コロナ禍の「ディスタンス」、どんな行動制限がストレスに?

QLife / 2020年9月18日 15時0分

【この記事のポイント】 コロナ禍の身体的・精神的な「ディスタンス(距離)」に関するアンケートを実施 友人、高齢者とは「会うのを控える」と半数以上が回答 レジャー、友人と会う、買い物の制限をストレスと感じている人が多い 「ソーシャル・ディスタンス」を理解し、距離を保てている?

 新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)が大流行して約半年が経ちました。さまざまな制約の中での暮らしに、慣れてきた人もいれば、まだまだ慣れないという人もいると思います。皆さんはいかがですか?

 QLifeでは、新型コロナ流行下における、さまざまな「ディスタンス(距離)」に関して、QLife会員対象のアンケートを2020年9月に実施し、その結果を発表しました。(有効回答数=300)

 新型コロナ大流行に伴う緊急事態宣言以降、頻繁に報道されるようになった言葉の1つが「ソーシャル・ディスタンス」です。人から人への感染拡大防止のために距離をとり密集度を下げること、の意味合いで使われていますね。「この言葉の意味を理解できていると思うか」を尋ねたところ、回答は「はい」(理解していると思う)が97%(290人)で、ほとんどの回答者が理解できていると自覚していることがわかりました。また、理解だけでなく、実際に距離を保つ努力をしているかも尋ねたところ、95%(284人)が「はい」(保つ努力をしている)を選んでいました。

友人、高齢者とは「会うのを控える」と半数以上が回答

 人との距離として、会う頻度やその方法についても質問。「コロナ禍での知人・友人との面会について、当てはまるものを選んでください」(複数回答)と尋ねたところ、「会うことを控える」が最も多く78%(233人)でした。また、コロナ禍でビデオ通話による対面がさまざまなシーンで普及し始めていますが、「オンラインでときどき顔を見ながら話す」を選んだのは8%(25人)でした。

 同様に、対高齢者の場合はどうかを尋ねたところ、知人・友人の結果と同じく「会うことを控えている」が62%(185人)と最も多く、対知人・友人よりも「電話で頻繁に話す」(15%・44人)を選んだ人が多くみられました。

病院に行く機会、男性は「流行前と変わらない」、女性は「流行前より減った」が多い

 続いて、身近な行動におけるディスタンスについて尋ねました。コロナ禍で来院者が減少していることを踏まえ、実際に病院に行く頻度について、「コロナ禍での診療目的で病院に行く頻度について、当てはまるものを選んでください」(複数回答)と質問。全体では「流行前と変わらない」が39%(118人)で最多でしたが、性別で順位は異なる結果に。男性は「流行前と変わらない」が84人(男性全体の約47%)、女性は「流行前より減った」が54人(女性全体の約44%)それぞれ最も多くなりました。「オンライン診療」の導入も進みつつありますが、「オンライン診療を利用し、行くことは減った」を選んだのはわずか1%(4人)でした。

 また、買い物については、「コロナ禍でのスーパーなどでの買い物について、当てはまるものを選んでください」(複数回答)と尋ねたところ、「混雑時間を避ける」が69%(208人)と最多で、「主にオンライン注文・宅配を利用し実店舗には行かない」を選んだのは9%(27人)に留まりました。レジャーについて、「コロナ禍でのレジャーや観光の頻度について、当てはまるものを選んでください」(複数回答)と尋ねたところ、「まったく出かけていない」が68%(203人)で、30代~70代いずれの年代においても最多でした。

心の距離感、「流行前と変わらない」が多い

 対家族、対職場それぞれにおける、「心の距離」についても質問。「コロナ禍での家族との「心の距離」について、当てはまるものを選んでください」(複数回答)と尋ねたところ、これまでと変わらない」が最多で72%(216人)でした。同様に、職場の人々との距離についても尋ねたところ、「これまでと変わらない」が最多で45%(135人)。また、「コミュニケーション不足になり、相手の考えがなかなか理解できない」を選んだ33人のうち、50代男性が12人で約3割を占めていました。

レジャー、友人と会う、買い物の制限をストレスと感じている人が多い

 最後に、これまでに尋ねたさまざまな「距離」の中で、ストレスに感じるものは何かを聞いてみました。全体では「レジャーとの距離」(31%・93人)、「知人・友人との距離」(30%・91人)、「買い物時の距離」(29%・88人)の順に多くなりましたが、性別によって順位に違いが。男性では「レジャーとの距離」(53人)が最多でしたが、女性では「知人・友人との距離」(47人)最多でした。また、「全てストレスと感じていない」(32人)を選んだ人は男性に多いという結果となりました。

 これから冬にかけて、インフルエンザの流行も心配されています。フォジカル・ディスタンスを「守り抜く」ことは難しいかもしれませんが、できるだけ意識をした行動をとることが、自身を、そして家族や友人を守ることにつながります。「思いやりの距離」を、これからも実践していきましょう。(QLife編集部)

【実施概要・回答者属性】 調査実施日:2020年9月7日~9月9日
調査方法:Webアンケート調査(全12 問、回答者属性を除く)
性別:男性178 人(59%)、女性122 人(41%)
居住地:全国(多い順に、東京都45人、北海道23人、大阪府21人、千葉県19人、神奈川県18人)
年代:50代(97人)、60代(67人)、40代(59人)中心に10~80 代以上
職業:公務員/会社員(112人)、無職(75人)、専業主婦(主夫)(38人)など

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