STM32マイコン用の無償開発環境に高機能GUI設計ソフトウェアを追加
PR TIMES / 2018年12月10日 10時40分
・Draupner Graphics社の買収後、GUI設計ソフトウェアTouchGFXをSTM32Cube開発エコシステムに完全に統合
・STM32Cubeの既存ソフトウェアとの相互運用が簡単なSTM32マイコン用のハイエンド・グラフィック開発ツール
・世界中で利用可能なライセンス / ロイヤリティ・フリーのソリューション
[画像: https://prtimes.jp/i/1337/925/resize/d1337-925-911412-0.jpg ]
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STM32*マイクロコントローラ(マイコン)を使用したIoT機器や各種スマート機器の開発者向けに、優れたユーザ体験を実現するグラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)開発用のフリー・ソフトウェアを提供します。開発者は、このソフトウェアにより、多機能かつ利便性が高く、カラフルなGUIを開発することができます。
世界に広く普及しているArm(R) Cortex(R)-M搭載マイコンのSTM32ファミリは、800品種以上で構成されています。また、ツールやミドルウェア、ソフトウェア・ライブラリ、サンプル・コード、開発ボードなどが含まれる充実した開発エコシステムにより、システム開発の簡略化や開発期間の短縮に貢献します。実績のあるGUI開発パッケージ・メーカーであるDraupner Graphics社を買収したSTは、STM32を採用したシステム開発を対象に 「TouchGFX」の無償提供を開始しました。
STのマイクロコントローラ事業部マーケティング・ディレクターであるDaniel Colonnaは、次のようにコメントしています。「すでに多くのお客様がTouchGFXを活用し、STM32で動作する新システムにおいてスマートフォンのような操作性を実現しています。最新バージョンのTouchGFXを、STM32Cube開発エコシステムに統合し、ライセンス / ロイヤリティ・フリーで、STの10年間の長期供給保証の対象として提供することで、世界中の開発者が強力かつ革新的なソリューションを手軽に利用できるようになります。」
STM32ですぐに利用可能なTouchGFXは、ユーザ・インタフェース・コードを実現するC++フレームワークはわずか10KBのSRAMと20KBのFlashメモリしか占有しません。そのほか、STM32に搭載され高度なグラフィック機能を備えたChrom-ART Accelerator(TM)を活用でき、ピクセルの更新を最小限に抑えるレンダリング・アルゴリズムも実装しているため、メモリや消費電力が限られていても優れたグラフィックと滑らかなアニメーションを実現することができます。色深度が1、2、4、16、24 bpp(bit毎ピクセル)のユーザ・インタフェースに対応するTouchGFXは、リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)の有無に関わらず動作します。
さらに、付属のTouchGFX Designerツールは、ドラッグ・アンド・ドロップ操作で簡単にグラフィック・インタフェースを開発することができるほか、自動コード生成機能やフォント、テキスト、画像の変換機能も備えています。
STM32Cubeパッケージと完全に統合されているTouchGFXは、STM32CubeMX初期設定ツールと相互運用が可能で、統合的なプロジェクト環境でGUIとメイン・アプリケーションをシームレスに開発できます。さらにSTM32CubeMXには、グラフィック設計プロジェクトを円滑に実行するための新機能として、適切なマイコンを簡単に特定できる高度な検索機能、性能を評価するグラフィック計算機能、対象とするハードウェアのグラフィック動作を確認するシミュレータなどが追加されています。
TouchGFXバージョン4.10は、www.st.com/stm32gui からSTM32Cubeファームウェアをダウンロードすることで無償で利用できます。
*STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2017年の売上は83.5億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ・メモリ・セキュアMCU製品グループ
TEL: 03-5783-8240 FAX: 03-5783-8216
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
パナソニック社の電動アシスト自転車、STのマイコンを活用してAI機能を搭載
マイナビニュース / 2024年4月4日 20時47分
-
独創的なセンシング機能の開発に貢献するオール・イン・ワンのデスクトップ・ソフトウェア「MEMS Studio」を提供
PR TIMES / 2024年4月4日 17時45分
-
STマイクロエレクトロニクス、パナソニック サイクルテック社の電動アシスト自転車にエッジAI機能を提供し、低コストで安全性の向上に貢献
PR TIMES / 2024年4月3日 17時45分
-
産業機器、医療機器、スマート・メータ、コンスーマ機器に最適な先進的な超低消費電力STM32マイコンを発表
PR TIMES / 2024年4月2日 18時40分
-
20nmの壁を突破したコスト競争力のある次世代マイコン向けプロセスを発表
PR TIMES / 2024年3月28日 10時15分
ランキング
-
1アキレス、シューズの国内生産終了へ コスト増や少子化など背景
ロイター / 2024年4月25日 16時27分
-
2山手線沿線の再開発が進む 「新宿、渋谷、品川」駅の工事はいつ終わるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 7時10分
-
3イトーヨーカドー、祖業のアパレル復活なるか アダストリアとの新ブランドが生んだ“相乗効果”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 10時0分
-
4過度の変動望ましくない、動向注視し万全の対応行う=円安で官房長官
ロイター / 2024年4月25日 11時35分
-
5サイゼリヤ、ギリギリ「国内黒字化」も残る難題 国内事業の利益率0.05%、値上げなしで大丈夫か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください