マイナビ、「2025年卒大学生広報活動開始前の活動調査」を発表
PR TIMES / 2024年2月22日 17時45分
インターンシップ・仕事体験の参加率は85.7%で調査開始以来、過去最高。参加しなかった理由は「参加したかったが選考で落ちたから」が最多の28.3%。
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(2,633名)を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 大学生広報活動開始前の活動調査」の結果を発表しました。
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TOPICS
インターンシップ・仕事体験の参加率は85.7%で14年卒の調査開始以来、過去最高【図1】
参加したプログラムの内容は「実際の現場での仕事体験(33.2%)」が前年から最も増加【図2、3】
インターンシップ・仕事体験に参加しなかった理由は「参加したかったが選考で落ちたから」が最多の28.3%【図4】
就職活動の準備が「できている」と思う学生が前年から増加し36.1%。一方「できていない」と思う学生は38.4%で上回る結果に【図5】
【調査概要】
インターンシップ・仕事体験の参加率は85.7%で14年卒の調査開始以来、過去最高
25年卒のインターンシップ・仕事体験に応募した割合は前年比1.7pt増の91.0%で、参加した割合は前年比3.9pt増の85.7%となり、いずれも前年を上回った。特に、参加率については年々高まりを見せていたが、25年卒においては、調査を開始した14年卒以来最高値となっており、インターンシップ・仕事体験への参加が一般的となっている様子がうかがえる。【図1】
【図1】
[画像2: https://prtimes.jp/i/2955/1917/resize/d2955-1917-9a214a3c176f33ce7484-0.png ]
参加したプログラムの内容は「実際の現場での仕事体験(33.2%)」が前年から最も増加
これまで参加したインターンシップ・仕事体験の開催形式については、「WEB形式に参加した経験の方が多い(41.8%)」と「WEB形式のインターンシップのみに参加した(16.0%)」を合わせると57.8%で、WEBでの参加が主流である傾向は続いている。一方で、「対面形式に参加した経験の方が多い(17.3%)」と「対面形式のインターンシップのみに参加した(8.2%)」の合計は25.5%で前年から8.4pt増加していた。また、参加したことのあるプログラム内容は「グループワーク(企画立案、課題解決、プレゼンなど)(75.1%)」が前年に引き続き最多だったが、前年から割合が最も増えたのは「実際の現場での仕事体験(33.2%)」で、6.8pt増加していた。インターンシップ・仕事体験においては、職場に訪れてリアルな体験をすることに価値がある一方で、学業との両立や、交通費などが学生の負担になる可能性もある。そのため、利便性の高いWEB形式のプログラム参加も含め、状況に応じて選び分けることが定着しているようだ。【図2、3】
【図2】
[画像3: https://prtimes.jp/i/2955/1917/resize/d2955-1917-68f38cd95cd195f5b1f3-0.png ]
【図3】
[画像4: https://prtimes.jp/i/2955/1917/resize/d2955-1917-9ea6f77a1655f094c5c3-0.png ]
インターンシップ・仕事体験に参加しなかった理由は「参加したかったが選考で落ちたから」が最多の28.3%
インターンシップ・仕事体験に参加しなかった主な理由は「参加したかったが選考で落ちたから(28.3%)」が最多で前年から15.7pt増加した。25年卒からインターンシップの定義改正があり、一定の条件を満たせば、参加した学生の情報を採用選考時に利用可能となった。そのため、学生のインターンシップ・仕事体験への参加意欲は高まった一方で、実際の職場での就業体験が一定日数以上求められるため、参加できる人数がWEB開催と比べると少なくなることや、そのためにインターンシップ選考が厳しくなることが懸念されていた。こうした背景を踏まえ、選考に落ちたことによって参加を見送った学生が前年よりも増えたと考えられる。【図4】
【図4】
[画像5: https://prtimes.jp/i/2955/1917/resize/d2955-1917-a18f5befbd140e44aced-0.png ]
就職活動の準備が「できている」と思う学生が前年から増加し36.1%だが、
「できていない」と思う学生も38.4%で「できている」を上回る結果に
現時点での就職活動に対する準備については、「できている」が前年から6.7pt増の36.1%となり、「できていない」は前年から6.0pt減の38.4%だった。25年卒学生は、インターンシップ・仕事体験への参加割合も高く、全体的に就職活動の準備期間にも活発に活動しており、準備状況が前年を上回っている。しかし、準備が「できていない」と思う人が、「できている」と思う人を上回っており、必ずしも全員が準備万端だと感じているわけではないようだ。【図5】
【図5】
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【調査担当者コメント】
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本調査は3月1日の広報活動解禁前最後の調査です。インターンシップ・仕事体験への参加率が、前年より高い水準
であることはこれまでも報告してきましたが、経年でみてもこれまで以上に高い割合となりました。25年卒はインターンシップの定義改正があり、例年に比べて学生の関心も高く、その分前年よりも就職活動の準備が進んでいるように感じます。3月1日から、本格的に就職活動が開始され、企業側から選考結果の通知が届くと、準備状況に関わらず予想していなかった結果になることがあるかもしれません。毎年お伝えしていることですが、内々定は「早く」獲得することに意義があるものではありません。入社できる企業は1社だけなので、これまでしっかり準備してきた自分を信じて、自分にあう1社を見つけていただきたいと思います。
キャリアリサーチラボ 主任研究員 東郷こずえ
【調査概要】「マイナビ 2025年卒 大学生広報活動開始前の活動調査」
○調査期間/2024年2月1日(木)~2月10日(土)
○調査方法/マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/2,633名(文系男子469名 文系女子1,089名 理系男子553名 理系女子522名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240222_70531/)からご確認いただけます。
※当初記載していた調査期間に誤りがあり修正しております(2月27日)
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