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南スーダン:独立から10年「子どもとしての権利をください」~最悪の人道危機下の子どもの声【プレスリリース】

PR TIMES / 2021年7月7日 19時15分



[画像: https://prtimes.jp/i/5176/1762/resize/d5176-1762-cf0302dda716dfb67c79-0.jpg ]

【2021年7月6日 ジュネーブ/ジュバ(南スーダン)発】

7月9日に独立から10年の節目を迎える南スーダン。国連の定例記者会見において、南スーダンの子どもたちの現状を17歳の女の子が訴えました。

* * *

メッセージを伝えたクリスティーヌ・サイダさん(17歳)は、南スーダンでユニセフ(国連児童基金)の子どもレポーターを2年間務めています。子どもレポータープログラムは、子どもたちが自分たちの生活に影響を与えるあらゆる問題について意見を表明できるよう、ユニセフが立ち上げたものです。

クリスティーヌさんはこう述べました。

「今週末に建国10周年を迎える南スーダンで、私たち子どもがどのように生きているのかについて、少しお話したいと思います。私の話は、私の身近で見たことや、最近訪れたピボール州での経験に基づいています。ピボール州は、南スーダンが直面している危機の影響を最も受けている地域のひとつです。

私たちの国では、子どもたちが尊重されていません。学校に行く権利、食べる権利、守られる権利、安全に過ごす権利など、多くの権利が尊重されていません。

南スーダンの子どもたちは、子どもの拉致、地域紛争、避難生活、暴力、ジェンダーに基づく暴力など、たくさんの危機に直面しています。洪水や暴力が子どもたちの状況を悪化させ、栄養不良の蔓延を深刻化させています。

ほとんどの人が、人道的支援に頼って生きています。南スーダンにいま最も必要なのは、支援です。私たちに子どもとしての権利をください。子どもたちの権利を尊重してください。私たちの叫びに応えてください」

* * *

ユニセフは、報告書『「私たちの叫びに応えて」- 緊急支援を待つ南スーダンの子どもたち(原題:Respond to our cry – Children’s urgent needs for help in South Sudan)』を発表し、南スーダンではいま、子どもの3人に2人に相当する450万人という記録的な数の子どもたちが、人道的支援の必要性が非常に高い切迫した状況にあると、警鐘を鳴らしました。

国内で人道支援を必要とする人は約830万人にのぼり、これは2013年から2018年にかけての内戦時に見られたレベル(610万人から750万人)をはるかに上回っています。生まれた子どもの10人に1人が5歳の誕生日を迎えられず、今年は約140万人の子どもたちが急性栄養不良に陥ると予想されています。学齢期の子どもの70パーセント以上が、学校に通えていません。

報告書では、クリスティーヌさんをはじめ子どもたちの声を紹介しながら、子どもの権利が奪われている状況を報告し、人道支援拡充の必要性を訴えています。

* * *

■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。 https://www.unicef.or.jp/
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/

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