立ち入り禁止の川で水遊び、上流ダム放水で2人流され行方不明=四川省

Record China / 2018年8月4日 18時0分

写真

四川省遂寧市の涪江にある過軍渡ダムが2日に放水を実施したところ、下流で水遊びをしていた女性と9歳の女の子が流れに巻き込まれて行方不明になった。川への立ち入りは禁止されていた。

中国メディアの封面新聞は3日、四川省遂寧市の涪江にある過軍渡ダムが2日に放水を実施したところ、下流で水遊びをしていた女性と9歳の女の子が流れに巻き込まれて行方不明になったと報じた。川への立ち入りは禁止されていた。

過軍渡ダムは大雨の影響で7月11日にも大規模な放水を実施した。ダム下流では泥などが押し流され、きれいな砂地や岩石が出現。インターネットで「中国のモルジブ」とも紹介され評判になり、遂寧市外からも大勢の人が訪れるようになった。水遊びをするだけでなく、水着姿でポーズを取って撮影に臨む女性もいた。

ダム下流には「自分の命を大切にし、一家の幸福を守るため」として「川に入って体を洗ったり泳いだりしないでください」との表示があり、係員が巡回して川に入らないよう呼び掛けているが、多くの人が無視して川で水遊びをしていた。

ダムが放水を決めたのは午後7時20分ごろだった。上流で大雨が降ったため必要と判断したという。ただし、すぐに放水したのではなく、30分後に放水すると警報を出した。それでも水遊びを続けていた人がいたという。

水流に巻き込まれた女性は、11歳の息子に連れて現場を訪れていた。川には知り合いの9歳の女の子がいたので、3人で遊んでいた。水量が急に増えだした時、女の子がまず押し流された。女性は救おうと向かったが、さらに大きな波に巻き込まれ、2人とも姿が見えなくなった。女性の息子は無事だったが、母親らの姿が見えなくなったので、しばらく茫然としていたという。近くにいた人が声をかけ、携帯電話を貸して父親に連絡させた。

通報を受けた警察が駆けつけて付近を捜索したが見つからず、暗くなったので作業をあきらめた。翌3日には陸上と水面上からだけでなく、フロッグマンを出動させての水中の捜索や、無人機を飛ばせての空からの捜索も行った。同日午後8時過ぎに発表された封面新聞の記事は、2人は現在も行方不明のままとした。(翻訳・編集/如月隼人)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング