女優・前田敦子は今後も歌い続けるのか? ローマ国際映画祭受賞で見えた進路

リアルサウンド / 2013年11月18日 9時0分

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 前田敦子が主演、黒沢清が監督を務める映画『Seventh Code』が11月16日、第8回ローマ国際映画祭にて監督賞(Best Director Award)と、技術貢献賞(Award for Best Technical Contribution)を受賞した。本映画祭で日本映画が受賞するのは初めてであり、黒沢監督は「ローマ国際映画祭に出品できただけでも十分満足しておりましたが、受賞の報を聞いて大変驚いています。他にも素晴らしい作品が数多くある中で、今回の作品に賞を与えてくれたことを、とても嬉しく思っています」とコメント。前田も「黒沢監督凄い! ビックリしすぎて意味がわかりません。私は監督の指示に従っただけですが、私もすごく嬉しいです! 監督賞、技術貢献賞、本当におめでとうございます!」とのコメントを発表した。

 『Seventh Code』は、前田の主演を前提に黒沢監督がオリジナルストーリーを書き下ろした映画。AKB48を卒業後、かねてより夢だと語っていた女優への道を本格的に歩み始めている前田だが、本作の成功によりその評価はどのように変わるのだろうか。AKB48全般に詳しい放送作家、エドボル氏に訊いた。

「まず、賞を取った云々に関わらず、黒沢監督の作品に耐えうる女優になったということだけでも、単純にすごいことだと思います。海外での評価が高い黒沢監督が求める芝居ができたということですから、女優としての評価が高まるのは間違いないでしょう。前田さんはすでにAKB48から独り立ちした“女優”として捉えて良いのでは」

 前田は現在、ソロの歌手としても活動を続けている。

「前田さんは、良い意味で歌手としての“色”がないタイプ。女優が歌手として評価される場合、多くは歌唱力ではなく、その時の出演作の役どころであったり、自身のポジションをきちんと演じきれているかがポイントとなっています。そういう意味で、今年の9月にリリースしたシングル『タイムマシンなんていらない』は良い曲でした。内容的には比較的ベタなポップミュージックではありましたが、フレンチポップなどを上手に取り入れて、今求められる等身大の“前田敦子”を歌っていましたから。前田さんは突出した個性を持つ歌手ではありませんが、さまざまな表情を見せてくれる点では、女優らしさを備えた歌手だといえるでしょう」

 前田は今後、女優業に力を入れていくと見られるが、歌手としての活動はどうなるのだろうか。

「基本的にはやはり、女優としての道を歩んでいくのだと思います。ただ、個人的な願望になってしまうのですが、せっかく歌える能力を持っているのだから、今後も歌い続けてほしいですね。さまざまな色に染まれる若いうちにこそ、たくさん歌を聴かせてほしいと思います。タイプは全然違いますが、柴咲コウさんのように、女優業と歌手業を両立してもらえるのが、ファンとしては一番嬉しいところです」

 今年の年末には、12月28日から31日にかけて千葉・幕張メッセ国際展示場で開催されるロックフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 13/14」への出演も決まっている前田敦子。大舞台に強いと定評のある前田だけに、歌手としての「見せ場」作りにも期待したい。(編集部)

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