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パナソニックのハンディ掃除機が宇宙へ JAMSSと協力してISS 日本実験棟「きぼう」の実験をサポート

PR TIMES / 2019年12月24日 15時25分



[画像: https://prtimes.jp/i/3442/3684/resize/d3442-3684-377310-0.jpg ]

パナソニック株式会社(以下、パナソニック)のハンディ掃除機が、日本時間2019年12月6日 午前2時29分に米国ケープカナベラル空軍基地より打上げられたスペースX社商用補給機ドラゴン19号機(Space X CRS-19(SpX-19)/Dragon)に搭載され、国際宇宙ステーション(ISS)へ送り届けられました。このハンディ掃除機は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発・管理するISS 日本実験棟「きぼう」(以下、「きぼう」)で進められている小動物飼育ミッションの排泄物清掃などに使用される予定です。

「きぼう」に搭載された小動物飼育装置(MHU:Mouse Habitat Unit)は、装置内を流れる風を使って底に集約された排出物を、宇宙飛行士が定期的に掃除機で吸って清掃処理を行います。JAXAは、その掃除機の仕様性能として、「小型軽量なハンディタイプ」「排泄物の処理を手早く確実に行うための吸引力」「電源を落とした際に吸引した排泄物が逆流しない機構」を基準として設定しました。

パナソニックは、JAXAより排泄物処理用掃除機の開発を請負う有人宇宙システム株式会社(JAMSS)からハンディ掃除機の製造を受注し、市販の充電式ハンディ掃除機(MC-B20JP)をベースに開発。MHUでの使用を前提に、独自に設計した吸口アタッチメントの追加や、吸引力を5倍に向上させて処理時間の短縮化、安全性などを考慮してパナソニックの乾電池エボルタを用いた外付け電池パック方式へ変更するなど、「きぼう」という宇宙環境での使用に最適化しました。

さらに、掃除機としての基本的な性能に加えて、紙パック式の集じんや電池パックの接続に延長ケーブルを採用するなど使い勝手に配慮したほか、ベースとなった市販のハンディ掃除機がJAXAの定める規格に適合する高い品質を有していたことから、開発期間の短縮も実現しています。

「きぼう」のインクリメント61/62期間(※1)では「長期滞在技術実証の拡大~有人宇宙探査に貢献する技術実証の推進と事業自立化へ向けた利用事業拡大の準備~」をキーメッセージに掲げて、さまざまな宇宙実験が実施されています。本ハンディ掃除機は、その1つであるJAXAの第5回小動物飼育ミッションより使用される予定で、効率的なミッション運用への寄与が期待されています。

<ハンディ掃除機 「きぼう」搭載モデルの概要>
■ベースモデル
【品番】MC-B20JP
【本体寸法(幅×奥行×高さ)】120×297×152mm
【定格電圧】DC 9.6V
【電源方式】充電式(ニカド電池)
【連続使用時間】約22分(※2)
【イオンパワーノズル】あり
【ごみ収集方式】パックレス
【付属品】はけブラシ、すき間用ノズル

■「きぼう」搭載モデル
【品番】-
【本体寸法(幅×奥行×高さ)】120×297×152mm
【定格電圧】DC 9.6V
【電源方式】外付け乾電池パック エボルタ乾電池単3形×42本
【連続使用時間】約60分
【イオンパワーノズル】なし
【ごみ収集方式】紙パック
【付属品】ホース、ブラシ、すき間ノズル、延長ケーブル

※1 ISSの運用期間の単位のこと。インクリメント61/62期間は、2019年10月4日~2020年4月1日
※2 パワーノズル使用時:約16分

<報道関係者様お問い合わせ先>
パナソニック株式会社 アプライアンス社 広報部
TEL:077-561-3101

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