WOWOWオリジナルドキュメンタリー ノンフィクションW「大林宣彦&恭子の成城物語[完全版] ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~」大林宣彦監督は全身全霊の映像作家!犬童一心、高橋栄樹両監督がその素顔語る
PR TIMES / 2019年11月15日 17時5分
WOWOWオリジナルドキュメンタリー ノンフィクションW
大林宣彦&恭子の成城物語[完全版] ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~
11月17日(日) 午前10:00 [WOWOWプライム]
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WOWOWでは、日本映画界のトップランナー、大林宣彦とその妻でプロデューサーの大林恭子に密着したWOWOWオリジナルドキュメンタリー ノンフィクションW「大林宣彦&恭子の成城物語[完全版] ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~」を11月17日午前10時より放送する。『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』のいわゆる<尾道三部作>など、数多くの作品を世に出し、現在も新作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』の公開が控える日本映画界のレジェンド・大林宣彦監督と、プロデューサーである妻の大林恭子。2人が成城大学の学生として出会って以来、共に映画を作り続けて来た60年間を、関係者・本人たちへのインタビューや新作の制作の様子、貴重な映像・写真を織り交ぜながら描いている。
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11月1日には、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた「第32回東京国際映画祭」で上映。そして上映後には、この作品の企画・構成を手がけた犬童一心と演出・撮影を務めた高橋栄樹によるティーチインが行われた。「僕が(自主映画の登竜門的な映画祭)PFFに入選したときの審査員が大林さんだったんで、10代から知っているんですよ」と語る犬童は、「友人だった(高橋)栄樹さんが大林さんを撮りたいと言っていたんですけど、大林さんの今を撮るとどうしても最近の映画の印象から、“反戦の映画作家”だけで言われることも多い。それはとても分かりやすいんですが、でも僕からすると大林さんってそれだけの人じゃない。19歳の頃から知っている8ミリ映画の先輩なんですよ。だから僕が撮るなら恭子さんとの話だなと思ったんです。初めて事務所に行った時から迎えてくれたのは恭子さん。僕が完成した16ミリ映画を見せようと、編集中の大林さんを待っていた時に相手をしてくれたのも恭子さん。夫婦で映画をつくり続けきた二人って珍しいから、奥さんと一緒にやってきたという視点もなく語っても、僕の中では偏ったものに見えてしまう。それでこういう形になったんです」と企画の経緯を明かす。
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撮影所育ちではなく、自主映画から商業映画の世界へと進んできた大林監督。「僕たち二人とも大学時代に8ミリ映画を作るところから始まっている。撮影所育ちではない僕らにとって、8ミリからCM、それから映画界に入って、それから自分のプロダクションで映画を作ってきた大林さんは指針であり、開拓者なんです。そういう視点での映画作りを奥さんと共にやってきた人。栄樹さんもそうなので、この視点は分かってもらえる。大林さんはしゃべり始めると3時間くらい話し続ける人なので、80分くらいのこの作品と一緒の内容を大林さんから聞き出そうと思ったらきっと一週間くらいかかります」と笑う犬童。そして高橋が「いつも監督はひとりでお話されるので、きちんと、とうとうとお話しされるんですけど、今回は恭子さんがご一緒なので。さすがの監督も、恭子さんがいると聞き手にまわる。その掛け合いもなかなか他では見られない」と続けた。
そして今回の撮影を通じて犬童は「本当に想像以上に、全身全霊で映画作家ですね。体調が良くないのは分かるんですけど、それでもずっと編集をしていて、ずっとダビングをしてるんですよ。まったく緊張感が解けない。アフレコの時も、朝から来て、ずっと台本を見たまま考えている。長いときは夜中の2時、3時くらいまで。最後は椅子から立てなくなるまでやっていて。もちろんそういう人だということは分かっていたんですが、この作品を作ってリアルにそうなのかと思いました」と驚きを隠せない様子。高橋も「実はかなり体調が悪くなって倒れられたときがあったんです。あの時は、カメラを回せるはずはないなと思ったんですが、恭子夫人から『今、宣彦がカメラを回した方がいいと言っていたわよ』と。それで撮らせていただいた。そういう瞬間でも映画作家であられるんだなと思いました。あのあと、編集に戻られたんですが、そのバイタリティというか、執念はすごいなと思いました」と舌を巻いた。
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<番組概要>
WOWOWオリジナルドキュメンタリー ノンフィクションW
大林宣彦&恭子の成城物語[完全版] ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~
11月17日(日) 午前10:00 [WOWOWプライム]
<番組サイト>
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