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【世界8カ国以上で発売決定!】映画では語られないエピソードが満載!是枝監督が自ら書き下ろした小説『万引き家族』14万部突破!

PR TIMES / 2018年8月7日 13時1分

是枝監督が「映画のあとに小説を読むのがベスト」と語る理由はこれだった!

 株式会社宝島社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:蓮見清一)が2018年5月28日に発売した『万引き家族』は、5刷り14万部を突破しました。また、現在世界8カ国以上で発売が決定しています。



[画像1: https://prtimes.jp/i/5069/718/resize/d5069-718-543452-0.jpg ]

 本書は、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞の<パルムドール>を受賞した映画『万引き家族』の小説版で、是枝監督自ら書き下ろした作品です。

 本書では、映画では語り尽くせなかった人物の背景や感情が描かれており、登場人物の内なる想いがひとつひとつ丁寧に回収されています。また、登場人物たちが劇中では発することがなかった“声にならない声”や、彼らの過去や背景が明らかになることで、作品のメッセージがより鮮明になります。

 小説にのみ描かれているエピソードや、書籍『万引き家族』に隠された秘密の一部をご紹介します。

★【映画にはない、小説『万引き家族』に描かれている内容】
■家族全員で海に出掛けた際、砂浜に敷いたシートの上で、祖母・初枝(樹木希林さん)が一人で小さくつぶやいた言葉は「・・・・・・」
(映画では、初枝がつぶやくシーンで音声はありませんが、小説ではつぶやいたセリフが明らかになっています)

■映画の終盤でのシーン。治(リリー・フランキーさん)がバスに乗った祥太(城桧吏さん)を見送るシーンで、見送られた祥太がバスの中で言った言葉は「 ・・・・・・ 」
(映画では、バスの中でのシーンで祥太の音声はありませんが、小説ではつぶやいたセリフが明らかになっています)

■信代(安藤サクラさん)と治は、最初は、スナックの店員と客として出会う。それから、10年以上の月日を一緒に過ごしている。

■信代は、母親から「産まなきゃよかった」と言われた過去がある。
(映画では、信代の過去についてはほとんど描かれていません)

■亜紀(松岡茉優さん)は、家族との間に確執が・・・。
(映画では、亜紀の過去についてもほとんど描かれていません) など

★【書籍『万引き家族』のヒミツ】
■別丁扉の用紙は、コロッケの紙袋を表現している。(映画では、治と祥太がコロッケを買うシーンが描かれています)

■表紙の6個の「ビー玉」は、家族をそれぞれ表しており、各章の扉で、ストーリーに沿ってビー玉が増減している。

■是枝監督は原稿を書く際、手書きで書いたため腱鞘炎になった。

[画像2: https://prtimes.jp/i/5069/718/resize/d5069-718-583786-1.jpg ]


 『このマンガがすごい!WEB』(宝島社・ http://konomanga.jp/)に、是枝監督のインタビューを掲載
しました。その一部をご紹介いたします。
※『このマンガがすごい!WEB』では、是枝監督インタビューの全文を掲載しています。http://konomanga.jp/special/140069-2

★【是枝監督のインタビューを一部ご紹介】
――『万引き家族』という作品を、(映画ではなく)小説というもうひとつの表現で発表した理由、また今回、文庫本ではなく単行本で出版した理由・こだわりはありますか?
是枝: 単行本が好きだからです。本の「重さ」が好きですね。装丁とかも楽しめるから。
そういう「モノ」が好きですし、物体であったほうがいい。なので、文庫本より単行本のほうが僕は好きです。

――映画と小説の向き合い方に差はありますか?小説のなかに出てきている彼らと、映画のなかの彼らは同一ですか?
是枝: 自分のなかの作業としては、一度脚本のかたちで自分がつくりだした役柄を映画にする過程で僕と役者の間につくっていき、共有していくものなのですが、小説を書くのは、もう一度自分のなかに取り戻していく感じなんです。でも自分自身じゃないですよ、やっぱりそこは。
もうちょっと身近に引き寄せますけど、同一化するわけではないので、取り戻す感じです。それぞれ、その感覚の違いしかないですよ。正直にいうと。あんまり小説にしたからといって内面の記述だけで何ページもいらないので、そこは……そんなに差はないかな。

――小説を書いていて、「この人は映画より深まった」「映画の時よりもこの人本当はこうだったな」などと思うようになったキャラクターはいますか?
是枝: 今回ですか? 深まった……、うーん……信代はそうだよね、やっぱり。でもそれは、僕が最初に脚本で書いていたものよりも圧倒的に安藤サクラ(さん)が膨らましてくれたから。膨らましてくれたおかげで僕がより深まっているという感じですね。それはそこでのキャッチボールなんですよね。

――小説版で好きなところは? また、小説での記述で「ああ、あそこはうまく書けたなあ」というところは?
是枝: (本を見ながら)うーん……そうね、ラストですかね。ラスト、何度も直したもんね。

――映画と小説は、どちらを先に見たほうがいいですか?
是枝: このあいだツイッターでも書いたのですが、映画→小説→そして再び映画を観る、がベストだと思います。

[画像3: https://prtimes.jp/i/5069/718/resize/d5069-718-543452-0.jpg ]


『万引き家族』  著・是枝裕和
発売日:2018年5月28日 / 定価:本体1300円+税

【あらすじ】


とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日々万引きをして生計を
たてていた。 ある日、治はゆりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて
帰ってくる。驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、 一緒に「家族」として暮らす
ことに。 年金で細々と生きる祖母の初枝、JK見学店で働く信代の妹・亜紀。 6人家族として
幸せに暮らしていたが、ある出来事を境に、彼らの抱える 「秘密」が明らかになっていく――。


[画像4: https://prtimes.jp/i/5069/718/resize/d5069-718-607069-2.jpg ]


是枝裕和(これえだ・ひろかず)
1962年、東京都生まれ。初監督した映画『幻の光』(1995年)が、第52回ヴェネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞。
『誰も知らない』(2004年)が第57回カンヌ国際映画祭にて映画祭史上最年少の最優秀男優賞(柳楽優弥)を、『そして父になる』(2013年)で、第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞を受賞。 また『三度目の殺人』(2017年)が、日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか6冠に輝いた。2018年、『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭にて最高賞のパルムドールを受賞。

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