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有楽町線・副都心線において故障予兆検知システムの運用を開始します

PR TIMES / 2020年10月5日 15時15分

2020年10月から開始

東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:山村 明義、以下「東京メトロ」)は、三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、執行役社長:杉山 武史、以下「三菱電機」)と共に、「故障予兆検知システム」を、2020年10月より有楽町線・副都心線10000系車両で運用開始します。



 東京メトロと三菱電機は、2018年度より丸ノ内線2000系車両において、走行中の車両機器状態を、総合指令所などから遠隔でモニタリングできる「車両情報監視・分析システム」を導入し、更なる安全安定運行の実現や、車両機器の状態を基準としたCBM(Condition Based Maintenance:状態基準保全)による車両検査の深度化・効率化を実現するため、走行中の車両機器の動作データを自動分析し、故障の予兆を自動検知するシステムを共同で開発してきました。

 この度、新たに「故障予兆検知システム」として、有楽町線・副都心線を実際に営業走行する車両を用いて、ブレーキ装置及び電動空気圧縮機(コンプレッサー)を対象とした運用を開始します。今後、本システムを2021年2月に営業開始予定の有楽町線・副都心線17000系車両にも展開する予定です。さらに、機器の対象を制御装置や電源装置、保安装置などの様々な装置に拡大し、更なる鉄道の安全安定運行を実現していきます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/20053/759/resize/d20053-759-897634-0.png ]



                  「故障予兆検知システム」詳細

1 システム概要
  本システムは、2018年度より丸ノ内線2000系などの最新車両に導入を進めている「車両情報監視・分析シス 
 テム(以下、TIMA※)」の新機能として搭載します。TIMAによって収集、送信される車両機器の動作データ 
 を、「故障予兆検知システム」が自動分析することにより、故障の予兆を自動検知します。

  ※TIMA(Train Information Monitoring and Analysis system)…走行中の車両機器の動作データを無線で
  伝送し、指令所や車両基地から遠隔で確認可能なシステムで、故障発生時の迅速な対応とともに、データの蓄
  積・分析により故障の予兆検知、機器の寿命診断や検査の深度化・効率化につながることを目指している。

2 開始時期・対象車両
  ・2020年10月より有楽町線・副都心線10000系車両にて運用開始
  ・今後、2021年2月に営業開始予定の17000系車両や他の機器にも拡大予定

3 対象車両機器・検知内容
  ・ブレーキ装置…ブレーキ動作時の空気圧力
  ・電動空気圧縮機…動作時間、温度異常
[画像2: https://prtimes.jp/i/20053/759/resize/d20053-759-928024-1.png ]


4 システムの特長
(1)データを収集・送信
  ・車両に搭載された車両情報管理装置(TIS)に記録された各車両搭載機器の動作データを、高速大容量の無
  線通信でデータセンタに随時伝送

(2)データを自動分析
  ・TIMAデータセンタのデータ分析サーバへ伝送された動作データを自動で分析し、故障の予兆を検知
  ・故障の予兆を検知した場合は、アラームと共に関係部署へ通知

(3)CBMによる車両管理
  ・早期に車両点検実施することにより、故障の発生を未然に防止し、更なる鉄道の安全安定運行を推進
  ・営業走行中各装置の状態を高頻度に測定・分析することにより検査の深度化を推進
  ・過去に発生した故障のデータパターンや機器・部品の使用実績を照合し、機器・部品の寿命診断を行う
  ことで、検査の効率化を推進
[画像3: https://prtimes.jp/i/20053/759/resize/d20053-759-653364-2.png ]


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