5Gがやって来た!携帯電話は買い換えが必要か?―中国メディア

Record China / 2019年6月8日 21時40分

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中国工業・情報化部は6日、中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電に5G商用化の営業許可証を発行し、中国は5G商用化元年に突入した。資料写真。

中国工業・情報化部(省)は6日、中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電に5G商用化の営業許可証を発行し、中国は5G商用化元年に突入した。

5G商用化の許可証発行は私たちにとって何を意味するか。5Gの料金は高くなるか。4Gはどうなるか。携帯電話を買い換えなければだめか。

▽真っ先に「羽ばたく」のはどの分野か

5Gネットワークは超高速、低遅延とよく言われるが、実際にどれくらい快適なのか。結果が早くわかるとみられるのは次の分野だ。

(1)超高精細動画をたくさん楽しめる

5G時代には、720pや1080pの動画は人前に出せるものではなくなり、動画を見るなら4Kや8Kの超高精細動画ということになる。動画の画質も解像度も数倍向上し、毎日ビジュアルの世界を楽しめるようになる。

(2)自動運転が軽々と実現

自動運転には人工知能(AI)技術と大量のインターネットデータ採取が必要で、これがなければ正常に運行できない。5Gネットワークはデータを伝送するだけでなく、解析をサポートすることもでき、最終的に機械にデータの演算処理を完了させ、自動運転を実現させる。

(3)仮想現実が現実の中へ

5Gの超高速伝送は、仮想現実(VR)の映像体験をよりスムーズでリアルなものにするだけでなく、VRがより多くのシーンでのシミュレーションや応用に利用されるよう支援し、現実の生活、工業生産、スマート製造などで「完璧なバーチャル」が実現する。

このほかドローン、スマート製造、電力、医療、スマートシティなどの分野にも幅広く応用シーンが広がる。全体としていえることは、5Gのある暮らしにはさまざまな美しさがあるということだ。

▽携帯電話は買い換えが必要か

5Gネットワークを利用するなら、5G対応の携帯電話に買い換えなければならないのは確かだ。

喜ばしいことに、一連の5G端末がまもなくユーザーの前に姿を現す。華為技術(ファーウェイ)の「Mate20X」5Gモデル、サムスンの「S10」5Gモデル、小米の「Mix3」5Gモデル、OPPOの「Reno」5Gモデル、vivoの「NEX」5Gモデル、中興の「天機AXON10」などだ。

しかしこうした端末は価格が高く、1万元(1元は約15.7円)以上が「標準価格」だ。「Mate20X」5Gモデルの標準価格は1万2800元で最も高く、「Mix3」5Gモデルも1万1800元もする。

専門家は、「急がなくていい。通信キャリアの営業スポットにちょくちょくでかけて進展状況を見ることだ。来年3月になれば、5G端末の価格は約6千元になる。来年第4四半期には約2千元になり、なおかつ1万元クラス機の機能をほとんどカバーするようになる」とアドバイスする。

こんないい知らせもある。3Gから4Gへの移行でSIMカードを交換しなければならなかったのとは異なり、3大キャリアのこれまでの発表によれば、ユーザーはカードの交換と電話番号の変更をしなくても、5Gの高速インターネットや通話サービスを利用することができる。面倒なことはかなり省かれたという。

▽5Gで料金は上がるか

シンクタンク・賽迪智庫の無線電管理研究所の潘文所長は、「単に従来のフローによる料金という観点からみれば、比較的はっきりしていることは、5Gは4Gよりも料金が安くなるということだ。2Gから3Gへ、さらに4Gへと進化した過程を振り返ればすぐにわかることだ」と述べる

もちろん従来型のデータ通信量による料金計算は5G時代には行われなくなる。5Gネットワークの登場により、料金計算にはさまざまなケースが考えられるようになるからだ。これからはネットワークの用途の違いにより、規定の異なる標準で料金を計算するようになる。たとえばネットワークでのライブ配信やゲームをベースにした料金計算、スマートホームや高精細のライブ配信などの大容量通信量をベースにした料金計算などが考えられる。

全体として、どの人も通信料金は上がるが、その分、より高い価値を得られるようになるといえる。

▽5Gが定着すると、4Gはどうなるか

全国的に独自の5Gネットワークだけで一気に通信網をカバーするというのは困難な任務だ。そのため、4GLTE技術が完全に淘汰されることはないと言える。

実際、3GPPP(国際的な第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト)は4Gのニューバージョンを整え、次世代モバイルネットワーク時代の基幹とする。3GPPPは4GLTEアドバンスドPROも打ち出す予定で、キャリアの中にはこれを4.5Gとか4.5Proと呼ぶ人もいれば、「5Gへの進化形」とか「5Gプロジェクト」と呼ぶ人もいる。より早い速度、より高い信頼性、5Gとの互換性を保証するものだ。

なお低速の2Gネットワークがなくなるのは時間の問題だ。

▽4G携帯は使えなくなるのか

ネットユーザーの間から、「新しい携帯を買ったばかり。5G許可証発行で自分の4G携帯が使えなくなるのか、説明してほしい」といった声が上がる。

実際には使えなくなることはない。今の4G時代にもたくさんの2Gユーザーがいて、2G端末を使い続けているのと同じことになる。

5Gネットワークをいち早く体験したいと考える人以外は、引き続き現行の4G端末を利用でき、3大キャリアも引き続き4Gネットワークをしっかりサポートするという。

現在の4Gネットワークは高速で、5Gの高精細動画などの応用が十分に普及しないうちは、4Gネットワークがユーザーの日常的ニーズに十分に応えてくれる。(提供/人民網日本語版・編集KS)

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