ドロドロ宮廷劇に続き、テレビから「時代劇ドラマ」が一斉消滅?国家主席夫人への“忖度”のうわさも

Record China / 2019年3月23日 11時10分

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22日、宮廷ドラマが社会に悪影響を及ぼすとして次々にテレビから締め出されたのに続き、来月から3カ月にわたってほとんど時代劇ドラマが表舞台から姿を消すことになりそうだという。写真は「如懿伝」より。

2019年3月22日、宮廷ドラマが「社会に悪影響を及ぼす」として次々とテレビから締め出されたのに続き、来月から3カ月にわたってほとんど時代劇ドラマが表舞台から姿を消すことになりそうだという。

中国の大手テレビ局の放送枠から、宮廷ドラマが消えたのは今年1月末のこと。日刊紙・北京日報が宮廷ドラマについて、「豪華や華美を強調することが、倹約の美徳に影響している」ことや、ドロドロの争いが「社会に悪影響を与える」ことなど、5つの問題点を指摘。これに続いて、昨年中国で大ヒットした「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」「如懿伝」 といったドラマがこぞって姿を消したもので、中国メディアを管理する国家新聞出版広播総局(広電総局)の指導が入ったものとみられている。

22日、広電総局の新たな規定により、今年4月~6月にかけてほとんどの時代劇ドラマが姿を消すとの話題が浮上した。内容は宮廷ドラマだけでなく、神話や伝記もの、ファンタジーや武侠など幅広いジャンルに及び、テレビだけでなくネット配信番組も対象になるという。

「限古令」と名付けられたこの新規定だが、現在配信中の人気ドラマ「東宮」は22日、動画配信サイトの「おすすめ作品」からタイトルが消えたことが確認されている。また、もともと今月27日から配信予定だった話題作「新白娘子伝奇」についても、動画サイト・愛奇芸(アイチーイー)が「配信スケジュールに変動が生じた」として22日、延期を発表している。

今年は中国の建国70周年を迎え、数多くの愛国をテーマにした映像作品が控えていることが、「限古令」発令の原因ではないかとの見方もある。また業界の一部からは、「如懿伝」のように皇后が政治に干渉する内容を、習近平国家主席の夫人・彭麗媛氏が不快に感じているとのうわさが、影響を及ぼしたのではないかとの声も上がっている。(Mathilda)

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