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南スーダン:子ども兵士15人解放~ユニセフ、社会復帰支援への資金協力求める【プレスリリース】

PR TIMES / 2020年2月27日 18時25分



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【2020年2月26日 ジュバ(南スーダン) 発】

本日、南スーダンの武装グループから、15人の子どもの兵士が解放されました。この16歳から18歳までの男の子たちは、2019年、北部での武力衝突の際に捕虜になりました。この日は、彼らにとって武装グループによる拘禁の終わりを、そして新しい人生の始まりを意味します。

ユニセフ(国連児童基金)、国連南スーダン派遣団、および南スーダンの武装解除・動員解除・社会復帰委員会が支援しているこの解放は、子どもに対するすべての重大な違反を終わらせ、防止するための行動計画が南スーダン政府によって署名されてから、わずか2週間後に実現しました。

「南スーダンにおいて新しい統一政府の設立が宣言され、平和が長く続くことが期待されるなかで、今はすべての子どもの武装グループからの解放を実現する絶好の機会です」と、ユニセフ・南スーダン事務所代表のモハメド・アグ・アヨヤは述べました。「本日の解放は、署名された行動計画へのコミットメントを表しています。私は、全国の司令官にできるだけ早くすべての子どもたちを解放するよう促しています」

本日解放された子どもたちは、一時的なケアセンターに保護され、そこで心理社会的ケアを受けるほか、最も必要な緊急のニーズに対する支援を受けます。そして、家族が見つかるまで、子どもたちの長期的なニーズを見極め、地域社会への復帰に向けた計画を一人ひとり個別に作成します。

ユニセフとパートナー団体が家族を見つけるとすぐに、子どもたちは家族の元へと戻ります。家族が見つからない場合は、里親家庭を手配するとともに、家族の捜索を引き続き行います。さらに、子どもたちは3年間にわたる社会復帰プログラムに参加し、日常生活に戻るまでの、彼らの長く、しばしば複雑な道のりをソーシャルワーカーが導きます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/5176/1457/resize/d5176-1457-457342-1.jpg ]

「ふたたび武装グループに徴用されることを防ぎ、子どもたちが新しい人生を過ごせるよう真剣に取り組むなら、近道はありません」とアヨヤは述べました。「しかしながら、確立された社会復帰プログラムへの資金は非常に不足しており、新たな資金がない限り、中断のおそれがあります。南スーダンの歴史上非常に重要な時期に、これらの子どもたちへのご支援をお願いします」

2020年、ユニセフは、南スーダンで武装グループに関わっている約2,100人の子どもの解放と、これまでに解放された子どもを含めた解放後の社会復帰プログラムの継続を支援するために、420万米ドルを必要としています。

* * *

■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )

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