何度かの危機を乗り越えてきたNEWS その根強い人気の理由と、飛躍のための課題

リアルサウンド / 2014年4月9日 20時12分

 メンバーの飲酒騒動や脱退などにより、一時期は活動が危ぶまれたNEWSだが、グループ結成10周年を記念したライブのDVD&Blu-ray『NEWS 10th Anniversary in Tokyo Dome』が3月19日に発売され、3月31日付のオリコンDVD総合週間ランキングで2位にランクインし、その人気が健在であることを見せつけた。同作にはライブ映像のほか、メンバーがツアー中に行った「ご褒美旅行」の様子も収録、3枚組で見応えのある内容となっている。NEWSとしてリリースするフィジカル作品としては、2013年7月にリリースしたアルバム『NEWS』以来となり、ファンにとっては待望の1作といえるだろう。

 最近のNEWSを見ていると、グループとしてよりも、メンバーそれぞれが異なるフィールドで活躍するケースが目立つ。小山慶一郎は『news every.』(日本テレビ系)にてキャスターとして活躍。3月31日から放送している2週間限定の特別番組『トーキョーライブ24時~ジャニーズが生で悩み解決できるの!?~』(テレビ東京)では、視聴者から寄せられた「職場の悩み」に応えるなどしており、コメンテーターとしての実力も評価されつつあることが伺える。2011年『ピンクとグレー』で小説家デビューした加藤シゲアキは、現在も執筆活動を継続中。3月21日にはシリーズ3作目となる『Burn.‐バーン‐』を刊行した。増田貴久と手越祐也はボーカルユニット「テゴマス」での活動が目立つ。ジャニーズ内でも屈指の歌唱力を誇る2人による、アイドルソングの枠を越えた楽曲の数々は評価も高く、1月22日にリリースしたアルバム『テゴマスの青春』は2月3日付けのオリコン週間アルバムランキングにて2位にランクインしている。

 しかしながら今回の映像作品の人気を見る限り、今なおグループとしてのNEWSに訴求力があることは間違いないだろう。ジャニーズの動向に詳しいライターのジャニ子氏も「各メンバーのキャラクターが立っているからこそ、グループとしての活動も大事」と指摘している。

「NEWSはメンバーの脱退などで一時期はその後の活動が危ぶまれましたが、固定ファンをしっかりと掴んでおり、少しリリースが空いたからと言って忘れられるようなグループではありませんでした。また、そういった時期があったからこそ、メンバーそれぞれが強みを活かした活動に力を入れ、現在の地位を築けた部分もあるのでしょう。今の彼らは、今後10年、20年と通用する“芸”を磨く時期なのかもしれません。しかし、個々の活動を見てもわかるように、彼らはジャニーズの中でも特に優等生的な資質を持ったメンバーが揃っていて、若いファンからすると少し敷居が高いグループになってきている印象も受けます。小山さんは本気で身体を鍛えていたり、手越さんはフットサルチームを作ったりと、プライベートもストイックな感じで少し近寄り難い存在というか。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
リアルサウンド

トピックスRSS

ランキング