大雨去った四川省、住人発見マンションの外壁脱落・壁亀裂―専門家「地下部分で安全性に問題」

Record China / 2018年7月24日 9時20分

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6月末からの大雨が去った四川省彭州市の高層マンションで、外壁が脱落したり壁に亀裂が走っていたことが分かった。

中国人民広播電台(中国人民ラジオ)は20日、6月末からの大雨が去った四川省彭州市の高層マンションで、外壁が脱落したり壁に亀裂が走っていたことが分かったと伝えた。住人が発見したという。開発業者が専門家に鑑定してもらったところ、建物全体に問題はないが、駐車場として使われている地下部分には部分的に構造の問題が発生しており安全性に影響が出ているとの結論を示した。

四川省では6月下旬から大雨が続いた。多くの都市で道路の冠水や建物の浸水が発生し、一部地域では「100年に1度の水害」などと言われた。彭州市でも道路冠水や建物浸水が発生したが、同市錦繡尚城ある問題を起こしたマンションで、浸水などの被害は出ていなかった。

ところが大雨が過ぎてから、マンション住人は建物に数多くの異変が発生していることに気づいた。外壁が脱落して、レンガがむき出しになった壁があった。レンガには、長さが1、2メートトルで、幅が最大の部分で人の指が優に入る亀裂もあった。外壁がはがれ、その下のコンクリートに亀裂が走っている場所もあった。

壁がゆがんで大量の亀裂が発生し、窓枠が変形してガラスが湾曲した住居もある。特にひどいのは地下駐車場という。

同マンションを開発した成都百信投資実情は、地元当局の指示により、四川建築科学院の専門家にマンション建物の鑑定を依頼した。同社は鑑定結果が出る前に、入居者全員に1戸数当たり900元(約1万4800円)の「安心代」を支給した。

四川建築科学院は19日夜、建物全体の傾きは発生しておらず、壁の亀裂も構造部分に影響を及ぼしていないので、居住についての安全性には影響が出ていないとの調査結果を発表した。ただし、地下室部分では壁の亀裂が構造体に影響を与えているので、安全面に問題が及んでいるという。

彭州市当局は同問題を処理する専門チームを発足させた。建物の安全性の調査を改めて実施するのと同時に、開発業者、施工業者、設計業者に大雨の後に壁に亀裂が発生した原因を探らせ、事態の処理対策を立てさせる。また、自室での居住ができなくなった世帯もあるため、早急に対策を立てる必要があるという。(翻訳・編集/如月隼人)

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