立川談慶の著書第2弾!ちょいと元気のないサラリーマンのみなさまへ 落語に学ぶ仕事術 「落語力」 落語家 立川談慶

クオリティ埼玉 / 2014年9月17日 10時20分

 立川談慶氏は慶応大学を卒業後、就職してサラリーマンを経験。しかし落語家になるという夢を叶えるため、落語家 立川談志師匠へ入門。談慶氏修業時代からの師匠からの「無茶ぶり」に対応する力と、会社や上司の「無茶ぶり」に対応するために力を備えていくことは、芸や仕事をスキルアップさせていく共通の秘訣ではないかと語っている。無茶ぶりが自身の力をアップさせると言う。
 談志師匠から「いま飲んでるから机の上の原稿を持って来てくれ」とだけの留守番電話。その日の師匠の行動やあれこれ行きつけの店の割り出し。確認して届ける。師匠と一緒にいた人から「よくわかったなあ」と感心され、「こいつは、やっとこういう対応が取れるようになったんだよ、なあ?」と師匠の言葉。こんなエピソードで対応力が磨かれていった話などが盛り込まれている。
 落語もサラリーマンも人と人とのつながりであり、「接客」が基本。ミュニケーションをとって進めていくことも共通する。落語ではいかにしてお客を引き込み、空間を一体にして笑いに導くか。サラリーマンも相手との会話を持続させ、駆け引きをしながら商談に結び付けていくか。本書ではこのように落語とサラリーマン仕事とをオーバーラップさせてビジネスヒントを与えてくれるのである。サラリーマン(株式会社ワコール)を経験し落語家となった著者だからこその着眼である。
 落語に登場する個性豊かな人物、例えば与太朗噺の与太郎のセリフで、壊れた時計を買わない客が「いらねえよ。こんな無駄なもの」に対し『壊れた時計だって一日に二度は合うよ』のような「常識転覆力」。嘘つき弥二郎のセリフ「北海道の寒さで『おはよう』が凍る。春先に溶け出してあちこちで『おはよう』がうるさい」といったことから学ぶ「誇張力」。幇間(たいこ)持ちと若旦那では「いい天気だな。『へい、いい天気です』、でも雲が出てきたな『出てきました。あの雲、気になりますな』」と流していく「会話継続力」などなど落語の世界から発見できる「落語の持つ底力」を紹介し、人生に役立つことが落語から学べると、落語を楽しむ新たな切り口を見出している。
 
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(多田 清成)

クオリティ埼玉

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