スパーズがオーバータイムの連続試合記録を樹立

グレッグ・ポポビッチHCは「酷い話だ」とコメント

現地12月15日にメキシコのArena Ciudad de Mexicoで行われたサンアントニオ・スパーズ対フェニックス・サンズの一戦は、オーバータイムにもつれ込む熱戦の末にスパーズが121-119で勝利した。スパーズにとって、4試合連続でのオーバータイム・ゲームとなった。

Elias Sports Bureauのデータによると、『4試合連続のオーバータイム・ゲーム』というのはNBA新記録だ。

この一風変わった記録を樹立したことについて、スパーズのグレッグ・ポポビッチHC（ヘッドコーチ）は「酷い話だ」とコメントしている。

この4回のオーバータイム・ゲームで、スパーズはヒューストン・ロケッツ、サクラメント・キングス、サンズに勝利したが、クリーブランド・キャバリアーズにはダブル・オーバータイムの末に敗れている。

スパーズのパティ・ミルズは、このサンズ戦について「俺たちは全員疲れていたが、なんとか頑張ってプレイを遂行した。メキシコのファンにとっても思い出深い試合になったんじゃないかな？」と語っている。

NBAの歴史上には、3試合連続のオーバータイム・ゲームを記録したチームは幾つか存在する。直近では、2016年の2月にダラス・マーベリックスが記録している（その間の戦績は1勝2敗）。しかし、その時は2試合目と3試合目の間にオールスター・ウィークエンドを挟んでいたため、3試合連続といっても日数的には13日間あった。

今回のスパーズのケースでは、わずか11日間で4試合のオーバータイム・ゲームをプレイしている計算になる。

この苦しい日程の中でも試合を勝ち切れた要因について、スパーズのデマー・デローザンは「メキシコのファンは、どちらのチームにもあまりブーイングをしなかった。彼らは、素晴らしいバスケットボールの試合に敬意を払っていた。会場にはエナジーがあふれていたよ」とコメントしている。

スパーズがオーバータイム・ゲームの連続試合記録を更新する可能性があるのは、同16日にヒューストンのトヨタ・センターで行われるヒューストン・ロケッツ戦だ。

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