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シリア・東グータで包囲下にある40万人、半数が子ども【プレスリリース】

PR TIMES / 2017年11月1日 16時1分

無制限かつ継続的な人道支援の許可求める



[画像1: https://prtimes.jp/i/5176/1047/resize/d5176-1047-822018-0.jpg ]

【2017年10月31 日 アンマン(ヨルダン)発】

ユニセフ(国連児童基金)は昨日、包囲された状態が続くダマスカス郊外の東グータ地区の2つの町(Kafr Batnaおよび Saqba)に向けた国連の人道支援物資輸送の一部として、子どもたちへの物資を届けました。

ユニセフの人道支援物資を載せたトラック6台が、国連の車列に加わりました。ユニセフのトラックに積まれた支援物資には、経口補水塩、子どものための医薬品とビタミン剤、助産キットおよび小児科キットなどの保健医療資材が含まれます。また、家庭用衛生キット、栄養補助剤や高カロリービスケットも含まれています。

2013年中頃に包囲が始まった東グータには、依然として40万人近くの人々が残されており、ユニセフは子どもが半数を占めると推定しています。この地区の人道的ニーズは増え続けています。国連とユニセフが最後に東グータに支援を届けられたのは9月です。

2017年は、東グータへの人道支援が極端に制限され、食品などの日用品の価格の高騰が起きています。生活の糧が深刻なまでに枯渇し、避難生活や治安の悪化により脆弱性が深刻化しています。安全な水や基本的衛生用品を得ることが困難な状態は、子どもを病気に罹りやすくします。

[画像2: https://prtimes.jp/i/5176/1047/resize/d5176-1047-340037-1.jpg ]

東グータの人道状況の悪化は、子どもたちと母親たちの健康状態を危険に晒しています。「包囲された東グータ地区の町々での過酷な生活環境は、子どもたちと母親たちに最も影響を与えています」と物資輸送に同行したユニセフ・シリア事務所代表のフラン・エクイザ(Fran Equiza)は述べました。

2017年初頭からこれまでに、ユニセフが東グータに支援物資を届けられたのは6回のみです。昨年は、ユニセフは国連の人道支援輸送に10回参加することができました。

ユニセフは、今回の人道支援の機会を歓迎するものの、支援を必要とするシリア全土の子どもたちに対するより多くの人道支援が許可されなければなりません。ユニセフは、国のどの地域に暮らしていようとも、すべての子どもたちに無制限で安全な継続的な支援ができるよう、紛争当事者すべてに対して引き続き求めます。

ユニセフは東グータの市民に対する暴力が増加していることを憂慮しています。ユニセフは、すべての紛争当事者に対して、紛争時においても常に子どもを保護するよう重ねて求めます。医療施設や教育施設を含む一般市民の生活インフラは、絶対攻撃されてはなりません。

* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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