2年の沈黙を破ってクリス・ハートがJ-POPに復帰。活動再開後初となる全国ツアーのファイナル公演で魅せた音楽への深い愛と癒やしの歌声が満載のステージを、WOWOWにて12/6(日)独占放送!!
PR TIMES / 2020年11月27日 14時15分
12/6(日)夜8:00~ WOWOWライブ
https://www.wowow.co.jp/chris-hart/
[画像1: https://prtimes.jp/i/1355/5740/resize/d1355-5740-313951-0.jpg ]
J-POPを愛し、日本の真心を丁寧に歌い届けるシンガー、クリス・ハート。確かな歌唱力と優しい笑顔から伝わる温かな人柄で、2013年のデビューから瞬く間に幅広い世代の人気を獲得。同年末に「NHK紅白歌合戦」に出場するなど活躍してきたが、音楽への理解を深めるため、2018年4月から活動休止に入っていた。
そんな彼が、2020年1月に音楽シーンへの復帰を発表。4月からは活動再開後初となる全国ツアーを予定していたが、コロナ禍で延期を余儀なくされた。最善の策を講じながら前進することを決め、8月からツアーを開催。10月14日(水)に行われたLINE CUBE SHIBUYAでのファイナル公演の模様はWOWOWで先行ライブ配信された。
クリス・ハートの音楽への真摯な想いが詰まった、ファイナル公演をレポートする。
暗がりに光が差し、シルエットが浮かび上がる。心弾むアップテンポのリズムに乗せ、クリスのヒットソング「まもりたい~magic of a touch~」でライブの幕は上がった。スタイリッシュな新曲「Monochromatic」、J-POP史上に燦然と輝くラブソング「ラブ・ストーリーは突然に」のカバーと、柔らかでクリアな歌声ですぐさまクリスの世界へと観客を誘った。
序盤にもかかわらず、全力のパフォーマンス。「(久しぶりのツアーで)緊張しています」と照れ笑い。MCで見せる気取らない姿もクリスの魅力だ。
ツアータイトル「~Love is Love~(愛を歌う)」にちなみ、ラブソングのセクションに突入。ここでは、彼の復帰を待ちわびたファンへ贈り物をするように新曲の「青春プリズム」「All I Want Is You」を披露。心がときめく恋の予感から、スイートなラブソング、離れても想い続ける切ない気持ちなど、様々なラブを丁寧に歌い分け、観客をうっとりとさせた。
大切に歌ってきたカバー曲「糸」の前には、2年間の活動休止に触れ、「また歌いたい気持ちが自然と芽生えた」と告白。通信で名門バークレー音楽大学にて学んだことや、家族との時間を大切にした日々によって心身ともに充実し、音楽への情熱と創造性が高まったと打ち明けた。
第1部ラストの「Say Something」では、「苦手だから失敗しても笑わないで」とはにかみながらピアノの弾き語りに挑戦。誠実なタッチとまっすぐな歌声からは、彼の実直な人となりがじわりと伝わってくるようだった。
バンドメンバーの紹介から始まった第2部は、多彩なデュエットにより、クリスのボーカリストとしての魅力がことさらに際立った。
松田聖子と『NHK紅白歌合戦』で歌った「夢がさめて」では、バンドメンバーの女性コーラスとともにドラマチックでロマンチックに歌い合った。
アメリカ・ジョージア州で幼少期を過ごした国際派シンガー、村上佳佑と共作した「ファンファーレ」は当人がゲストで登場。久しぶりに2人で歌った喜びを爆発させながら、「興奮しすぎて失敗した。もう1回歌っても良いですか?」と、クリスはまさかの仕切り直しを懇願。温かな拍手に迎えられ、豪華な共演を再び歌い届けた。ファンにとっては、スペシャルなサプライズギフトとなったことだろう。
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第2部のカバー・セクションでは、サム・スミスの「Stay With Me」を大人っぽくセクシーに歌ったかと思えば、オリジナル・ラブの名曲「接吻」で、濃密な原曲とは違いどこか優しく品のあるポップスへと昇華して観客を魅了した。
自らも「ロマンチックなラブソングが好き」と語ったクリス。オリジナルの新曲「If I Fall In Love」は、ウエディングソングを作りたいという気持ちから制作したものだという。多幸感に満ちたこの曲もまた、きっとこれからライブでの人気定番ソングとなるに違いない。
終演前、クリスは今回のツアーではセットリストについてとても悩み考えたことを語り始めた。「『~Love is Love~(愛を歌う)』というツアータイトルだから、どうしたらいいだろうって(すごく悩んだ)。だけど、大変だからこそ、希望を持てるよう、この世界が(いい方向へ)変わるよう、頑張っていこうという気持ちを込めました」
クリスの想いをあらためて受け止めてから、新曲「大人になっていく」を聴くと感慨もひとしおだ。晴れやかなアップチューンに込めた、若者へのエールは観客の心を揺り動かし、会場から自然と手拍子が沸き起こった。声は出せなくても、手拍子を通じてクリスと観客との糸が繋がっていることを感じた場面だった。
続いて歌われた、メロディックでキャッチ―な「Dreams」の歌詞に、「自分を信じ また歩き出せた」という一節がある。一度、立ち止まり、再び強い気持ちを持って歌うことを選んだクリスだからこそ届けられる、まっすぐな応援メッセージに心打たれた人は多いだろう。
カーテンコールでバンドメンバーが退いた後、「僕の定番です。最後はアカペラで歌います」と告げ、たっぷりの声量で「幸せをみつけられるように」を会場いっぱいに響かせたクリス。
まぎれもなくそれは、音楽への溢れる想い、ファンへの温かな眼差しがぎゅっと凝縮されたものだった。
激動の2020年がまもなく過ぎようとしている。ハードな時間を乗り越えた心身に、クリス・ハートの思いやりに満ちた音楽はとびきりの癒やしとなるだろう。心安らぐ2時間をぜひ堪能してほしい。
写真:上飯坂一
【番組情報】
クリス・ハート 全国ツアー2020 ~Love is Love~(愛を歌う)
12月6日(日) 夜8:00~ WOWOWライブ
収録日:2020年10月14日
収録場所:東京 LINE CUBE SHIBUYA
【番組サイト】
https://www.wowow.co.jp/chris-hart/
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