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豊富な診断機能を搭載し、工場自動化などに最適なインテリジェント・パワー・スイッチを発表

PR TIMES / 2018年6月8日 11時1分



[画像: https://prtimes.jp/i/1337/872/resize/d1337-872-506834-0.jpg ]

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、温度特性に優れた小型パッケージに、4個のパワースイッチ(260mΩTYP RDS(ON))と保護機能を集積した、4チャネル・ローサイド搭載インテリジェント・パワー・スイッチ IPS4260Lを発表しました。同製品は、工場自動化システムなどの高効率化と信頼性の向上に貢献します。また、最大2.4A(各チャネルで0.6A、または1つのチャネルで2.4A、周囲温度85℃時)の電流を出力でき、外部抵抗による電流制限の閾値設定に加えて、各チャネルを並列に使用することが可能です。

IPS4260Lは、非常に短い立ち上がり/立ち下がり時間(tr、tfともに1μs未満)による高速スイッチング周波数(最大250kHz)を特徴としており、サーボ・ドライバ、モータ制御、産業用PC周辺機器、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)のほか、正電源に接続された負荷のローサイド・スイッチング全般に最適です。また、同製品は、スマートな製造工程を実現するSmart Industry / Industry 4.0に適した豊富な診断機能を提供します。

診断機能には、出力オフの状態で動作するオープン・ロード検知が含まれており、断線などの故障による障害を防止します。さらに、損失ゼロで遮断する電流制限機能を備えており、過電流発生時に、任意の設定時間で出力段を遮断することができます。制限時間は外部抵抗で設定でき、再起動は自動的に試行されます。

また、この新しいインテリジェント・パワー・スイッチには、誘導性負荷(モータなど)で高速応答を実現するため、外部の単一クランプ・ダイオードで4チャネルの高速減磁機能を持つスマート・アーキテクチャが採用されています。

そのほか、オープン・ロード検知および過負荷/サーマル・シャットダウン検知用の2つの共通オープンドレイン・ピンや、各チャネルでの過負荷/サーマル・シャットダウン検知用の4つの入力/出力オープンドレイン・ピンなどの診断機能も搭載しています。

STの幅広いインテリジェント・パワー・スイッチ・ファミリの製品であるIPS4260Lは、機器設定用の専用グラフィック・ユーザ・インタフェース(STSW-IFP029GUI)、詳細なユーザ・マニュアル(UM2297)、高性能の評価ボード(STEVAL-IFP029V1)などが含まれる広範な開発エコシステムでサポートされています。評価ボードは、産業機器向けの国際的な安全規格に適合しているとともに、ロジック回路とパワー段のガルバニック絶縁、および逆極性保護を備え、各種EMC規制およびIEC61000-4規格に準拠しています。

IPS4260L は現在量産中で、熱特性に優れた小型のHTSSOP20パッケージで提供されます。単価は、1000個購入時に約1.58ドルです。

詳細については、 http://www.st.com/ips をご覧ください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2017年の売上は83.5億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ & MEMS製品グループ
TEL : 03-5783-8250 FAX : 03-5783-8216

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