【オリックス】地理情報システム開発の「インフォマティクス」に出資
PR TIMES / 2020年12月29日 14時45分
高性能GISシステムやXR(複合現実)技術で、自治体や企業のDXを支援
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、地理情報システム(以下、「GIS」)開発を行う株式会社インフォマティクス(本社:神奈川県川崎市、社長:齊藤 大地)の発行済み株式の95%を取得しましたのでお知らせします。
インフォマティクスは、地図上に様々な情報を組み合わせて表示するデジタル地図分野に強みを持つ電子システム開発会社です。国内のGISエンジンのパイオニアとして独自開発した高性能エンジンをもとに、SIer(システムインテグレーター)として、主に自治体向け防災マップや消防用延焼シミュレーションシステム、小売店の商圏分析システムなど、顧客の要望に応じてカスタマイズした業務アプリケーションを提供しています。今後、5GやAIなどの最新技術により、3次元空間情報の分析や視覚処理を可能とするGISはさらなる市場拡大が見込まれています。
また同社は、XR※1事業として、頭部に装着するウェアラブルデバイス向けに、現実の世界に設計図面をホログラムとして映し出すことを可能にするMR(複合現実)ツールなどを開発しています。建設現場と本社間の遠隔コミュニケーションツールなどを盛り込んだ業務効率向上ツール「Gyro Eye Holo」は、国土交通省の推進するi-Construction※2において評価されており、同省が実施した公募事業「建設現場の生産性向上のための革新技術の導入・活用プロジェクト」において、生産性を25%以上改善する仕組みとして最高ランクのA評価を獲得しています。本ツールは建設業界における高齢化や技能継承など中長期的な課題解決策の一つとして、ゼネコンなど約70社に導入されています。
オリックスは、これまでも情報技術分野に着目し、情報処理サービス事業を手掛ける「株式会社プリマジェスト※3」やネットワーク機器メーカーの「APRESIA Systems株式会社※4」などへ出資してきました。本件出資に伴い、オリックスの経営基盤を生かし、インフォマティクスのさらなる成長に貢献するとともに、今後必要性がますます高まる情報技術関連分野への投資をさらに拡大し、社会的課題の解決に寄与します。
オリックスは、今後もこれまでに培ったオリックスグループの専門性をもとに、安定した事業基盤や質の高い技術・サービスなどを有し、さらなる発展が期待できる企業・産業への成長支援投資を行ってまいります。
※1 XR:VR(Virtual Reality、仮想現実)、SR(Substitutional Reality、代替現実)、MR(Mixed Reality、複合現実)およびAR(Augmented Reality、拡張現実)の総称。
※2 i-Construction:国土交通省が進める「ICTの全面的な活用(ICT土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場を目指す取り組み。
※3 2017年07月18日付プレスリリース:情報処理サービス事業を行う「プリマジェスト」へ出資
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/170718_ORIXJ3.html
※4 2020年11月02日付プレスリリース:ネットワーク機器メーカー「APRESIA Systems」へ出資
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/201102_ORIXJ.html
■インフォマティクス概要
会社名 :株式会社インフォマティクス
所在地 :神奈川県川崎市幸区大宮町1310
代表者 :齊藤 大地
創業 :1981年
従業員数 :206名(2019 年7月現在)
事業内容 :GISシステムの開発・販売・保守
売上高 :約46億円(2020年3月期)
ウェブサイト :https://www.informatix.co.jp/
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