【LINEリサーチ】「電子書籍の定額読み放題サービス」の利用意向のある人は27% 10代~20代女性がもっとも高く40%という結果に 利用してみたいジャンルは約7割の人がマンガと回答
PR TIMES / 2021年4月20日 18時15分
LINEリサーチ、今と近未来の流行予想調査(第五弾・電子書籍の定額読み放題サービス編)を実施
LINE株式会社では、同社が保有する約540万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しております。
LINEリサーチでは、私たちの行動を決める1つの要因になっている、「みんなが使っている」という世の中の空気感を頼りに、今と近未来の流行を予想する企画を複数回にわたって実施しております。
第五弾では、日本全国の18~59歳の男女を対象に、デジタル化やペーパーレス化が進む現代で注目が高まる「電子書籍の定額読み放題サービス」の現状の認知率や利用率、今後の流行予想などについて調査を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。
※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」でご覧いただけます:https://research-platform.line.me/archives/37626414.html
■「電子書籍の定額読み放題サービス」の現状と認知度
[画像1: https://prtimes.jp/i/1594/3029/resize/d1594-3029-415401-0.png ]
「電子書籍の定額読み放題サービス」とは、「Kindle(キンドル)Unlimited」、「楽天マガジン」、「シーモア読み放題」、「ブック放題」のような、インターネットを利用しスマートフォン、タブレットなどで電子書籍を読むことができるサービスのことです。毎月定額の利用料を支払うことで、小説・実用書・雑誌・マンガなどさまざまなジャンルの電子書籍を読み放題で楽しむことができます。
「電子書籍の定額読み放題サービス」の現状について調査したところ、主な結果は以下でした。
・「電子書籍の定額読み放題サービス」の認知率は全体で83%
・「知っているし、使っている」という現在利用率は全体で9%
・「知っているし、以前使っていたが、いまは使っていない」を含めた利用経験率は全体で15%
「電子書籍の定額読み放題サービス」は男女年代を問わず、全体的に8割前後の高い認知率であることがわかりました。年代別の差は大きくなかったものの、10~20代女性の認知率がやや高い傾向にありました。
■どのくらいの人が使ってそう?~現在の流行体感~
[画像2: https://prtimes.jp/i/1594/3029/resize/d1594-3029-273374-1.png ]
次に「電子書籍の定額読み放題サービス」を利用している人が、現在身の回りにどれくらいいると思うかを想像して答えてもらいました。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値です。
その結果「電子書籍の定額読み放題サービス」の流行体感スコアは全体で「10.0」で、およそ10人に1人が利用しているイメージです。男女年代別では、10~20代の女性で「12.7」と他の年代よりやや高いスコアとなりました。
■1年後はどうなるか~近未来の流行予想~
[画像3: https://prtimes.jp/i/1594/3029/resize/d1594-3029-183666-2.png ]
次に「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が使っていると思うか」を想像して回答してもらいました。グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値です。
「電子書籍の定額読み放題サービス」の流行予想スコアは全体で「25.5」で、およそ4人に1人が1年後に利用していそうというイメージ。現在の流行体感から比較すると、1年後には今の2.5倍程度浸透しているというイメージになります。最もスコアが高かったのは10~20代女性の「30.3」。この年代では1年後におよそ3人に1人が利用していそうというイメージを持っているようです。
1年後に利用していそう/していなさそうと思う、それぞれの意見を聞きました。「電子書籍の定額読み放題サービス」の利便性にメリットを感じる人がいる一方で、紙の本に対して愛着がある人など、さまざまな意見が寄せられました。
<流行予想として「半数くらいの人が利用するだろう」と思う人の意見>
・定額で見放題という有料番組サービスが既に定着しているので、定額読み放題のサービスもいずれは定着していくと思ったから(女性/18歳)
・CM等の広告をよく見かけるので利用者が増えそう(女性/28歳)
・ペーパーレスに加え本を購入することも減った。スマホやタブレットの普及で、一台ですべてのことをでき管理できるし、最近は定額サービスもはやっている(男性/33歳)
・ふだん書店に行かない人もアプリで見出しや表紙を見たり、サラッと立ち読みできたりする仕組みがある。利用しやすいので広まりそう(男性/49歳)
・紙の手触りが好きな人もいるので全員が全員電子書籍に移行するとは思えないけど、学校などで全員に配る大きな教科書やノートが、全て電子書籍になるといいなと思うから (女性/52歳)
<流行予想として「誰も利用しないであろう」と思う人の意見>
・わざわざ毎月お金を払って読みたいと思わない。本は冊子で読みたいとなんとなく思っている(女性/21歳)
・読むことよりも集めることが重要。特にマンガや小説はそろえて棚に並べておくのが壮観なので、読むことだけが書籍の良さではない(男性/31歳)
・サブスクリプションモデルが増えすぎて、本当に必要と思うサービスにしかお金を払わなくなると思うから(男性/42歳)
・定額にするほど書籍を読まない。読みたい本は紙で読む。マンガなどはデジタルだと字が小さすぎてそもそも読めない。拡大しても逆に絵がわからなくなるし読みづらい(女性/58歳)
■自分は使ってみたいか?~今後の利用意向~
[画像4: https://prtimes.jp/i/1594/3029/resize/d1594-3029-261217-3.png ]
次に、自身の今後の利用意向について回答してもらったところ、利用意向がある人の割合(「ぜひ使ってみたいと思う」、「機会があれば使ってみたいと思う」の合計)は全体で27%となりました。
一方、利用意向がない人の割合(「あまり使ってみたいと思わない」、「まったく使ってみたいと思わない」の合計)は全体で50%となり、利用意向のない人が半数を占める結果となりました。
利用意向がある人の割合を男女別にみると、女性のほうが男性に比べて割合がやや高いことがわかります。また男女ともに、10~20代の若い年代の割合が高く、特に女性の10~20代では利用意向がある人の割合が40%となりました。
■実際に使うとしたら、どのジャンルの本を読み放題したいか?
[画像5: https://prtimes.jp/i/1594/3029/resize/d1594-3029-987762-4.png ]
「電子書籍の定額読み放題サービス」の利用意向がない人を除いて、実際に使うとしたらどのジャンルの本を読み放題したいかについて聞きました。
全体のTOPは「マンガ」で約7割、次いで「雑誌」が約5割、「小説/実用書」が約4割と続きます。「マンガ」は男女ともにTOPで、特に10~20代では8割弱と圧倒的な人気があります。「雑誌」も男女差はみられず、10~20代より30~50代での割合が高くなっています。
■「電子書籍の定額読み放題サービス」は今より2.5倍程度伸びる!?
[画像6: https://prtimes.jp/i/1594/3029/resize/d1594-3029-196293-5.png ]
ここまでの主要な数値をまとめてみました。2021年3月17日時点、「電子書籍の定額読み放題サービス」の認知率は約83%、現在利用率は約9%でした。
流行体感としては、全体で“10人に1人くらいが使っている”イメージを持たれているようです。そして、今から1年後には現在よりも利用する人が2.5倍程度増え、“4人に1人くらいが使っている”というイメージを持たれています。
男女年代別にみると、男女ともに30~50代で現在利用率がやや高いものの、今後の利用意向については10~20代のほうが高いことがわかりました。現在の流行体感スコアは低いものの、1年後の流行予想スコアでは全ての男女年代別で2倍以上となっており、いまより利用者が増えるだろうという予測がもたれていることがわかりました。
LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施してまいります。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の18~59歳男女
実施時期:2021年3月17日~22日
有効回収数:2108サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合があります
【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。約540万人のアクティブモニターのうち10~29歳が51%を占め*、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
* 2021年2月時点
「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
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