【独占インタビュー】バックスのボビー・ポーティス、「プランを遂行すれば勝てる」とサンズ撃破に自信
NBA Rakuten / 2021年7月6日 16時2分
NBAファイナルは日本時間7月7日に開幕
日本時間7月6日(現地5日)、NBA Rakutenは7日(同6日)に開幕するNBAファイナルを前に、ミルウォーキー・バックスのボビー・ポーティスに独占インタビューを実施した。先発、控えの両方でバックスを支えてきたポーティスに、フェニックス・サンズとの頂上決戦に向けた意気込みなどを聞いた。
――初めてのNBAファイナルとなりますが、楽しめていますか?
楽しんでいるよ。昨日ようやくファイナルに来たんだと実感した。土曜日の試合(イースト決勝第6戦)直後はアドレナリンが出て興奮していて、あまり落とし込む時間がなかった。
だけど昨日ホテルで改めて振り返ったとき、「ここまで来たんだ」と思ったよ。この機会にとても興奮しているし、努力は報われると感じたね。
――バックスはあなたにとって4チーム目ですが、過去のチームと比べて何か違うところはありますか?
ここには勝利のカルチャーが根付いている。ブルズでもそれはあったけど、ちょうど選手をトレードに出し始めて再建に乗り出していた。若いチームとなり、全員でどうしたら勝利できるかを探っていたんだ。若いチームがこのリーグで勝つのは難しいことだから、本当にタフだった。
ウィザーズにはトレードで加入したけど、2か月ぐらいしかいなかったからあまり比べることはできないかな。昨季プレイしたニックスでも、勝利のカルチャーはまだ築かれていなかった。今季は勝っていたけど、まだ当時は環境が整っていなかった。
ここ(バックス)では一つ一つのことが大事にされている。全員が全員のことを向上させようと、集中していて、そういったことは、それぞれの仕事を楽にさせるんだ。
優勝を掴むため「力を出し切りたい」
――アトランタ・ホークスとのイースト決勝で鍵となる活躍を披露しましたが、どんな気持ちでシリーズに臨みましたか?
しっかりと彼らをリスペクトすることだね。初戦で僕らはシリーズに勝てると思っていたが、彼らに打ち負かされた。彼らは(ニューヨーク)ニックスを破り、イーストのトップチームだったフィリー(フィラデルフィア・76ers)を倒したから、まずはちゃんとリスペクトすることが重要だったんだ。
それ以降はエネルギーと活気が戻り、僕たちらしさを取り戻した。簡単ではなかったが、僕らが勝利する方へ流れが傾いた。全員が集中していたし、ヤニス(アデトクンボ)が負傷したときも、他の選手がステップアップしたんだ。
誰かが倒れたとき、他の選手が支えとなるということは今季の大きなポイントだった。全員がそれぞれの役割を果たしたと思う。
――アデトクンボ不在のなか、2連勝してファイナルに進出しました。この結果はチームの自信となりましたか?
間違いないね。休養を取ったり、今季は彼なしで戦うことも多かったけれど、それでも勝ってきた。彼がいないなかで戦うのは初めてではなかったし、僕らも慣れていたんだ。
何よりも集中力が高かった。ここまで勝ち進んだのなら、自分の全てを出し尽くす必要がある。7月のステージまでたどり着いたんだから、このまま行きたい。とにかくあと4勝だ。力を出し切りたいね。
――アデトクンボが欠場したときは先発に回りましたが、先発と控えで試合へのアプローチの仕方は変わりますか?
いや、先発だろうがベンチからだろうが、変わらないよ。僕ができるのは自分らしくプレイすること。自分はエネルギーをチームにもたらすことができるし、得点するのも好きだ。
僕にとっては単純で、普段通りプレイするだけ。素晴らしいチームメイトとコーチングスタッフに恵まれているから、自分らしくいれる。僕を信じて活躍できる状況を作ってくれているから、彼らにはいつも感謝しているよ。
――あなたは外からでも中からでも得点できますが、どのエリアでプレイするのが好きですか? また得意技はありますか?
相手によって変えるかな。チームとしても、誰がディフェンスをするのかで判断している。大きい相手なら、外に釣り出して抜き、高さでアドバンテージがあるならポストアップをする。すべては相手の守備、マークマンを読むことで変わる。そうやって僕はバスケを教わったんだ。
得意技はポストアップからフェイスアップのシュートやジャンプフック、ピック&ポップもできる。ただこれといった技はないかな。バスケ選手は読みと反応が大事だからね。
警戒するのはサンズのスピーディーな攻撃
――ファイナルで対戦するサンズは、クリス・ポールのピック&ロールを主体に攻めてくる。それを抑えるポイントは?
ファウルしないことだ。彼らはフリースローからの得点が多いからね。彼らはテンポの速いチームで、積極的にシュートを放ってくるから守備にいち早く戻って壁を築くことも重要だ。
スイッチした際は、積極的でありながらも手の出し方には気を付ける。デビン・ブッカーとクリス・ポールは賢く、ファウルをもらうのが上手いからね。ファウルはせずに、プランを遂行する。彼らに大量のフリースローを与えなければ、僕らは勝てると思う。
――シリーズ初戦は敵地で行われますが、気をつけたいと思っていることはありますか?
とにかく集中を維持すること。自分らしくプレイし、エネルギーを試合に持ち込む。1ポゼッションずつ大切にプレイし、あとは楽しむことだ。その瞬間をね。ファイナルに毎年行けるわけではない。まだ若い6年目の26歳でファイナルを経験できるんだ。面白くなるだろう。
当たり前だと思わずに、全部を出し尽くす。家族のため、地元のため、そしてこのチームのためにプレイする。楽しみだよ。
――日本のNBAファンへメッセージをお願いします。
みんな調子はどうだい。ボビー・ポーティスです。僕にとって初めてのNBAファイナルで、最も高いレベルでプレイできるのが本当に楽しみなんだ。4勝するために、全力を出し切るよ。バックスのバスケを見てもらえることが嬉しいし、明日のティップオフが待ち遠しいね。
(C)2021 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
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