GUI開発ツール「TouchGFX」に強力な機能とSTM32Cubeの利便性を追加
PR TIMES / 2020年1月30日 11時25分
[画像: https://prtimes.jp/i/1337/1026/resize/d1337-1026-688464-0.jpg ]
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、32bitマイクロコントローラ(マイコン)のSTM32向けグラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)開発ツールである「TouchGFX」に新機能を追加したことを発表しました。これにより、生活家電やホーム・オートメーション、産業機器、医療機器、およびウェアラブル機器における、魅力的なユーザ・インタフェースの開発をサポートします。
TouchGFXの最新バージョンには、初期化コード自動生成ツールSTM32CubeMXのプラグインであるTouchGFX Generatorが導入されました。最新のSTM32Cubeファームウェアと、ユーザが選択したグラフィック設定および統合開発環境(IDE)に基づいてカスタム・プロジェクトを生成するため、より簡単なプロジェクトの設定と関連ペリフェラルの構成が可能です。STM32CubeIDEおよび主要なパートナー企業製IDEがサポートされています。
TouchGFX Generatorは、TouchGFXとマイコンを接続するTouchGFXハードウェア抽象化レイヤ(TouchGFXHAL)の主要開発ツールです。TFT液晶ディスプレイに関する専門性の有無に関わらず、幅広い開発者に、洗練されたグラフィック作成のサポートを提供します。
グラフィック・アプリケーションを作成、管理、ビルドするためのPC用ツールであるTouchGFX Designerには、ナビゲーション、設定の調整、およびコードのバージョン管理を簡略化する機能が追加されています。STM32CubeMXでプロジェクト設定を変更すると、TouchGFX Designerのグラフィック設定も自動的に更新されます。
また、STM32マイコン上で動作するTouchGFX Engineは、テクスチャ・マッピングの性能向上により、レンダリング時間が最大60%短縮され、オブジェクトの拡大・縮小および回転機能で高度なアニメーションを実現します。さらに、ヒンディー語のフォントで使用されるグリフ置換(GSUB)テーブルもサポートされるため、高度なタイポグラフィの表示が簡略化されます。
TouchGFXは、シンプルなアプリケーションから高解像度・高色深度が求められるアプリケーションまで、高品質のユーザ・インタフェースの柔軟な設計を可能にします。STM32マイコン・ベースのカスタム・ボードを使用している場合には、STM32CubeMXとTouchGFX Generatorを使用して、TouchGFXソフトウェアおよびマイコンのハードウェア機能を設定し、任意のIDE / コンパイラ用のプロジェクトを生成できます。
すぐに使用できるSTM32マイコンのディスプレイ付き開発ボード(一部を除く)では、TouchGFX Designerで新規または既存のデモ・アプリケーションを利用し、試作開発を開始することができます。また、STM32Cubeソフトウェアや、外付け部品用のドライバを含む包括的なボード・サポート・パッケージ(BSP)を活用して完全なプロジェクトも生成できます。
STM32のユーザは、ウェブサイトからTouchGFXを無償でダウンロードできます。
( https://www.st.com/ja/embedded-software/x-cube-touchgfx.html )
また、ブログ記事もご覧いただけます。
( https://blog.st.com/touchgfx-4-13-x-cube-touchgfx/ )
STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。
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