【オリックス】常石造船の最新鋭エコシップ「TESS66 エアロライン」を第一号発注
PR TIMES / 2021年7月19日 13時45分
2025年以降の国際環境規制に適応した最新モデルで、環境負荷を低減
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、常石造船株式会社(本社:広島県福山市)が開発したばら積み貨物船の新型船「TESS66 エアロライン」※1 2隻を、船主として初めて発注しましたのでお知らせします。今後、両船は常石集団(舟山)造船有限公司にて建造され、いずれも2023年の竣工を予定しています。
ばら積み貨物船の新造船は現在、国際海事機関(IMO)によるCO2の排出量削減に関する環境規制「EEDI(エネルギー効率設計指標)」※2により、CO2を基準値比20%削減する「EEDIフェーズ2」を遵守することが求められています。今回の発注船は、2025年以降の契約船に対しての規制である「EEDIフェーズ3」(基準値比30%削減)を前倒しでクリアしており、従来船より環境負荷の低減と燃費向上が期待できます。
オリックスは、1960年代後半に国内で中古船リースの取り扱いを始め、1970年代前半からは国際的な規模で船舶ファイナンス事業を展開しています。1977年には船舶のマネジメントおよび保守・管理を行うペルサス・シッピング株式会社(現オリックス・マリタイム株式会社)を設立するなど、ファイナンス事業、船舶投資事業(自社保有・運航)から船舶の売買・仲介に至るまで、船舶関連の事業ノウハウを50年近くにわたり蓄積してまいりました。現在バルカーを中心に25隻の社船を保有し、国内外の穀物商社や電力会社などの大手企業へ提供しています。
今後もこれまでに培った経験や専門性をもとに、企業活動を通じた持続可能な社会の実現に貢献しながら、環境負荷の低減に積極的に取り組んでまいります。
※1 常石造船が商品開発した、「EEDIフェーズ3」に先行適用する新造船。載貨重量6万6千トン。船首の流線型形状と隅切り型の居住区形状により、風圧抵抗を約20%低減。
※2 EEDI(Energy Efficiency Design Index・エネルギー効率設計指標):国際海事機関(IMO)による新造船を対象としたCO2の排出量削減に関する国際条約。
■新型船のイメージ図
[画像: https://prtimes.jp/i/23075/894/resize/d23075-894-3da9bc6fc065366a72d0-0.jpg ]
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