前代未聞!スイスに1万2000人の超大型中国人団体客=観光局は「天からの贈り物」、でも現地は「生活に支障きたす」と不満

Record China / 2019年5月14日 15時50分

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スイス紙、ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは12日、米国に本社を置く大手直販会社、ジュネス・グローバル社が先週から、1万2000人の中国人従業員を引き連れてスイスで超大型社員旅行を行っていると報じた。写真はスイスのルツェン駅。

スイス紙、ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは12日、米国に本社を置く大手直販会社、ジュネス・グローバル社が先週から、1万2000人の中国人従業員を引き連れてスイスで超大型社員旅行を行っていると報じた。13日、中国・環球時報が伝えた。

この1万2000人の団体客は6日間で、スイスのライン滝、アーレ峡谷、ティトリス山、ルツェルン湖などの観光地や、首都ベルンやチューリッヒといった都市をグループに分かれて訪れる予定だ。一行の旅費は、航空券代を除いても、宿泊費や食費、交通費、観光費用など合わせて計1400万スイスフラン(約15億円)に上るとみられている。

ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは、「一行のうち一部は10日の朝から観光を始めたが、どこへ行っても特別警官が秩序維持を行い、カフェやレストランに入るにも人数を分散しなければならない状況だった」などと伝えた。現地メディア・20 Minutenも、先週、団体客のうち4000人がルツェルン湖を訪れた際、現地で手配したツアーバスは合計95台にも及び、並ぶと1キロメートルを超える列になったことを報じたという。

また、ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは「今回の『スイス史上最大の団体旅行』のような大型団体客は、わが国のようなヨーロッパの小国にとって、とりわけ交通といった面で試練だと言える」としており、ネットユーザーからは「われわれ現地の人々の生活に支障をきたす『やりすぎた旅行』だ」という批判も上がっていると説明した。

一方で、スイスの旅行業界は「1万2000人の中国人はチューリッヒの神からの贈り物だ」と歓喜しているという。スイス紙、ターゲス・アンツァイガーによると、チューリッヒ観光局長は「スイスは運営体制が整っているので大型団体客が来ても問題もなく利益を出せる。レストランやホテルといった施設も、中国人が来ても何の問題もないと表明している」と話したという。

中国では、このニュースを新浪財経の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントが伝えると、ネットユーザーからは「スイスの人は『中国人に占拠される!』と思っただろうな」「こんな大勢の人がスイスのビザを取れるなんて、中国は強くなったものだ」などといった声が上がった。

また、「旅行ビジネスに関わる人以外は団体客を歓迎してないってことか」「中国国内でもこんな中国人団体客の大群を見たら気が滅入っちゃうよ」などといった指摘もあり、「旅行する人には自分は国を代表しているという自覚を持って、現地の習慣や法律を守ってほしい」というコメントには多くの共感が寄せられた。(翻訳・編集/岩谷)

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