介護とは何だろう。介護甲子園が教えてくれる!

クオリティ埼玉 / 2014年11月12日 13時50分

  全国1,236の事業所がエントリー。今年で第4回目となる介護甲子園が日比谷公会堂で行われた。2000名を超える来場者の中、最終5つに絞られた事業所が取り組んでいる介護についてプレゼンテーションを行った。介護の現場で起こる様々な問題に懸命に取り組む介護職員の努力とその姿が、将来の介護のあり方に希望と夢を与えていく。介護甲子園を通して、介護に携わる人たちが介護の在り方について主張し、切磋琢磨しながらより良い理想の介護を求め、互いに成長し合い介護という職業に誇りと希望を実感しながら共に創り上げていく。介護という分野にやる気と勇気、優しさと思いやりを注ぎ込んでくれたように感じた。
 来場者が最優秀として選んだ事業所は「介護老人保健施設 平成の家(青森県)」であった。平成の家では、「働くデイケア」として施設内に「平成の街」という擬似店を創った。カフェや惣菜屋などのお店で利用者が働き、擬似通貨を得られる。そして施設内で通貨を利用できる仕組みにしている。働くという行為、日常生活に寄り添った行動をすることによって利用者が意欲的にリハビリしていく効果を生み出した。その取り組みと活動に、最も学びが得られ、最も気づきが多かったと評価された。
 年を重ね老いていくことは、この世に生を受けた誰にでも必ずやってくる。体の自由が利かなくなってくる、モノが見えにくくなってくる、声や音が聞こえにくくなってくる、体力が弱くなってくる、足腰が弱って動くのが辛くなってくる、などなど。
 平成26年5月1日現在、日本の総人口は1億2709万8千人、そのうち65歳以上の人口は3257万3千人で総人口の25%以上を占めている。介護を受ける人の年齢はそれぞれ違うが、65歳以上の人口は増え続けている。老後の人生を如何に快適に過ごしていけるか。介護を受ける側と介護をする側の思いや気持ちが通じてこそ安心で快適な生活が営まれていくのだろう。これから先、私たちは年老いて衰えていくものを置き去りにしない社会を確立して行かねばならない。そのためにも介護を必要とする人や将来の介護に携わる人たち、また介護に知識の無い人たちにも理解がされていくように、介護業界がますます成長していって欲しいと思う。そして今後、介護甲子園がすべての介護職に誇りと夢、希望を与えていく活動をさらに展開していく事を願っている。
 
介護甲子園 日本介護協会 http://www.j-care.or.jp/
(多田 清成)

クオリティ埼玉

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