税理士事務所の付加価値を高める ~銀行対策ラボ(B-LABO)~

クオリティ埼玉 / 2014年11月9日 0時39分

加藤暁光公認会計士・税理士(第5回講師)さいたま市協同経理事務所
 税理士事務所が顧客の中小零細企業に対して銀行対策・資金繰りのアドバイザーとして取り組んでいけるようにと、新たな戦略として税理士事務所を支援する「銀行対策ラボ(B-LABO)」を立ち上げた。試算表、決算書作成など財務サポートをしている税理士事務所が銀行対策を担っていく事は新たな取り組みとなる。
 会計事務所の立場から中小企業と銀行との良好な関係構築を支援するため、豊島区東池袋にある株式会社実務経営サービスが運営する実務経営研究会の有志のメンバーによる「銀行対策ラボ」が設立されている。資金調達・資金繰りの問題や悩みを抱えている中小企業を支援し、専門的立場から問題を的確に捉えアドバイスして、企業の永続と発展に寄与し、地域経済の活性化に貢献しようと税理士やファイナンシャル・プランナー等で構成された情報交換会である。個々の会計事務所の情報を共有し、企業にとって有効なプランを提供していくための勉強会でもある。
 B-LABO のミッションとして、1つめは銀行の知識や情報、銀行対策の基礎知識、銀行、支店の融資姿勢等についての検証。2つめは事務所の業務品質向上、事務所経営・体制の構築。3つめはマーケティングによる新規顧客獲得と既存顧客の安定化、満足度向上のための営業力の強化など。3つの柱を基本に展開している。
 B-LABOに参加することによって、具体的には銀行の納得する決算書が作成できるかという作成のコツ、顧客に合った銀行としてどの銀行が融資を受けやすいのかという銀行組織も含めた情報、問題や悩みに的確に対応するノウハウ等を獲得できるメリットがある。また、顧問先に向けた銀行対策セミナーを開催して、税理士事務所のマーケティング支援を行っていくメリットもある。
 折しも、日本経済を支える中小企業がデフレ状況の中、経営課題の複雑化により経営不振に陥るケースが増えている中、平成24年8月に施行された「中小企業経営力強化支援法」に基づき、破たん懸念のある企業を支援していく機関が設置されてきている。
 資金調達のために銀行対策に特化した情報を共有していく事で、会計事務所が経営コンサルタントの一翼を担って行けるようにと、意識の高い意欲的な税理士が発起人となって活動を始めている。
 
銀行対策ラボ http://blabo.biz/
(多田 清成)

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