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カーメロ・アンソニーのPF起用を元ニックスHCが回顧「彼を止められる選手がいなかった」

NBA Rakuten / 2020年6月28日 9時0分



アンソニーが初めて得点王となった2012-13シーズンを振り返る


ニューヨーク・ニックスは近年低迷が続き、かつての名門の姿は影を潜めている。最後にプレイオフに進出したのは2012-13シーズン。当時、HC(ヘッドコーチ)として指揮を執っていたマイク・ウッドソンが、成功の原動力となったカーメロ・アンソニー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)のPF(パワーフォワード)起用を振り返った。

2012年5月にアシスタントコーチから昇格したウッドソンは、14年4月までニックスのHCを務め、通算109勝79敗の成績を残した。とりわけ、ニックスで初めて開幕から指揮を執った2012-13シーズンはイースタン・カンファレンス2位の54勝をあげ、プレイオフでもカンファレンス準決勝まで勝ち上がった。

同年、エースのアンソニーは平均28.7得点をマークして自身初の得点王を獲得している。そのきっかけとなったのが、アマレ・スタッダマイアーの故障欠場によるPF起用だった。ウッドソンは『SNY』のイアン・ベグリー記者との最近のインタビューで、その舞台裏を明かしている。


「コーチとしては、配られたカードで戦わないといけない。最初はメロ、アマレ、タイソン(チャンドラー)で先発フロントコートを組むつもりだった。実際3人が一緒にプレイした時は14勝4敗だったし、良いバスケットボールをしていた。でも、全員がずっと健康だったとしても、メロは4番(PF)でプレイする予定だったんだ。そして多くの故障者が出て、アマレも離脱した。私はメロに、『君は4番でプレイするんだ』と伝えたよ。全体を見て、チームにメリットがあると考えた」

身長203cmのアンソニーは、PFとしてはアンダーサイズだが、ウッドソンはミスマッチを逆に生かすことを考えていたという。

「メロは他のチームの4番よりもたいてい小さかったから、場合によっては彼をカバーする必要があると考えていた。でもその年、彼はチームのためにディフェンスでも必死に戦った。逆にオフェンスでは、メロを止められる4番はリーグにいなかった。誰一人として、だ。それを理解していたからこそ、4番のポジションは我々の大きな武器だった。メロは4番で成功し、ニックスは多くのゲームで勝った」

近年低迷するニックスは次期HCを探しており、ウッドソンは候補の1人と見られている。本人もニックス再建に意欲をのぞかせている。

「私は自分の仕事をした。我々は試合に勝ち、ファンは熱狂した。当時、ファンは我々のこと(ニックス)を誇りに思っていたはずだ。ニューヨークに戻って、もう一度勝てるチームを作れるか? もちろん自信はあるよ」



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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