中国で大ヒットのSF映画「さまよえる地球」、日本映画のパクリ疑惑に中国メディアが反論

Record China / 2019年2月17日 22時10分

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16日、茘枝新聞は、中国で大ヒットしているSF映画「さまよえる地球」が日本映画のパクリではないかとの疑惑に反論する記事を掲載した。写真は地球。

2019年2月16日、茘枝新聞は、中国で大ヒットしているSF映画「さまよえる地球」が日本映画のパクリではないかとの疑惑に反論する記事を掲載した。

「さまよえる地球」は、原題「流浪地球」というもので、旧正月に合わせて封切られ爆発的なヒットを記録。記事は「『ウルフ・オブ・ウォー2』(戦狼2)同様、興行収入50億元(約815億円)を超えるのも近いと言われている 」と紹介した。

この映画は、地球の終末が近づく中、地球ごと太陽系の外へ脱出するという画期的なテーマを描いたもの。記事は、この映画を観賞したという中国在住の日本人が「思ったより本格に創ってあって悪くない。政治的な違和感なく観賞できた。ストーリーもまずまずで映像も良い」と感想を述べたと紹介した。

一方で記事は、日本のネット上で「さまよえる地球」のオリジナル性に対して疑問の声が出ていると指摘。62年の「妖星ゴラス」を模倣したのではないかとの意見があるという。「妖星ゴラス」は、地球の6000倍もある妖星ゴラスが土星の方向から地球にめがけて進んでおり、衝突する恐れがあるため、衝突を避けるために南極にジェット噴射基地を作り、地球を動かして回避しようというストーリーで、「世界中の人の協力のもと、大きなエンジンを作って地球を動かし、危機を回避するという点は似ている」という。

記事は、「『さまよえる地球』は決して『妖星ゴラス』を模倣したものではない」と断言。その理由について、「『さまよえる地球』で地球が太陽系を離れる原因は、太陽膨張となっており、新たな恒星系を求めてさまよう100代2500年計画となっている。しかし、『妖星ゴラス』では地球が太陽系を離れるとはなっておらず、軌道を変えて衝突を避けるだけで、持続性を考慮していない」と違いを指摘した。

また、「木星の引力に引き寄せられるのを回避するため『木星に火をつける』計画は、『妖星ゴラス』にはないストーリーだ。特殊効果もすべて中国国内で作られており、日本だけでなく欧米とも何のかかわりもない」と主張した。

そして、「日本のネットが『さまよえる地球』はパクリではないかと疑っている点は、単に偶然似通った可能性が高く、劉慈欣(リウ・ツーシン、原作者)が『妖星ゴラス』上映の次の年に誕生しているため、このような偶然から憶測を呼んだのだろう」と結論した。(翻訳・編集/山中)

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