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第46回放送文化基金賞 番組部門 ラジオ番組最優秀賞を受賞!<TOKYO FM特別番組>『ねじれちまった悲しみに』

PR TIMES / 2020年8月4日 16時45分

8月9日(日)19時00分~19時55分にTOKYO FMで再放送!

TOKYO FMで昨年2019年8月18日(日)に放送した、特別番組『ねじれちまった悲しみに』が、この度「第46回放送文化基金賞 番組部門 ラジオ番組」において最優秀賞を受賞しました。この番組は、『敗戦後論』をはじめ、一貫して戦後日本の「ねじれ」を指摘し、向きあい続け、昨年逝去した思想家・文芸評論家の加藤典洋の足跡に焦点を当てたドキュメンタリー番組で、小説家・小川哲が、加藤典洋と同学年の研究者で社会学者の上野千鶴子や、日本文学研究家のマイケル・エメリックとの対話を通して、加藤典洋と戦後日本の「ねじれ」をたどりました。尚、TOKYO FMの番組の本賞受賞は初のことで、これを受けTOKYO FMではこの番組を8月9日(日)19時00分から再放送することを決定しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/4829/2059/resize/d4829-2059-797089-0.png ]

番組が放送された2019年8月は、元号が平成から令和に変わった初めての夏。参議院選挙を経て憲法改正が現実化してきたかに思えたこの時期、番組では作家・小川哲が、8月15日の靖国神社や都内の選挙演説の中を、加藤典洋の最後の著書となった『9条入門』を携え巡りました。『敗戦後論』『アメリカの影』などで、 平和主義を唱えながらも世界で戦争を続ける米国に従属する戦後日本の「ねじれ」を指摘し続けた加藤の遺した思いを探るため、小川が対話したのは社会学者で東京大学名誉教授・上野千鶴子や日本文学研究者で、加藤典洋が書いた村上春樹評論の英訳も担当しているマイケル・エメリック、さらに、早稲田大学時代の加藤ゼミの元ゼミ生から見た、先生としての加藤典洋の面にも注目しました。番組のストーリーテラーは女優で日本舞踏家の藤間爽子が担当。

この度の「第46回放送文化基金賞 番組部門 ラジオ番組」最優秀賞の受賞を受け、番組に携わった作家・小川哲、東京大学名誉教授・上野千鶴子からのコメントが届きました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/4829/2059/resize/d4829-2059-107626-1.jpg ]

<作家・小川哲、受賞にあたってのコメント>
かつて日本は他国に侵略し、多くの人々の命を奪いました。その結果、戦争に敗れ、平和憲法を制定しました。それ以来、僕たちは長い間「戦後」の中にいます。加藤典洋さんは、「戦後」という他人事のような概念を、どうにかして掴みとろうと考え続けました。
僕たちはこれからも、永遠に「戦後」を生きることになるでしょう。加藤さんの言葉を通じてこの事実について考えるという無謀な番組に、このような形で光が当たったことを光栄に思います。

<東京大学名誉教授・上野千鶴子、受賞にあたってのコメント>
加藤さんの訃報を聞いたとき、息が止まりそうになりました。この番組は加藤ラブに満ちています。それだけではありません。戦後のわたしたちの出発点にあった「ねじれ」を忘れてはならない、と警告しつづけた加藤さんを、わたしたちが忘れないために作られた番組です。
ふたたび巡る敗戦記念日の前に、この番組が受賞してうれしい思いです。



【番組概要】

◆タイトル:特別番組『ねじれちまった悲しみに』(再放送)
◆放送日時: 2020年8月9日(日)19:00~19:55
◆放送局:TOKYO FM
◆出演: 小川哲 マイケル・エメリック 上野千鶴子 長瀬海 藤岡泰弘
◆語り: 藤間爽子
◆番組HP:https://www.tfm.co.jp/nejire/
◆協力:共同通信社、新潮社

◆スタッフ
プロデュース:延江浩、増山麗央(いずれもTOKYO FM)
演出:伏見竜也(イー・エー・ユー)
構成:西澤史朗(フリー)
演出補:伊藤慎太郎(森のラジオ)

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