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“音を立ててはいけない”“においを残したらいけない”“息をしてはいけない”という命にかかわる禁止ルールがある世界で、得体の知れない「怪物」が登場するホラー名作選

Rエンタメディア / 2024年9月27日 10時0分

「クワイエット・プレイス」シリーズ同様、“禁止ルール”のあるホラー映画をいくつか紹介しょう。一つは『クワイエット・フィールド』(2017年)。ここでの禁止ルールは“におい”。人間を襲うヴァンパイアによって荒廃した世界が舞台で、生き血を求める彼らは人間のにおいを察知し、襲ってくる。生き残った5人の男女は、外ににおいを残さないように車で移動しながら安全な場所を求めてさまよっていた。真夜中に襲われていた女性ヴィッキーを助け、彼女の提案で核シェルターを所有する彼女の亡き父親の家に向かうことにした。“におい”というのも気をつけていればどうにかなるというものではないので、これもまた緊迫感漂うシーンが多くなっている。

『ドント・ブリーズ』(2016年)は、タイトル通り“息をするな”というルールの作品。10代のロッキーは、生活能力のない両親の元から、幼い妹を連れて逃げるための逃走資金を必要としていた。恋人のマネーから、地下室に大金を隠している盲目の老人宅へ友人と一緒に強盗に入る計画を持ちかけられる。それに参加し、老人宅に忍び込んだ。盲目の老人からお金を奪うのは簡単なはずだったが、その老人はどんな音も聞き逃さない超人的な聴覚を持っており、想像を絶する異常者でもあった。息をすることも油断できない状況は恐怖の連続となる。続編『ドント・ブリーズ2』も2021年に制作されている。

『ドント・スリープ』(2016年)のルールは“寝てはいけない”。アメリカ中で健康体の人間が睡眠中に死亡するという事例が多数発生した。原因は不明で「悪夢死」と呼ばれ、世間を賑わせている。一時的に体が動かなくなる“睡眠マヒ”(金縛りのようなもの)に見舞われた人たちが“鬼婆”と呼ばれる女性に次々と殺されていく…。眠ると襲われるという、これも避けようのない状況だけに、極限状態で恐怖と向き合う怖さが充満している。

禁止ルールの中で、どう生き延びるのか、どう克服するのか。自分ならどうする?と置き換えて見てみると、より恐怖心が感じられるかもしれない。

(文・田中隆信)

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