes.jp/i/7339/714/resize/d7339-714-137919-0.jpg ]

作品: https://www.teamlab.art/jp/w/lifesurvives/
動画: https://youtu.be/LTWRPfLU8m8

自分と環境は、不二、つまり、二つに見えるが実際は一つであり、切り離せない。分断の反対とは、統合ではなく、二つに見えるものも実際は一つであることに気が付くことかもしれない。

生命や生きることを意味する漢字「生」を「空書」で立体的に書いている。「空書」とは、チームラボが設立以来書き続けている空間に書く書のこと。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築し、チームラボの「超主観空間」の論理構造によって2次元化している。書は平面と立体との間を行き来する。

現代に生きる我々の考える“生きる”ことをかたちにした。

ほか、今後も作品の追加を予定。

ジェームズ・タレル《Ganzfeld / ガンツフェルト》
ジェームズ・タレルの《ガンツフェルト》は、何十年にもわたりアーティストたちにインスピレーションを与え、体験型アートのムーブメントを先取りした作品で、光と空間が、視覚の仕組みや意識的・無意識的な見え方に与える影響を検証している。ドイツ語で「完全なフィールド」を意味する大規模なインスタレーションは、見る者の奥行き知覚を完全に消し去り、没入させる。光、体積、スケールの探求を通して知覚現象を模索するタレルの代表作《ガンツフェルト》は、鑑賞者の知覚メカニズムを問う。

エス・デブリン《New Labyrinthine Mirror Maze》
エス・デブリンは、Superblue Miamiでのデビュー作として、迷宮のような《Mirro Maze》を新たに制作。人間の呼吸器に根ざした多面的な没入空間で、映像、鏡面、彫像やパフォーマティブな要素を取り入れた本作品は、気管支の構造を模した巨大な鏡の迷路と、樹木の幾何学と人間の呼吸を数学的に描いたショートフィルムで構成されている。来場者は、鏡の壁が幾重にも反映する迷路を抜け、「岬」に立った時に初めて、迷路の全貌と形状を知ることができる。
人間のアイデンティティと視点を探求し、巨大でパフォーマティブな彫像や空間で知られるデブリンの本作品は、人間の体内や自然の中にあるネットワークの類似性、個人的視点と集団的視点の対比を表している。

【展覧会概要】
Every Wall is a Door
http://superblue.teamlab.art/jp
#SuperblueMiami #teamLab
会期: 2020年12月22日 (火) - 2022年
会場: Superblue Miami(フロリダ州・マイアミ)
主催: Superblue
チケット: USD30~ ※2020年秋に発売開始予定
事前チケット情報: http://www.superblue.com/about
Superblueウェブサイト: https://www.superblue.com/?utm_source=teamlab&utm_medium=email&utm_campaign=miami
Superblueインスタグラム: @superblue.art

【Superblueへのアクセス】
マイアミのダウンタウン近くに位置するSuperblue Miamiは、州間ハイウェイ95、195、そして高速鉄道ブライトラインに接続するマイアミ・メトロレイルからも近く、南フロリダ地域と国内外の来場者がアクセスしやすい場所にある。
Superblue Miamiでは、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、作品の意図した体験を実現させるために、時間制チケット、来場者数のコントロール、一方通行での作品鑑賞を予定している。

【チームラボ / teamLab】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。

チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。

ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、台北、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》「チームラボボーダレス」を開館。2022年末まで東京・豊洲に《水に入るミュージアム》「チームラボ プラネッツ」開催中。2019年上海・黄浦濱江に新ミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」を開館。2020年6月にマカオに常設展「teamLab SuperNature Macao」オープン。2020年11月8日まで九州・武雄温泉・御船山楽園にて「チームラボ かみさまがすまう森」開催中。

チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に永久収蔵されている。

teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art International.

チームラボ: https://www.teamlab.art/jp/
Instagram: https://instagram.com/teamlab/
Facebook: https://www.facebook.com/teamLab.inc
Twitter: https://twitter.com/teamLab_news
YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART

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