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純水素型燃料電池 5 kWタイプを発売

PR TIMES / 2021年10月1日 14時45分



[画像: https://prtimes.jp/i/3442/4408/resize/d3442-4408-7ce63d104331fa51514a-0.jpg ]

パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、高純度の水素と空気中の酸素との化学反応で発電する純水素型燃料電池を開発しました。業務用途をターゲットに、2021年10月1日より発売します。

近年、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速しており、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラルの実現を目指すという宣言が、世界各国・地域で出されています。この実現には、太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスといった再生可能エネルギー(再エネ)の導入が欠かせません。しかし、太陽光や風力による発電は気象条件によって出力が大きく変動し、需要に合わせた発電ができないうえ、余剰電力を蓄電池などに蓄えたり、不足電力を補う仕組みが必要です。

そこで、次世代エネルギーとして関心を集めているのが水素です。水素は、地上だけではなく宇宙で最も多く存在する元素であり、燃焼や化学反応により熱エネルギーや電力として利用可能で、その際にCO2を排出しません。さらに、再エネの余剰電力を用いた水の電気分解により、エネルギーを水素に変換して長期間安定に蓄えることが可能であり、エネルギーの保存性や利活用の観点からも大変優れています。このような背景から、水素の急速な普及拡大が予測されています。

パナソニックは、都市ガスから取り出した水素を用いて発電する家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム(※1)」を、2009年に世界で初めて発売しました。以降、10年以上にわたり、発電効率の向上や稼働時間の改善、システムの小型化などエネファームを進化させてきました。同時に、水素社会の到来を予見して直接供給される水素を燃料として発電する純水素型燃料電池の研究開発も並行し、2012年、ゆめソーラー館やまなし(甲府市)での実証を皮切りに、日本各地で実証を重ねてきました。

この度、製品化した純水素型燃料電池は、エネファームで培った技術を応用しています。例えば、燃料電池のキーデバイスであるスタックをエネファームと共用化することにより、安定した発電性能と業界最高(※2)の発電効率56%(※3)を実現しました。また、本製品は業務用途をターゲットにしているため、家庭用エネファームの発電出力(700 W)の7倍以上となる5 kWに発電出力を強化。さらに、複数台を連結制御することで需要に応じて発電出力をスケールアウト可能にするほか、軽量・コンパクトな筐体サイズを生かして、建物の屋上や狭小地などさまざまな設置条件にも柔軟に対応します。

また、今後、パナソニック製 純水素型燃料電池に対して「H2 KIBOU(※4)」という愛称を使用していきます。水素社会への希望という意味を込めて名付けました。

パナソニックは、水素の本格活用という再生可能エネルギーの導入拡大に向けた新たな選択肢の提案を通じて、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

※1:エネファームは、大阪ガス株式会社、東京ガス株式会社、ENEOS株式会社の登録商標です
※2:2021年10月1日現在、純水素型燃料電池における発電効率において パナソニック調べ
※3:効率は全てLHV基準で表しています(LHV=燃料ガスを完全に燃焼させた時に生成する水蒸気の凝縮潜熱を差し引いた発熱量)
※4:H2 KIBOUおよびH2 KIBOUマークは、パナソニック株式会社の商標として申請中です

全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] 純水素型燃料電池 5 kWタイプを発売(2021年10月01日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/10/jn211001-3/jn211001-3.html

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