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アフターコロナの海外旅行市場を展望『JTB REPORT 2021 日本人海外旅行のすべて』を発行

PR TIMES / 2021年11月12日 18時45分

株式会社JTB(東京都品川区、代表取締役 社長執行役員 山北栄二郎)は、コロナ禍における日本人の海外旅行意向とアフターコロナの市場の展望をまとめた「JTB REPORT 2021日本人海外旅行のすべて」を発行しました。1988年以来、今年で34回目の発行となるこのレポートは、独自のアンケート調査や各関係機関の統計資料に基づき、株式会社JTB総合研究所(東京都品川区、代表取締役 社長執行役員 野澤肇)が海外旅行マーケットの動向、構造を分析し、編集・発行しており、JTB総合研究所のホームページで販売しています。



● 日本を含むアジア各国の海外旅行再開は欧米に比べ大幅な後れ
 ・ アジア広域におけるワクチン接種率の引き上げ、中国発の海外旅行再開などが早期需要回復の鍵にぎる
● アフターコロナの海外旅行では消費者は特に安心・安全を重視
 ・ 希望する旅行先では行き慣れたハワイやアジアの国々が上位に
● アフターコロナの海外旅行では単価が上昇、旅行者数の伸びはコロナ禍前より鈍化か
 ・ 海外における物価上昇で1回当たりの旅行に使う金額が上昇、反面で旅行者数の伸びは鈍化する可能性
[画像1: https://prtimes.jp/i/31978/800/resize/d31978-800-7ca4e45c80b59c297ab1-0.jpg ]

今回のレポートのポイントは次の通りです。

1.日本を含むアジア各国の海外旅行再開は欧米に比べ大幅な後れ
アジア広域におけるワクチン接種率の引き上げ、中国発の海外旅行再開などが早期需要回復の鍵にぎる

2021年の夏、欧米ではワクチン接種率が上昇した西ヨーロッパ、及び北米が先行する形で国際線の座席数が回復、旅客の動きが再開しました。これに比べワクチン接種率で後れを取っていたアジアにおいては座席数の回復は全く進んでいません。
欧米では大きな発需要を抱える西ヨーロッパ、北米の座席数上昇に伴い、着地である東ヨーロッパや中米の座席数も上昇しています。これは大きな需要を持つマーケットが動き出すことで域内全体の旅客需要が回復に向かうことを示しています。
日本を含むアジアの海外旅行の需要回復には、アジア広域のワクチン接種率の引き上げと、域内最大のマーケットである中国発の海外旅行の再開が鍵と考えられます。

        【新規感染者数、ワクチン接種率と国際線の航空座席数回復率の推移】

[画像2: https://prtimes.jp/i/31978/800/resize/d31978-800-25035d0af2701c7daa3f-9.jpg ]



資料:新規感染者数は Our World in Data、ワクチン接種率(1回でも接種したの者の人口比)は同サイト掲載データをもとにJTB総合研究所作成、座席数回復率はOAG*のデータをもとに2019年の同じ週の座席数を100%としてJTB総合研究所が算出。エリアの定義はOAGの定義に準じる。
*OAG(オフィシャル・エアライン・ガイド)とは、航空定期便のスケジュールや座席供給数など、全世界の航空関連のデータを扱っている


2.アフターコロナの海外旅行では消費者は特に安心・安全を重視
希望する旅行先では行き慣れたハワイやアジアの国々が上位に

日本人を対象に(株)JTB総合研究所が実施した調査によれば、アフターコロナの海外旅行では特に安心・安全(感染対策を含む)が重視されるという結果が出ています。また海外旅行再開後に行きたいデスティネーションとしては、日本人が行き慣れているハワイやアジアの国々が上位を占めています。

       【デスティネーション別今後の海外旅行でコロナ禍以前よりも重視すること】
[画像3: https://prtimes.jp/i/31978/800/resize/d31978-800-1fa9137c08bd03693094-14.jpg ]

資料:(株)JTB総合研究所「コロナ禍におけるこれからの日本人の海外旅行意識調査」(2021年2月実施)


             【海外旅行再開後に行きたいデスティネーション】
[画像4: https://prtimes.jp/i/31978/800/resize/d31978-800-20203fecd205a176a150-13.jpg ]

資料:(株)JTB総合研究所「コロナ禍におけるこれからの日本人の海外旅行意識調査」(2021年2月実施)



3.アフターコロナの海外旅行では単価が上昇、旅行者数の伸びはコロナ禍前より鈍化か
海外における物価上昇で1回当たりの旅行に使う金額が上昇、反面で旅行者数の伸びは鈍化する可能性

アフターコロナの中長期的な需要動向では、海外における物価上昇によって旅行1回当たりの消費額が上昇する可能性が浮上してきています。短期的な円安や供給要素に起因するコロナ禍での物価上昇とは別の観点で、中長期的な緩やかな物価上昇が旅行単価を押し上げる可能性があるのです。
2011年~2019年はグローバルな国際ツーリズム需要全体で単価の上昇がストップし旅行者数の伸び率が上昇するという現象が起きていましたが、アフターコロナの海外旅行では、その揺り戻しが来る可能性があります。

       【グローバル経済と国際ツーリズム需要・中長期的にみた二つのシナリオ】
[画像5: https://prtimes.jp/i/31978/800/resize/d31978-800-0c9af6e8b45404beaa24-12.jpg ]

資料:経済成長率はIMF(World Economic Outlook 2021年4月)、国際旅行者数、国際観光収入はUNWTO資料にもとづきJTB総合研究所が作成。矢印で示した国際旅行者数、国際観光収入の予測はJTB総合研究所


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『JTB REPORT 2021 日本人海外旅行のすべて』
監修        株式会社JTB
編集・発行・販売  株式会社JTB総合研究所
〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3-14東京フロントテラス7階
TEL: 03-6260-1200 FAX: 03-6260-1210
定価13,200円 (本体12,000円)
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レポートのご購入
(日本語サイト)
https://www.tourism.jp/store/item/whitepapers/jtb-report/
(英語サイト)
https://www.tourism.jp/en/tourism-database/publications/jtb-report/



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