DREAMS COME TRUEのアコースティック風味ライヴツアーより横浜アリーナ公演の模様を、いよいよ5月6日(金)にWOWOWで独占放送・配信!オンエアに先駆け、ライヴレポートが到着!
PR TIMES / 2022年4月29日 12時45分
https://www.wowow.co.jp/music/dct/
DREAMS COME TRUE ACOUSTIC風味 LIVE 総仕上げの夕べ 2021/2022 ~仕上がりがよろしいようで~
5月6日(金)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
※放送終了後~3日間アーカイブ配信あり
今だからこそ届けたい曲を、全曲フルサイズ、新アレンジで届けるDREAMS COME TRUEの最新ライヴ。
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DREAMS COME TRUE(以下、ドリカム)が今届けたい曲を、全曲フルサイズ、新アレンジで届けたツアー「DREAMS COME TRUE ACOUSTIC風味 LIVE 総仕上げの夕べ 2021/2022 ~仕上がりがよろしいようで~」の2021年12月19日に行なわれた横浜アリーナ公演の模様が、5月6日にWOWOWで独占放送・配信される。
2020年、新型コロナウイルス感染症が巻き起こしたパンデミックの影響はドリカムにも容赦なく及び、最新アルバム『DOSCO prime』ツアーは中止に。しかしそのような状況の中でも音楽を届ける方法を試行錯誤しながら、オンラインライヴを届けてきたDREAMS COME TRUE。本来ならば今回のツアーは、大掛かりな演出を伴う「ウラワン」(※4年に一度のグレイテストヒッツライヴ「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND」と対を成す人気のライヴシリーズ)として行なうはずだったが、コロナ禍の状況を踏まえて急遽内容を変更。アコースティックピアノ、アコースティックギター、サックスなどの生楽器とDJ、中村正人のベース、吉田美和の歌というミニマムな編成に、32年分の貴重な音源データを同期させたDREAMS COME TRUEならではのアコースティック風味ライヴを打ち出した。
ドリカム公式キャラクターのドリクマとワルクマが登場するオープニング映像。続いて、サポートメンバーの本間将人(アコースティックピアノ、サックス)、DJ Mass MAD Izm*(DJ)、JUON(アコースティックギター&バッキングヴォーカル)、武藤良明(アコースティックギター)が映し出され、満を持してドリカムの2人がステージ中央から登場。ツアーは2021年9月にスタートするはずだったが、コロナ感染拡大の影響で、初日の幕張イベントホール公演は中止となった経緯がある。言葉は無くとも吉田の表情からは、多くの想いを感じ取ることができた。1曲目は「何度でも」。2005年に生まれた大ヒット曲だが、何度でも諦めずに立ち上がると歌う力強い歌詩が、まさに今の時代にシンクロして響いてくる。
コロナ禍での試みを振り返ってMCをしながら、吉田は今回のセットリストについて、オンラインツアーなどで披露してきた楽曲から「今、歌いたいし、聴いてもらいたいなっていう曲を厳選して来たの」と明かした。飛沫感染防止の観点から、声援もシンガロングも求めることができない状況。コロナ以前は客席にマイクを向けることが多かったため、「何年も(自分では)歌ってないサビがいっぱいあった」と笑った。そして「騒げなくてもはしゃげなくても、歌えなくても、とにかく今日も、ここにいる横浜ベイビーズ全員、めちゃくちゃ絶対、幸せにしちゃっからね!」と次の曲がスタート。パフォーマーのSHIGE、INO-Dを迎え入れ「スキスキスー(ハート)」など3曲のアップチューンをダンスと共に披露。さらに「星空が映る海」「空を読む」を続けて披露した。「高く上がれ!」は中村、JUONのコーラスが吉田の歌声に寄り添い、奥行きを加える。ブルー、オレンジと刻々と移り変わる光に照らされながらソウルフルな歌声を響かせた「ONE YESTERDAY -DCT MIX-」は力強くも神秘的。深くその世界に惹き込まれた頃、ライヴは折り返し地点を迎えていた。
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「夢で逢ってるから」では本間がサックスを奏で、この曲の持つジャジーな魅力が全開に。吉田も中村も心地良さそうにアンサンブルに身を委ね、音楽を楽しみ、歌い奏でている様子が印象的だった。「やさしいキスをして」は、切なさの塊が吉田の身体からほとばしるような圧巻の歌唱。その余韻が冷めやらぬ中届けられた「あなたとトゥラッタッタ♪」では、ファンの手拍子が温かな一体感を生んだ。「G」はファンキーなディスコビートが心地よく、DJ Mass MAD Izm*のスクラッチ音がアクセントを効かす。カメラが映し出すメンバーの表情は生き生きと輝いていた。
本編ラストは「その先へ」。幕開けの「何度でも」と同様に、曲がリリースされた当初とはまた別の、新たな意味を帯びて歌詩が届いてくる。そのような変化に触れられるのは同時代を生きるファンの特権であると同時に、ドリカムの楽曲の普遍性の証でもあるだろう。「跳べ、横浜!」と叫んで吉田は最後に大きくジャンプ、天を指さし、万感の想いが伝わってくるような表情で歌い終えた。
アンコールで再登場すると、客席を見渡し、「この2年弱の間、毎日夢見てたよね?」と語り掛ける吉田に、「本当ですね、感謝しています」と中村が続ける。アンコールでは新曲「次のせ~の!で - ON THE GREEN HILL - DCT VERSION」を披露。「こんな時代だからこそ、“ヒトユメご一緒しませんか?”って。一瞬でもイマジネーションの世界(に触れること)で、人の気持ちっていうのは晴れるしね。現実で追い詰められていても、この曲のようにこの詩のように、“ヒトユメ”一緒に見られたらいいなと思います」(中村)と語り、この時世におけるライヴ、エンターテインメントの担い手としての想いを滲ませた。
そして数ある代表曲の一つ「サンキュ.」を温かなムードの中で優しく歌い届け、ライヴは「うれしい!たのしい!大好き! - DOSCO prime Version -」で締め括った。この曲には幻の「DOSCO prime」ツアーに本来出演するはずだった“二体”が参加。仮想空間と現実とが入り混じる、楽しいステージングを繰り広げた。
DREAMS COME TRUEのコンサートでは最後に、ファンが「吉田美和」と紹介する恒例のシーンがある。しかし今回は“サイレント『吉田美和』”。「せーの!」の掛け声の後、心で叫ぶファンの“声”を全身で受け止めた吉田の目には涙が浮かんでいた。深く長いお辞儀の後、「次会える時まで絶対元気でいてね!」「約束ね」と吉田は何度もファンに語り掛け、中村と共に、名残惜しそうにステージを後にした。
そして、DREAMS COME TRUEは、2023年に開催予定の「史上最強の移動遊園地DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023」に向けて、早くもその歩みを進めている。
文:大前 多恵
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<番組情報>
DREAMS COME TRUE ACOUSTIC風味 LIVE 総仕上げの夕べ 2021/2022 ~仕上がりがよろしいようで~
5月6日(金)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
※放送終了後~3日間アーカイブ配信あり
収録日:2021年12月19日
収録場所:神奈川 横浜アリーナ
※この番組は、WOWOWオンデマンドの無料トライアル対象外です
<番組サイト>
https://www.wowow.co.jp/music/dct/
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