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TISとAINOが共同開発した交通決済パッケージ「Acasia」、インドネシア初の統合交通決済基盤「JakLingko」に採用

PR TIMES / 2022年7月22日 13時45分

1つのアプリで公共交通機関・Ride hailingを跨って利用できるMaaSとして東南アジア初の先進的サービスを提供

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、出資先のインドネシアのPT.AINO INDONESIA(以下:AINO)と共同開発した交通決済パッケージ「Acasia(アカシア)」がインドネシア・ジャカルタ市における統合交通決済基盤「JakLingko(ジャクリンコ)」のバックエンドシステムとして採用されたことを発表します。



「JakLingko」は、ジャカルタに存在する4つの公共交通機関の運賃体系を統合し、1つのアプリで公共交通機関からRide hailing※1を跨って利用できるサービスです。出発地から公共交通機関の乗車まで、公共交通機関の降車から目的地までの交通手段も含めたルート検索、予約、チケット購入、チケット利用が可能です。
2021年9月に第1フェーズとしてジャカルタ全公共交通機関を統合化したモバイルアプリをリリースし、2022年6月に第2フェーズとして東南アジア最大の配車サービスを展開するGrabと連携し、MaaSサービスを追加しました。
1つのアプリで全ての公共交通機関とRide hailingを跨って利用できるMaaS(Mobility As A Service)は東南アジアで初となります。(当社調べ)

※1:Ride hailingとはアプリを使った配車サービスのこと。
一般のドライバーが運転する自家用車を呼び出して目的地まで乗車することができます。一般的にタクシーと比べて待ち時間が短く割安で、支払方法も簡便であるため世界規模で市場が急速に拡大しています。

TISとAINOで共同開発し、今回採用された「Acasia」は、「Open Loop, Multi Media」をコンセプトに設計され、以下の機能を持った交通決済パッケージです。

複数交通機関に跨る運賃計算とチケット管理
カード及びモバイルQRでの公共交通の利用 (Multi Media)
3rd Party Payment(現地のWalletやデジタルバンクサービス等)との接続および決済機能の提供(Open Loop)
交通事業者のバックオフィスへの各種ダッシュボード機能の提供(運行や売上に関する情報を画面上で視覚的に一覧することが可能)


本案件はジャカルタのジョイントベンチャー企業「PT JAKARTA LINGKO INDONESIA」によって入札が行われ、「JATeLコンソーシアム※2」が落札しました。AINOはコンソーシアムメンバの一員として、システム開発及び業務運用を行っています。AINOの担当領域は以下の通りです。(★:Acasia機能を利用)

JakLingkoアプリの開発 ★
Automatic Fare Collection (AFC)システムの開発(E-Money、QR部分)★
Clearing & Settlement System Reportの開発(E-Money、QR部分)★
E-Money決済ゲートウェイ
JakLingko受け入れ決済端末の仕様策定
決済データ・プロセッシング


※2:JATeLコンソーシアムは、PT Jatelindo Perkasa Abadi、AINO、Thales、Lykoの4社から構成される共同事業体。PT JAKARTA LINGKO INDONESIAの案件に入札することを目的として結成されました。

<JakLingko の全体構成イメージ>
[画像1: https://prtimes.jp/i/11650/1195/resize/d11650-1195-9ef820fdc214c1fe7629-0.png ]

■背景
インドネシアの首都ジャカルタの主たる交通手段は車・バイクで、渋滞世界ワースト1、大気汚染も深刻化しており公共交通へのモーダルシフトが命題となっています。ジャカルタには4つの交通機関が存在していますが、交通サービス、運賃体系共に独立しているため、誘客の施策に限界がありました。
そこで課題を解決すべく、ジャカルタ特別州・運輸省・国営企業省がリードし、ジャカルタの全交通機関がステークホルダーとなるジョイントベンチャー「PT JAKARTA LINGKO INDONESIA」が設立され、1つのアプリで公共交通機関が利用できるインドネシア初の統合交通決済基盤「JakLingko」の構築を目指すことになりました。
「JakLingko」を利用することで、自宅から目的地までのルート検索、予約、チケット購入、チケット利用ができるだけでなく、運賃割引も適用されます。また今後は、Park & Ride、ポイントプログラム、遊園地やイベントチケットの販売、移動中の時間を有意義にするための様々なミニアプリケーション(ニュース、ゲーム、音楽等)サービスが追加される予定です。


<JakLingkoのサービスイメージ>
[画像2: https://prtimes.jp/i/11650/1195/resize/d11650-1195-8f6fc621be7b3b052b26-1.png ]


■今後について
TISでは今後もAINOと共に「Acasia」の機能充実を図るとともに、ジャカルタで展開している事業モデルを、インドネシア国内に限らず同様の社会課題を抱える都市へ展開すべく取り組みを進めてまいります。

■AINOについて (https://www.ainosi.co.id/homepage/)
AINOは、インドネシア国立ガジャマダ大学のベンチャー育成機関を母体とするベンチャー企業です。Payment Gatewayライセンスを保持し、公共交通、公営観光施設(世界遺産、動物園、遊園地等)、空港駐車場、高速道路等の電子決済化を推進してきました。
TISは2018年にAINOとの資本提携を行い、東南アジア新興国向け交通決済ソリューションプロバイダとして共に事業を推進しています。


TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。


TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。


※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。


◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 DX企画ユニット PAYCIERGE(ペイシェルジュ)総合窓口
E-mail:paycierge@ml.tis.co.jp

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