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大和ハウスグループ6プロジェクトがグッドデザイン賞を受賞(ニュースレター)

PR TIMES / 2021年10月20日 21時15分

 大和ハウスグループ3社では、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2021年度グッドデザイン賞」に応募し、「中~大規模集合住宅」、「地域の取り組み・活動」、「戸建住宅」、「オフィス・産業施設の建築・環境」の4部門において、6プロジェクトが受賞しました。



■ 2021年度グッドデザイン賞受賞プロジェクト

[画像1: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-e249396b2122b92a59d8-13.jpg ]



■グッドデザイン賞について
 グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数は、50,000件以上にのぼり、受賞のシンボルである「Gマーク」はよいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
●グッドデザイン賞公式WEBサイト URL:www.g-mark.org/

■中~大規模集合住宅部門受賞
 ●分譲マンション「プレミスト船橋塚田」 -船橋グランオアシス- 
 大和ハウス工業株式会社(事業主体)、東武鉄道株式会社

[画像2: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-f54f2e11c939a502ce33-0.jpg ]


 「プレミスト船橋塚田」(千葉県船橋市)は、大和ハウス工業株式会社が開発した大規模複合プロジェクト「船橋グランオアシス」内にある地上11階建て、総戸数571戸の大型分譲マンションです。
 「船橋グランオアシス」は、日本初(※1)となる「施工」から「暮らし」まで実質再生可能エネルギー電気(※2)のみを利用した、集合住宅街区や戸建分譲住宅街区、商業施設街区で構成されたまちです。当社グループの発電所で発電した再生エネルギー電気を運ぶ仕組みを、当社グループが一丸となり構築しています。
 また、「プレミスト船橋塚田」の敷地内には、環境と共存できるよう、接道部や中庭等に22%の緑地を設置。散歩や植物の観察を楽しめます。
※1.2021年4月1日時点。大和ハウス工業株式会社調べ。
※2.FIT(固定価格買取制度)電気に、非化石証書(トラッキング付)(※3) を付加することで、実質的に再生可能エネルギー電気とするもの。
※3.非化石証書は、再エネ発電等に由来する電気が持つ環境価値(温室効果ガス排出がない等)を切り離し、取引可能にしたもの。トラッキング付とすることで、環境価値由来の発電所を特定できる。

【デザインのポイント】
●「施工」から「暮らし」まで再生可能エネルギー電気で賄う、日本初の「再生可能エネルギー電気のみを利用したまちづくり」
●「プレミスト船橋塚田」と戸建分譲住宅街区では、省エネ対策を講じるとともに、街区内で発電した再生エネルギー電気の消費率を向上させる取り組みを実施
●「プレミスト船橋塚田」の接道部や中庭等に22%の緑地を設け、日々の風景にも緑の潤いを実現
[画像3: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-b58a938785356aa81855-1.jpg ]

◎受賞評価コメント
 この計画で評価したいのは、省エネに終わらずに再生エネルギー利用100%に拘った点である。施工時から再生エネルギーの利用を取り入れ、そうした試みを仮囲いのイラストで伝えるなど対社会の努力も徹底している。大企業のグループ会社だからできる取り組みであるし、このような社会的責任の大きな企業が啓蒙的とも言えるプロジェクトを果たした役割は、とても意義があるのではないか。このような開発のあり方が人々から選ばれていくことは、今後の一つの大きな流れであることを期待したいし、こうした開発が消費者を育てていくことになってくれればなお良いと思う。

■中~大規模集合住宅部門受賞
 ●分譲マンション「イニシア三鷹」 
 株式会社コスモスイニシア(事業主体)、株式会社JWA建築・都市設計

[画像4: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-7751203a3fa26e0ce89a-2.jpg ]


 「イニシア三鷹」(東京都三鷹市)は、文豪太宰治氏の小説「饗応(きょうおう)夫人」に主人公として登場し、地元の名士であった画家の旧宅跡地に建てられた、地上10階建て、総戸数27戸の分譲マンションです。
 本物件は、JR「三鷹駅」から太宰治氏、森鴎外氏の墓のある「禅林寺」へ続く「禅林寺通り」に面しています。建築面積を抑えて、階数を増やす「搭状」でありながら、分節表現された外観と、「まえにわ」を設けることで、沿道景観との調和を図りました。


【デザインのポイント】
●オーソドックスに抑えたランドマークとして「禅林寺通り」の文化性の継承発展を図る
●沿道景観の連続を図りつつ、「10層高さを構成的に分節する」、「コーナーデザインを創る」、「まえにわを構える」の3要素による構成
●「まえにわ」を「禅林寺通り」に開き、「手を差し伸べ誘う建物要素」、「溜まらせ受け止める場」がまちの焦点を創る


[画像5: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-699d1423111f73502a4a-3.jpg ]

◎受賞評価コメント
 敷地に以前存在した住宅の文化的文脈への敬意やストリートの環境に対し、新たな調和と価値を生み出そうとする意識が全体の計画に表れている。建築面積を抑えて階数を増やしつつ前庭をつくる配置の選択も、前庭のしつらえやテナント空間の微妙な配置、ファサードの分節表現も、建築行為の前提としての意識の持ちようから生まれていると思えた。特に前庭によってストリートに生み出された環境価値が、これから居住空間としての資産価値や周辺エリアを含めた地域価値へと反映されていくことを望みたい。

■中~大規模集合住宅部門受賞
 ●タウンハウス「イニシアテラス小竹向原」
  株式会社コスモスイニシア

[画像6: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-d4122e835823015aa1c9-4.jpg ]

 「イニシアテラス小竹向原」(東京都練馬区)は、地上3階、地下2階建て、総戸数30戸の集合住宅で、「重層長屋における共用通路空間の豊かさ」を提案しました。
 隣り合う棟の間隔を確保するとともに、共用通路から空を取り込めるよう採光も確保。開放的で良好な住環境を創造しました。
 住戸内には、多用途に領域が設定できるフレキシブルな共用空間を設け、ご入居者自身が空間領域を自在に使い分けることができる住宅ユニットを提案しました。

【デザインのポイント】
●幅3mの共用通路とプライベートコモン(ポーチ)によって隣棟間隔を確保し、居住空間を豊かに設定
●土地の高低差を活かし階段やたまり場を設け、住民同士のコミュニケーションを誘発する空間としてデザイン
●住戸内にマルチスペースを設け、上下階の繋がりを持たせることで、視線の変化によってご入居者自身で多様な領域設定ができる住宅ユニット
[画像7: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-e106446c38164447ae45-5.jpg ]

◎受賞評価コメント
 建物を設計する上で、空地をどう設計するかは重要な課題である。「イニシアテラス小竹向原」では、建物を分棟として全体のボリューム感を抑え、2棟の間にゆったりとした共用通路を配置している。一般的な避難通路の幅を大きく超えた共用通路は路地のようで、階段や植栽、たまり空間により、コミュニケーションを自然に誘発する。グラウンドレベルの3mの通路の両脇にはプライベートコモン空間というバッファーをはさみ、居住スペースにつなげている。全体のスケール感や、共用通路のとらえ方が素晴らしく、高い評価となった。ただ、見合いの問題はあると思うが、もう少し共用通路に開いた開口があれば、生き生きとした生活シーンがより滲み出てくるのではないかと思う。

■地域の取り組み・活動部門受賞
 ●地域の取り組み・活動「ETOWA KASAMA(エトワ笠間)」
 株式会社コスモスイニシア

[画像8: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-cc58a5adafc0018c42e5-6.jpg ]

 「ETOWA KASAMA(エトワ笠間)」は、茨城県笠間市の公共施設利活用を中心にした官民連携の地域活性化プロジェクトを活用したグランピング施設です。
 国や地方自治体が所有している公共施設の、利用者減少や遊休化といった課題に着目。民間のノウハウを活かし、エリアブランディングの取り組みを「ETOWA KASAMA」で実現しました。
 運営においては、地域の資源・人財や、地域内の空き施設も活用し、新しい働き方を提案することで、都市と地域を交流させる地域循環システムを目指しました。
【デザインのポイント】
●民間の開発ノウハウや資力を活かした公共施設利活用によるニューノーマル時代の滞在スタイルを提案
●地域の観光・魅力を発掘し、自治体と連携しながら、エリアの面的な魅力の発信とブランディングを実施
●都心近郊にある地方都市のまちの資源の活用と都市居住者の満足の両立を実現する地域循環システムの創出
[画像9: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-9c2f235b6857bca7f9a9-7.jpg ]

[画像10: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-3e2a971613e98c687f24-8.jpg ]

◎受賞評価コメント
 遊休化し財政負担を抱えている公共施設を民間投資で再生し、新たな価値を生み出している取り組み。利用者が固定していた宿泊施設をリブランディングし、アウトドアリゾートという新たな宿泊の形態を掲げたことで新たな集客も獲得している。行政としての財政的な課題を民間の資金とノウハウで解決し、バリューアップすることで新たな関係人口の創出、地域内での経済循環を生み出している公民連携での取り組みを評価した。今後はこの場所を起点に笠間や周辺エリアへの回遊性を高めるような取り組みを進め、よりエリアへの価値波及を期待したい。

■戸建住宅部門受賞
 ●戸建住宅(別荘)
 「KARUIZAWA FOREST VILLA PROJECT(軽井沢フォレストヴィラプロジェクト)」
 株式会社コスモスイニシア

[画像11: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-5f585df3adf948c87551-9.jpg ]

 「KARUIZAWA FOREST VILLA PROJECT(軽井沢フォレストヴィラプロジェクト)」(長野県北佐久郡)は、明治33年に軽井沢において建造され、現存する最古の別荘です。老朽化した別荘を「旧別荘の佇まいを残しながら、傷んだ森を再生し、新しい原風景を創造する」をコンセプトにした再生プロジェクトです。
 地域に愛された別荘の再建と、周囲の森を保存し、新たにゲストヴィラ「Guest’s Villa(ゲスツヴィラ)」と共用ラウンジヴィラ「Conference Villa(カンファレンスヴィラ)」の2棟の建物に旧別荘の建材や家具を再活用し、建設しました。原風景の保持と新築された建物群が森と調和し、新たな原風景が創造されることを期待します。

【デザインのポイント】
●既存別荘の調査と現状の法規に適合させる再生をしたこと
●既存建物の建材の再利用と家具等のリペアによる再活用
●既存の森の樹木を可能な限り残し、新たなにメンテナンスを加え、持続性を維持すること
[画像12: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-7db0cca009a96712baae-10.jpg ]

◎受賞評価コメント
 明治33年築、築120年という文化財級の別荘建築を再生して活用するプロジェクト。「ゲストビラ」と「共用ラウンジビラ」を新築し、豊かな森と一体で特別な住環境を提案している。日本は、歴史的な建築の扱いは、保存一辺倒であって、歴史的住宅遺産を新たに利活用していくアプローチが遅れている。歴史を伴った空間を利活用することで新築では獲得できない表情の豊かさ、考え方の深さが実現できる。それを具現化させたこのようなプロジェクトは大変に貴重であり、今後の法整備や技術的な工夫も含めて広がっていってほしいと感じさせる。

■オフィス・産業施設の建築・環境部門受賞
 ●オフィス
 「株式会社リクルート KUDANZAKA SUSTAINABLE PROJECT(九段坂サステナブルプロジェクト)」
 株式会社リクルート(事業主体)、株式会社コスモスモア、有限会社スキーマ建築計画、株式会社 village(R)️

[画像13: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-3dad943156440f6679c0-11.jpg ]

  
 1960年に建てられた全5棟の建物を、最先端のオフィスへと大規模なリノベーションを行いました。オフィスをめぐる社会の転換期に際し、当オフィスで働く方が「安心・安全に集い、快適に働くことができる」ことを目的としました。タッチレス等の最新技術を組み込むことで、築古ビルの有効性を発信し、「これからの働く場の在り方」を体現したデザインとしました。


【デザインのポイント】
●築古ビルが持つ独自デザインとテクノロジーを組み合わせ、ビル再生の在り方を示す一例となった
●環境保護と感染症対策のため壁を極力排除し、可変性のある家具と組み合わせた。働き方の変化にも迅速に対応●入口も入口の高さも異なる5棟の建物の1階部分とその周辺をレンガでつなげ、ゆるやかに室内外と各棟をつなげた
[画像14: https://prtimes.jp/i/2296/1591/resize/d2296-1591-4219820a2d4d126e02c3-12.jpg ]

◎受賞評価コメント
 働き方が大きく変化している中で今後どんなオフィスを作るかはオフィス設計者に突きつけられる新たな課題である。その中で可変性のある開放的なオフィスはとても新鮮だ。開放性を何で表現するかは様々だが、ここでの開放性は空間が可変的であるというシステムとしての開放性以上に連続するレンガなど素材の選び方、その組み合わせ、空間の構成によって生まれる使う人の身体と精神に作用する開放性が素晴らしい。新しい働く場の好例として高く評価された。

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