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交通事故をきっかけに出現した新たな才能:音楽家GOMAの絵に谷川俊太郎の詩が織りなすハーモニー。心に響く画集『モナド』完成! 

PR TIMES / 2019年7月9日 22時40分

映画『フラッシュバックメモリーズ』、NHK ETV特集「Reborn ~再生を描く~」で大反響!



[画像1: https://prtimes.jp/i/1719/2238/resize/d1719-2238-213745-3.png ]

●絵と言葉が響き合う 絶妙なコラボレーションが実現●
株式会社講談社は、交通事故で脳を損傷、高次脳機能障害となり、突如絵の才能が開花した音楽家・GOMAが描いた作品から初の画集『モナド』を刊行しました。
一瞬にして見る人の心を惹きつける絵───この画集の編集者もその絵に魅了された一人である。たまたまNHKのETV特集『Reborn ~再生を描く~』を見ていた彼は、番組終了後に「この絵の本を作りたい」と思い立ち、GOMA氏に連絡。作品をたくさん見ているうちに、“ただの画集ではなく詩を合わせるのがいい”“その詩を書けるのは谷川先生しかいない”と思い、谷川俊太郎氏に絵を送ると、すぐに「モナド」という詩を絵に合わせて書いてくれたという。

●如舞い降りた新たな才能●
GOMAはオーストラリアの先住民族アボリジニの伝統楽器・ディジュリドゥの日本を代表する奏者。2009年36歳の時に交通事故に遭い、その後、「時間の感覚がわからない」「覚えられない」「会話が成立しづらくなる」など、次々と異変が現れる。社会からの疎外感が生まれるなど不安と葛藤の日々を送り、一時は奏者としての活動を休止していた。
一方で事故から2日後、全く経験のなかった絵を描き始める。以来、脳裏に浮かぶイメージを描かずにはいられないという衝動に駆られ、現在までの作品数は500点を超えた。

緻密な点と見事な色彩感覚で描かれる点描画は、主に脳損傷の後遺症で過敏に受け取る“ひかり”の世界を表現しているという。“観た人が元気になるエネルギーを絵を通して贈ること”そう願いを込めて今日も絵を描き続けている。

[画像2: https://prtimes.jp/i/1719/2238/resize/d1719-2238-540435-2.png ]


~GOMAからのメッセージ~

事故後の人生は理解不能なでき事の連続でした

生きていれば誰にでも大なり小なりアクシデントは起こります

その相手や時期を選べないのが現実です

この世界は様々な人間が交錯する平等が建前の不平等な世界です

約10年経った今改めて自分の周りを見渡してみると、あの日があったからこそ出会えた仲間や作品に囲まれて生かされています

事故にすら感謝の気持ちが芽生えています

ただ絵描きとして

人生はじまりの記憶が無い僕は終わりを知ることも無く逝くのだと思います

人生とはそういうもの

それでいいのかも

本の完成が近づくにつれてそう思うようになりました

この本が人生のプラスになること願っています


~編集者より~
「モナド」とは、哲学者のライプニッツが考え出した空間を説明するための概念で、「単子」と訳されるものです。この本を読む皆さまには、まずは、あまり情報を入れずに、絵とまっすぐに向き合い、その絵をみながら、その絵に付した谷川さんの言葉をかみしめていただきたい。その後で今度は「モナド」という言葉の意味を調べて読んでもらいたいです。そのうえで、もう一度、絵と詩を味わってほしい。もちろん、自分なりの解釈でいいのです。なにかひとつの正解があるわけではありません。


[画像3: https://prtimes.jp/i/1719/2238/resize/d1719-2238-520408-1.jpg ]

《GOMAプロフィール》
1973年 大阪生まれ。ディジュリドゥ奏者・画家。
1998年 オーストラリア・アーネムランドにて開催されたバルンガ・ディジュリドゥ・コンペティションにて準優勝。ノンアボリジニ奏者として初受賞という快挙を果たす。海外にも活動の幅を広げ、勢いに乗っていた2009年交通事故に遭い外傷性脳損傷と診断され高次脳機能障害の症状が後遺し、活動を休止……一方、退院2日後、突然緻密な点描画を描き始める。プリミティブな衝動に突き動かされた自由な発想と独特な色彩感覚が特徴的な絵画により、画家として活動を開始し全国各地で絵画展を開催。
2011年 再起不能と言われた事故から苦難を乗り越え音楽活動を再開。
2012年GOMAを主人公とする映画「フラッシュバックメモリーズ3D」が東京国際映画祭にて観客賞を受賞。
2018年2月 NHK ETV特集「Reborn ~再生を描く~」で取り上げられ、サヴァン症候群の世界的権威の精神科医、ダロルド・トレッファート博士から「後天性サヴァン症候群」と診断される。現在もディジュリドゥ奏者、画家としてのみならず、講演会など多岐にわたり活動中。

《谷川俊太郎プロフィール》
1931年 東京生まれ。詩人。
1952年 第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。
1962年 「月火水木金土日の歌」で第4回日本レコード大賞作詞賞受賞。
1975年 『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞受賞。
1982年 『日々の地図』で第34回読売文学賞受賞。
2005年 『シャガールと木の葉』『谷川俊太郎詩選集1~3』で第47回毎日芸術賞受賞。
2010年 『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。


■書名:『モナド』
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000320167
■ISBN978-4-06-514755-9
■定価:本体2,000円(税別)
B12取判48ページ

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