76ersのドック・リバースHC、通算勝利数で歴代10位に浮上 1000勝の大台まで残り55勝

今季2戦目のニックス戦で白星を挙げ、殿堂入りコーチのビル・フィッチを抜いて通算勝利数10位に浮上

フィラデルフィア・76ers（以下、シクサーズ）のドック・リバース新HC（ヘッドコーチ）は、12月26日（日本時間27日）に行われたニューヨーク・ニックス戦でチームを109-89と白星に導き、通算勝利数で歴代10位に浮上した。

2019-20シーズン終了後にロサンゼルス・クリッパーズの指揮官を退任し、新たにシクサーズを率いる決断をしたリバースHCは、今季開幕戦で八村塁を欠くワシントン・ウィザーズを113-107で下す手腕を見せる。そして、2戦目も現役時代の古巣ニックス相手に後半で突き放し、開幕2連勝を飾った。

『NBA.com』によれば、リバースHCはこれが通算945勝目。殿堂入りコーチのビル・フィッチを抜き、通算勝利数で単独10位に浮上したという。

1996年に選手としての現役生活を終えたリバースHCは、1999-2000シーズンからオーランド・マジックで指導者としての道をスタート。1年目に41勝を挙げて最優秀HCに輝くと、翌シーズンからは3年連続プレイオフに進出した。04-05シーズンからは名門ボストン・セルティックスを9シーズン率い、2008年にはケビン・ガーネット、ポール・ピアース、レイ・アレンのビッグ3とともにNBAタイトルを獲得。その後、クリッパーズのHCとなり、7年目の昨季は49勝（23敗）を挙げたが、カンファレンス準決勝で敗れて退任が決まっていた。

リバースHCは史上10人目の通算1000勝まであと55勝。残り70試合で勝率78.6％以上であれば、今季中の大台到達となる。

HC通算勝利数トップ10は以下の通り。

1位：ドン・ネルソン／1335勝
2位：レニー・ウィルケンズ／1332勝
3位：グレッグ・ポポビッチ／1278勝
4位：ジェリー・スローン／1221勝
5位：パット・ライリー／1210勝
6位：ジョージ・カール／1175勝
7位：フィル・ジャクソン／1155勝
8位：ラリー・ブラウン／1098勝
9位：リック・アデルマン／1042勝
10位：ドック・リバース／945勝

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