1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

ボヤン・ボグダノビッチの劇的なブザービーターは、こうして生まれた

NBA Rakuten / 2019年11月11日 12時0分



ユタ・ジャズの選手たちが、ボヤン・ボグダノビッチの劇的ブザービーターが成功した秘訣について語った


シュートを成功させるのは1人の選手かもしれない。

しかし、そのプレイを成立させるのには多くの選手が関わっている。

現地11月8日に行われたユタ・ジャズ対ミルウォーキー・バックス戦は、100-100で迎えた試合時間残り1.3秒からのインバウンド・プレイでジャズのボヤン・ボグダノビッチがベースライン沿いのコーナーから3ポイントシュートを決めて劇的な幕切れを迎えた。

そのプレイの前のタイムアウトで、ジャズのクイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)は試合当日の朝のシュートアラウンドで練習しておいたプレイをするように指示した。

そのプレイ・コールは、ジョー・イングルズがボールをインバウンドし、ポイントガードが近いサイドのコーナーでボールを受ける、というものだった。

この時のタイムアウトを振り返って、ボグダノビッチは以下のように語っている。

「私は、その時に『マイクを逆のコーナーに行かせてほしい』と頼んだんだ。そうすることで、私には2つのオプションが生まれる。ルディ・ゴベアのスクリーンを使ってトップでボールを受けることもできるし、スリップしてコーナーでボールを受けることもできるんだ」

すると、コンリーが別の案を出した。

「私はコーナーに行きたくなかった。だから、私はハーフウェイライン付近に移動すると言ったんだ。そうすれば、ボグダノビッチとドノバン・ミッチェルにスペースを与えることができるからね。私は、ドノバンがトップでスクリーンをかけてもらってゴール付近でロブパスを受けることもできるし、ボグダノビッチがコーナーでボールを受けることもできると思ったんだ」

すると、スナイダーHCは、この2人のベテラン選手の申し出を快く受け入れたそうだ。

コンリーは「コーチは椅子に座ったまま俺たちの顔を見て『あぁ、それが良さそうだ。そのプレイでいこう』と言ってくれたんだ」と、その時の様子を語っている。

また、ボグダノビッチは「こういった点が、このチームとクイン(HC)の良いところなんだ。彼は、私たち選手の意見に耳を傾けてくれる。コート上で実際にプレイをするのは私たち選手だからね」と、スナイダーHCの姿勢を高く評価した。

スナイダーHCは、試合後に「選手の側から『シュートを打ちたい』と言われるのが好きなんだ。コーチとして、彼らのそういった自信を抑制しなければいけないことも多い。だが、今回のケースでは、チーム全員が『ボヤンがシュートを打ちたがっている』ということに気付いていた。もし、重要な場面でも選手が全く物怖じせず、的確な読みと判断ができるという確信があり、そのうえでボールを持ちたがっているなら、それはこの世で最高の状況だと言えるだろう。彼らの成長と経験をもってしても、物事は思い通りにならないこともある。だが、あの時は、タイムアウトのハドルが解けた後に、我々が望んだ結末になったんだ」と、選手たちの判断を讃えている。

ボグダノビッチは、プレイの読みについて以下のように語っている。

「あのセットプレイは、ドノバンがレイアップ・ショットを決めるか、私が3ポイントシュートを打つためのものだった。だが、バックスはルディのスクリーンを使おうとする私をブロックしてきたので、私はとっさにコーナーの空いているスペースにスリップした。そこに、丁度良いスペースができていたんだ」

ミッチェルは、この的確な判断をしたボグダノビッチについて「ベテランが助けてくれた。彼らは冷静に状況を見て、的確なプレイをするんだ」と説明している。

鮮やかなターンからシュートを放ったボグダノビッチは、「すぐにシュートが決まるのが見えたよ」と語った。



(C)2019 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください