矢野顕子+TIN PAN(細野晴臣/林立夫/鈴木茂)の歴史的な一夜をWOWOWでオンエア!

PR TIMES / 2014年12月30日 16時43分

「矢野顕子さとがえるコンサート2014」12月31日(水)午後2:00 [WOWOWプライム]



ニューヨーク在住の矢野顕子が日本に“里帰り”して行なう年末恒例のライブ「さとがえるコンサート」。ここ最近は、昨年の奥田民生、一昨年の清水ミチコといった様々なアーティストを迎えて開催されてきたが、今年はデビュー前からの盟友、TIN PANを迎えて開催。細野晴臣(B)、林立夫(Dr)、鈴木茂(G)の3人からなるTIN PANと矢野顕子の活動を振り返れば、部分的な共演などはあったものの、実は4人だけでツアーをまわるのは今回が初めて。矢野いわく「無尽蔵にあるレパートリー」の中から、TIN PANとのライブだからこそ選んだ名曲の数々を、前編・後編の二部構成でたっぷり届けてくれた。

大きな拍手を受けて4人がステージに登場すると、『JAPANESE GIRL』に収録の「大いなる椎の木」からライブは始まった。録音に林と細野が参加した楽曲だ。左手でグランドピアノを、右手でキーボードを弾くという“二刀流”で演奏する矢野。そこにあのキュートな歌声が弾む。さらにジミー・ウェッブの1968年のナンバー「Wichita Lineman」を流暢な英語で歌うと、かつて矢野がピアノを担当したアグネス・チャンの「想い出の散歩道」をカバー。スタジオセッションを楽しむような4人のリラックスした演奏に、客席は静かに耳を傾ける。卓越した技術がありながら、飾り気のないTIN PANの演奏が味わい深い。

ハンク・スノウのカントリー曲「I'm Moving On」ではゆったりとしたアレンジで、矢野と細野がふたりで歌うと、ティン・パン・アレー(TIN PANのメンバーに松任谷正隆が加わったバンド)のアルバム『キャラメル・ママ』(1975年)に収録の「ソバカスのある少女」では、鈴木がメインボーカルをとる傍らで矢野はキーボードに徹する。さらに細野の名曲「冬越え」では、出だしを矢野が、途中で細野へとボーカルを引き継ぐと、会場は大きな拍手が湧き起こった。そんなふうにTIN PANを大いにフィーチャーした懐かしいナンバーを畳みかけた。

衣装を着替え、なんと髪型もストレートヘアに変えて再び登場した後半は、大瀧詠一の「水彩画の町」「乱れ髪」などピアノの弾き語りで聴かせた。歌い手でありながらピアニストとしても抜群の演奏力を持つ矢野は、手元の鍵盤はほとんど見ずに、客席を気持ちよさそうに見渡して歌う。その歌声は女性らしい淑やかさと、少女のような可憐さを感じさせながら、自由に踊り、ピアノと一体になる。多くの若いミュージシャンが羨望を寄せるオンリーワンの表現者、矢野顕子。圧巻のステージだった。

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