世界で最も背の高い小学生?11歳で身長206センチ―中国

Record China / 2018年6月27日 9時40分

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四川省紙の成都商報は26日、「11歳で身長206センチメートル 楽山市に住むこの男の子は、全世界で最も背の高い小学生ではないのか」と題する記事を掲載した。

四川省紙の成都商報は26日、「11歳で身長206センチメートル 楽山市に住むこの男の子は、全世界で最も背の高い小学生ではないのか」と題する記事を掲載した。

記事は、男の子を宇(ユー)くんと紹介。四川省楽山市の小学校に通う6年生だ。同級生と談笑する姿を見ても、小学生に大人が混じっているように見えてしまう。いや、大人としても背が高い。まるでバスケットボールの選手のようだ。

「世界一」を集めた書籍として有名なのが「ギネス世界記録」、通称「ギネスブック」だ。同書を出版する英国のギネスワールドレコーズ社の中国法人である吉尼斯世界紀録諮詢(北京)有限公司によると、世界で背が最も高い男性青少年(18歳以下)の記録は、米国人のケビン・ブラッドフォードさんの215.9センチメートル。ブラッドフォードさんは1998年10月27日生まれで、2015年4月30日の計測時の記録だ。

ブラッドフォードさんはすでに、18歳を過ぎた。宇くんの現在の206センチメートルの身長が現状において世界一であるかどうかすぐには断定できない。宇くんの場合、本人がギネスブックにおける記載を申請することは認められないが、保護者が手続きをすることは可能。その場合、最終的にロンドンの本社が調査をした上で判断するという。

教室での宇くんの席が最後列であるのはやむを得ないところか。しかし授業に臨む姿は同級生と変わらない。先生の出す問題に真剣に応える。ただし、机と椅子は「特注品」だ。体格に合わないものを無理に使わせたのでは発育成長と視力にも影響が出るとの配慮で、すでに2回交換したという。

放課後はしばし、同級生と遊びたわむれる。初めて見ると、ひとりだけ巨人が入り込んだようだが、だれもがすっかり慣れてしまったようだ。皆の顔から屈託のない笑顔がこぼれる。

クラス担任の徐紅先生は、「入学してきた時のことを思い出します」と笑いながら説明した。「高学年の生徒が教室を間違えて入ってきたと思ったんですよ」という。現在ほどではないが、宇くんはすでに同級生よりも頭ひとつ分は背が高かったそうだ。宇くんにはすぐに、バスケットボールの姚明(ヤオ・ミン)選手をもじって「小姚明」というあだ名がついた。

宇くんの母方祖母の呉梅さんは、背の高さは「遺伝なのでしょう」と説明した。彼女自身の身長は175センチメートル。母方の祖父と宇くんの母親は190センチメートル以上。父親は180センチメートル以上、父方の祖父と祖母はいずれも170センチメートル以上だ。つまり、宇くんの背の高さには遺伝上の要因があり、さらに社会全体の経済成長により子どもの栄養状態が大幅に改善されたことも関係して祖父母や両親の世代よりさらに背が伸びたと推測できる。

背が高いということで、困ることはある。まず、頭をぶつけることが多いことだ。階段を下る時は要注意だ。頭を天井にぶつけやすい。バスに乗っても、天井近くにある手すりに頭をぶつける。今まで何度、痛い思いをしたか数えきれないという。

それよりつらいのは、「周囲の目」だった。宇くんが意識し始めたのは8歳のころで、外を歩いていると、自分が「化け物を見るような視線」にさらされていることに、悩むようになった。10歳の時、同級生に「背が高いと馬鹿みたいに見える」と言われた時にはひどく傷ついた。帰宅してから自分の部屋にこもり、泣き続けた。

しかし担任の徐先生は、「背が高かろうが低かろうが、やせていようが太っていようが、私たち教師にとっては、だれもがかわいい児童です」と断言する。宇くんについて「背が高い以外、普通の子です。良いところもあれば、悪いところもあります。いたずら好きですけど、勉強には真面目です」などと説明した。

現在の宇くんは、自分の背の高さについて、以前ほどは悩んでいないようだ。「もっと背が高くなりたいですか」との質問に対しては、「なりたいような、なりたくないような」と答えた。背が高くなりたいのは、ギネス記録を抜いてみたいと考えているからだ。これ以上背が高くなりたくないのは、外出したときに頭をぶつけるのがいやだからだ。

取材の際、祖母の呉梅さんは宇くんに「どんな風に育っても、それは自然現象なのだから、自分に自信を持たねば駄目だよ」と言い聞かせた。宇くんは「(自分に)自信は持っているさ。でも、自信がありすぎても駄目なんだ。わがままになってしまうから。つらいことがあっても謙虚な気持ちでがんばれば、最後は上手くいくんだ」と答えた。

持ち前の体格ゆえに、いろいろとつらい思いもして、それを乗り越えてきたからなのだろうか。宇くんは体だけでなく、心もひときわ大きく成長しているようだ。(翻訳・編集/如月隼人)

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