中国で日本の人気作品のリメークがブームに、中国版が酷評を浴びるワケは?―中国メディア

Record China / 2017年12月7日 22時20分

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「追捕 MANHUNT」「家族はつらいよ」「容疑者Xの献身」の3作品は日本の人気作品のリメイク版で、原作ファンのブーイングを受けているという点でも共通点がある。

ジョン・ウー(呉宇森)監督がメガホンを取った「追捕 MANHUNT」が11月24日に公開されてから8日間で、興行収入が約1億元(約17億円)に達した。ただ、情報コミュニティーサイト・豆瓣での評価は4.7ポイントにとどまっており、興行収入も口コミも普通だった。「追捕」は、今年公開された俳優ホアン・レイ(黄磊)の初監督作品「家族はつらいよ(中国名:麻煩家族)」やアレック・スー(蘇有朋)がメガホンを握った「容疑者Xの献身」と同じく、日本の人気作品のリメイク版で、この3作品は原作ファンのブーイングを受けているという点でも共通点がある。北京青年報が伝えた。

■日本の作品を原作とする映画はほぼ全滅

近年、中国の映画・ドラマ市場では、日本の人気作品をリメイクするというのがブームになっている。人気俳優オウ・ハオ(欧豪)らが主演を務めた日本の小説家・片山恭一の「世界の中心で、愛をさけぶ」のリメイク版が2016年に、元韓流グループEXOのタオ(黄子韜)が出演した、推理作家・島田荘司の小説を映画化した中国版「夏、19歳の肖像」が今年、公開された。その他、今月22日には、チェン・カイコー(陳凱歌)監督がメガホンを握る、作家・夢枕獏氏の超人気歴史伝奇小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を映画化した「空海―KU-KAI―(中国名:妖猫伝)」が公開され、今月29日には、作家・東野圭吾の人気小説を映画化した中国版「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が公開される。報道によると、「秒速5センチメートル」、「ラブレター」、「源氏物語」など、日本の10作品以上の「中国版」も公開に向けて準備が着々と進められている。

すでに公開された日本の人気作品のリメイク版作品には、原作に忠実だった「家族はつらいよ」やリメイク版の「追捕」などがある。しかし、口コミを見ると、どれも酷評の嵐となっている。また、興行収入を見ると、「世界の中心で、愛をさけぶ」や「夏、19歳の肖像」などは約1000万元(1億7000万円)以下にとどまっている。

口コミも興行収入も伸びず、リメイク版を作ってはブーイングを浴び、業界関係者は、「日本の作品を原作とする映画を作るのは本当に難しい」と肩を落としている。

■日本の作品のリメイク版製作は諸刃の剣

実際には、日本、米国、または中国国内の作品であっても、人気小説などを映画化するのには、リスクとチャンスが共存している。リメイクは諸刃の剣で、メリットもあれば、デメリットもある。メリットは、原作がすでに名作でブランド化しており、リメイク版などを製作すると注目を受けやすく、オリジナル作品の制作と比べると宣伝コストを抑えることができる点だ。一方、デメリットは、原作が人気作品であるため、見る人はそれに対するイメージが強く、公平に判断するのが難しく、リメイク版に対する要求が高くなってしまう点だ。

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