太平洋戦争 日々の教訓

クオリティ埼玉 / 2014年8月15日 0時6分

 また、終戦記念日がやってきた。しかし、この日はあきらかに終戦でなく日本の敗戦の日だ。1941年12月7日、日本はいきなり宣戦布告なしの真珠湾攻撃をした。一時的勝利を納めたがこのことが、1945年の敗戦に深く結びついている。国力抜群のアメリカに大きな恨みをかわせてしまった。明らかに作戦の失敗だ。
 そして、1942年には最大の激戦地となった東部ニューギニアの戦いに突込み、圧倒的な連合軍の戦力に歯が立たず、大敗北を喫した。それでも大本営は「全力をつくせ」の精神論だけでおしとおした。将兵15万人のうち13万人が死亡した。しかもそのうち戦死者は35パーセントぐらいで他は病死か餓死だった。
 筆者の恩師はかつてビルマ戦線の作戦部長をつとめていたが、「この戦争は絶対に負ける」と信じて疑わなかったそうだ。大本営の指令がほとんど現実を見ようとせず誤った楽観論と精神論ばかりおしつけてきたからだという。
 戦争は二度とくりかえしてはならないが、この平和時、選挙もビジネスも、勝つためには正確な情勢分析をし、空理空論をたたかない参謀的スタッフを揃え、そしてリーダーは正しい結論をだしてその計画を断行することが肝要だ。
 不幸の源は常に能力なきリーダーにあるといって過言ではない。尊い犠牲となられた戦死者の方々に哀悼の意を表しながら考えていることだ。

クオリティ埼玉

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