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スティーブ・カーHC、“ロッドマン以上”と評価するドレイモンド・グリーンの能力とは?

NBA Rakuten / 2021年5月30日 11時56分

ディフェンスだけでゲームをコントロールし、攻撃面の能力はロッドマンをはるかに凌駕


ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、これまで最優秀守備選手賞1回、スティール王1回、オールディフェンシブ1stチーム選出3回を誇る守備職人だ。チームを率いるスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、伝説のリバウンドマシンを引き合いに出し、グリーンの万能性を称えている。

グリーンは2012年のドラフト2巡目35位指名でウォリアーズ入り。カーHCが就任した2014-15シーズンからスタメンに定着し、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソンとともにチームの中核を担い、5年連続ファイナル進出、リーグ制覇3回に貢献した。

レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)らを苦しめた執拗なディフェンスは大きな武器で、2017年には最優秀守備選手賞とオールディフェンシブ1stチーム選出を果たしている。

カーHCは『KNBR』の番組『Tolbert, Krueger and Brooks』で、現役時代の1995~98年にシカゴ・ブルズで一緒にプレイした殿堂入り選手のデニス・ロッドマンを引き合いに、グリーンの特徴を称えている。

「ドレイモンドはユニークな選手だ。私が今まで見た中で、得点を全くせずに試合を支配できる唯一の男はデニス・ロッドマンだった。ドレイモンドは守備面でデニスと似ていて、5つのポジションすべてを守ることでゲームをコントロールできる。ただ、ドレイモンドはロッドマンよりもはるかにオフェンス面で優れている。ボールを巧みに扱い、パサーとして優れ、我々のためにチームを走らせられる。ステフ(ステフィン・カリー)とのピック&ロールゲームは非常にユニークだ」

グリーンはウォリアーズの攻撃においてゲームメイク役を担い、今季はリーグ4位の平均8.9アシストを記録。カリーとのピック&ロールは重要な攻撃オプションの一つとなっている。

ボブ・マイヤーズGM(ゼネラルマネージャー)はレギュラーシーズン終了後、「彼(グリーン)は非常に有能で、攻撃レパートリーを改善できると思う。我々はそれを望み、彼自身もそれを望んでいる」と語っており、グリーンが絶対的エースであるカリーに次ぐキーマンとなるのは間違いない。



(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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